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300億円

「文明、お金をコンテナに入れた

後一文字の命を狙うか

300億円を強奪される可能性がある」

「ああ、冷凍食品が金と分かったら

誰でもやるだろう」

文明は口を横にして笑った。


「一文字は気付いているのかしら?」

小妹が雪の顔を見て言うと雪は答えた。

「たぶん、気付いていないはず、

あの男は女を信じないくせに

 とことん男を信じるタイプなの」


「分かるような気がします。文明、警備を

出航まで付けると言ってください

 僕もその中に入ります」

「ああ、いいけど大丈夫か?

撃ちあいになるかも知れないぞ」


「はい」

亮は文明の問いに真剣な目で言った。

「ふう、また亮の冒険が始まった」

小妹が肩をすくめた。

「亮、天敵の一文字を命をかけて

護る必要なんか無いじゃない」


一文字の悪行のすべてを知り

雪はすっかり一文字に冷めていた。

それ以上に敵視していた。


亮は何も言わずに笑いそれは

一文字が殺されたところで

何も終わらない事を知っていたからだった。


「美咲さん、分かりました」

亮は美咲に電話をかけた

亮は一文字殺害を企てたのはNEL教団の男で

ロシアのマフィアに依頼した事を伝えた。

「NEL教団の誰?」


「ええ、FBIに依頼して調べてください」

「分かったわ・・・」

美咲がちょっと戸惑っているね。


「ブラウン捜査官にはこの前の事件が

あって依頼は難しいですね」

「え、ええ」

「分かりました、ワシントンのFBI本部に

フレイザー特別捜査官がいますので彼と

連絡を取りましょう」


「えっ!亮はFBIに知り合いがいるの?」

「ええ、ボストン時代の警察の

知り合いがFBIに行ったんです」

「そうだったの、知らなかったわ」

美咲は亮の人脈に声が出ないほど驚いていた


~~~~~~

「お久しぶりです、パティ」

亮は電話をかけた。

「あっ、亮」

パティはあまりにも突然の

亮の連絡に声も出なかった。


「元気でした?」

「ええ、元気よ。日本に帰って

もう1年以上になるのね」

「パティの事は色々聞いているよ。

それに皆さん元気ですか?」

「おかげさまで元気よ、それに亮の

お陰で楽しく仕事をしているわ」


「ところでフレイザーさんと連絡を取れますか?」

「もちろんよ、私の上司だもの」

「本当、一緒に仕事をしているんだ」

亮はパティを恨ましく思った。

「ええ、これも運命かもしれないわ」


「ちょっと二人にお願いが・・・」

「OK、ちょっと待って、今マークに代わるわ」

パティは亮に何かを頼まれそうでワクワク

としてフレイザーに電話を代わった。

「おお、亮か!」


電話の向こうのフレイザーの声は

懐かしさのあまり声が上ずっていた

「お久しぶりです」

「うんうん、どうした?」

「1つ調べて欲しい事があるんです」

亮はNEL教団の話をした。


「うん、分かった、すぐに調べる」

フレイザーは納得すると亮は状況を伝えた。

「すぐに、警察庁の原警視から連絡が

ありますのでよろしくお願いします」


「了解した。亮はやはりこの世界から

離れられないようだな」

「あはは、ただのおせっかいなだけです」

「そうか、そう言えばニューヨークでスチュアート

上院議員を助けたそうじゃないか」


「えっ、知っているんですか?」

「もちろんだ、ここは何処だと思っている?」

「FBIですね」

「うん、そう言えばパティが会いたがっていた。

今でも机の上に亮と一緒の写真飾ってあるぞ」


「そうですか」

亮はパティと二人で犯人を追い詰めた

時の事を思い出していた。

「亮!」

電話を代わったパティの声が聞こえた。


「は、はい」

「アメリカに来る事があったら今度は連絡して」

「はい、先月行った時は忙しかったのですみません、

スマフォも空港で落としてしまったし」


「うふふ、それも聞いているわ。

頭をキャリーケースにぶつけて

記憶を失ったんでしょう」


「ど、どうして知っているの?」

「ジェニファーに聞いたわ」

亮はジェニファーの名を聞いて

驚いて聞きなおした。


「ああ、ジェニファーに」

「従妹だし、同じFBIのジェニファーから

笑いながら連絡が有ったわ」

「ジェニファーのお姉さん、アンナの子供の話を

聞いたんだけど」


「ロバートと言う4歳の男の子がいるわ、

キンブリー博士の神経科学研究所にいるけど」

「神経科学研究所ね・・・」

亮はジェニファーの言った事がやはり

事実だった事が分かった。


「どうしたの?亮」

「いいえ、人間関係って繋がっているんだなと思って」

「そうね、元々私とローラが知り合いで

アンナがハーバード大で不妊治療を

受けたのも私が紹介したからなのよ」


「ロバートって・・・」

亮はロバートは自分の子だと

ジェニファーに聞いた事が気になっていた。


「なあに?」

「いいえ・・・近いうちにニューヨークに

行きます。その時に会いましょう」

「本当!楽しみ」

パティはこらえ切れない喜びで声を上げた。


