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闇の指示

「西がロシア女と出来てしまって」

「ろ、ロシア女ですか?」

「うん、まったく馬鹿な男だ!

で300億円の現金を運び出すぞ」

「はい、では明日の13時に着く便で行きます」

「頼む」


~~~~~~~

「千野です」

千野は電話をかけた

「うん、どうした?」

「一文字がまだ生きていますが・・・」

「へんだな、一文字と雪が一緒の時に

殺せと指示したんだが」


「それで、西が辞めたそうです」

「ちょうど良かった、磯村と繋がっている

西が辞めればやり放題だ」

「一文字が300億円を香港から持ち出します」

「そうか、そう考えたか。欲の深い男だ。

税金を払えば安全に運べるのに。その欲深さが

仇になる」


「はい、明日香港へ行ってコンテナの手配をします」

「うん、一文字の始末は任せる」

千野は自分がこれからやる仕事に身震いをした。


~~~~~~

そこに小妹が来た。

「遅くなってごめん、マギーをマカオから

香港の病院に運んでいたから」

「それで、マギーの容態どうなの?」

一恵が心配そうに聞いた


「うん、大丈夫。虫垂炎の傷くらいだって」

「そう、良かった」

一恵がホッとした顔をすると雪も亮も笑った。

「小妹さん、私雪さんをお見舞いしたいわ」

美喜はライバルの美喜を心配していた。


「ありがとうございます」

小妹が頭を下げて礼を言った


「亮、まだ分からない事があるの」

小妹が首をかしげながら聞いた

「うん?」

亮が聞き返すと小妹が聞いた。


「一文字を殺しの依頼をしたのは誰?」

「もうそろそろ、仲直りした頃です」

亮はアイザックとイリアの話し合いが気になって

アイザックに電話をかけた。


「亮です」

「おお、亮か」

電話の向こうでは笑い声が聞こえていた

「上手く行っているようですね」


「ああ、ウォッカを2本を空にしたところだ」

「それは、良かった」

「亮、君に貰った薬、入手困難なものだそうだな

 医者が驚いていたよ」

「ええ」


「ありがとう、さっそく母親に投薬が

始まった。いくらだ金を払う」

「注射液が1回分で80万円12回分

飲み薬は3ヶ月分12万円卸値で良いですよ」


「972万円か・・・安いな。すぐに払うが

何故ほかの国で売らないんだ?」

「各国の薬品のメーカーとライセンス契約を

しなくてはならないんです。その為には

色々は話し合いをしなけれなならないので」


「なるほど・・・そうだ電話を代わってくれ」

電話を代わったイリヤは亮に何度も

何度も礼を言った。

「ありがとう、ありがとう、ありがとう・・・・」

を連呼していた。


そして、イリヤがニコライに

代わって礼を言うと

「ニコライ、聞きたい事があります?」

亮はまじめな声で聞いた

「なんだ?」


「香港で一文字と有森雪殺しを

依頼したのは誰ですか?」

ニコライは一瞬声が詰まった。

「それは・・・

どうしても知らなければならない事か?」


「はい、どうしても」

「分かった、アメリカのNEL教団の人間だ」

「えっ!それはキャンセルできますか?」

「ああ、実はさっき向こうからキャンセルがあった」

「それは良かった」

亮はホッとした。


「亮、本当にありがとう。

このお礼は私の命に代えても」

ニコライが言った。

「いいえ、あなたは兄弟二人が仲良くなるように

見守ってください」


「あ、ありがとう。亮。君は我々の家族だ!」

亮が電話を切ると小妹に向かって言った。

「小妹、頼んでいたアイザックのボディガード

解除してください」

亮は嬉しそうに笑った。


「了解」

亮はもしもの為に暗鬼の人間に

ローマに居るアイザックを守らせていた。

「雪さん、あなたは一文字と一緒に

命を狙われていたんですよ」


「えっ?誰に?」

雪は亮の言葉が信じられなかった。

「NEL教団の人間だ」

「私、命を狙われるような事をしていないわ」

「いいえ、1つだけ可能性があります。

あなたが警察から盗んだデータです」


「その事を知っているのは一文字だけのはずです」

雪はとても怖がっていた。

「たぶん、一文字が交渉をした相手です」

「それって・・・国会議員の手塚慎のはずです」

雪が答えた。


「やっぱり、一文字と手塚が繋がった」

雪が言ったことは亮が美咲と推理した通りだった。

「小妹、一文字の口座調べられるか?」

「ええ、おじいちゃんに頼めば、でも今日は

文明がいるからすぐに分かるわよね」


「あはは、口座名義人の名前を言ってくれ、亮」

亮が文明に言うと文明はすぐに口座を調べた。


「わお、亮一文字は今日3億ドルを

小切手で下ろしているそうだ」

「文明どうやって調べたんですか?」

一恵が不思議そうに聞いた。


「文明が経営している会社の中に銀行の

セキュリティ会社があるんだよね」

小妹が一恵に笑いながら話をした


「その小切手を日本にもって行くんですか?」

亮が文明に聞くと文明が首を横に振った。

「いや、3億ドルの小切手を日本で

換金したら税金がかかる、おそらく

闇両替商で現金化して冷凍

コンテナで運ぶつもりだろう」


「闇両替ですか?手数料はどれくらい?」

「6%だ、手数料は高いが税金よりは安い」

「文明よく知っていますね」

「うん、私がやっている」

亮は驚いて口を開けていた


「まさか、運び屋はやっていないでしょうね」

亮は厳しく言うと文明が笑った。

「それは、密輸の得意な海運屋が何社かある」


亮が文明に厳しく言うのは昔文明とやった仕事で

翔記と三人でニューヨークを逃げ回る

事件があったからだった。

「あはは、私はそんな小さな仕事はやらないよ」

文明は顔の前で手を振った


「文明、闇両替商は何処まで現金を運ぶんですか?」

「うん、おそらく港の冷凍コンテナだろう、

金額が大きいから警備をつけて

 指定されたところまで運ぶ」

「冷凍コンテナ?」

雪が文明に聞いた。


「ああ、お金を冷凍