~~~~~~

「美咲さん、フレイザー警視と連絡が

取れたので直ぐに電話をしてください」

「ありがとう亮。でもFBI本部に知り合いが

いるなんて知らなかったわ」

「実は・・・」

亮はボストン警察のフレイザー警視と

友人のパティがFBIに転職した


~~~~~~

美咲は亮との電話を切るとフレイザーに

電話をしてNEL教団が一文字になぞの

資金500億円を貸し付けた事、

日本で起きた教会での

麻薬販売そして連続官僚暗殺を話した。


「うん、ニューヨークのブラウン捜査官が

麻薬と殺し屋のエリックたちの捜査に

行ったのは知っている、そして日本の

捜査官を我々の手で射殺した事も」


「はい、とても複雑で大変な事件で

我々も手を焼いています」

「そうですね・・・」

フレイザーがしばらく考えて美咲に聞いた。


「ところで、亮とあなたの関係は?」

「大学の同級生です、それと亮は

警察庁の秘密捜査官です」


「わお、それはいい。わかりました

ニューヨークのFBIに内緒でお願いします。

私の方で調べてみましょう、我が友亮の為に」


「ありがとうございます」

美咲はフレイザーに感謝すると共に亮が

留学時代何をしていたか知りたくなっていた。


~~~~~~

「パティ、仕事だ。亮を手伝う」

フレイザーは真剣な顔をしてパティに向かって言った。

「分かりました」

「パティ、直ぐフィラデルフィアに向かう」

「了解」

パティは亮の為に仕事が出来る事が嬉しかった。


~~~~~~

「ねえ、あなた何者?」

美咲は電話で突然亮に聞いた。

「えっ?何者といわれても」

亮は突然美咲に聞かれて戸惑っていた

「フレイザー捜査官は何の手続きも無く

捜査協力を約束してくれたわ」


「良かったですね」

電話1本で捜査以来を受けるなんて

ありえない。美咲はそう思ったが

声には出せなかった。そして亮が

ラケット1本でピストルを持った

敵に向かって行った理由が分かった。

~~~~~~~

そこに雪のスマフォが鳴り一文字の

名前が浮かんでいた。

「亮どうしよう?」

雪が不安な顔をして亮の顔を見た

「出てください、明日一文字の行動が知りたいです」

「でも・・・」


「大丈夫です、病院で目が覚めて怖くなって

劉亮のところでかくまってもらって

今、警察情報がすべて手に入ったと

伝えてください。そうすれば一文字は雪さんを

優しく扱ってくれるはずです」

雪は亮を信じて一文字の電話を受けた。


「はい」

「何処にいる」

一文字は相変わらず高圧的な言い方だった

「劉さんの所で匿ってもらいました」

「そうか、警察に聞いたら店の経営者、

従業員全員が逮捕されたらしいから

 もう大丈夫だろう」


「はい、それで警察庁の裏情報を

全部手に入れました」

「よし!良くやった。今から会おう。ホテルにいる」

「分かりました、直ぐに向かいます」

雪が電話を切ると小妹に言った。


「小妹、雪さんに盗聴マイクを

持たせてあげてください」

「了解」

小妹は雪の指に指輪をはめた。

「えっ?」


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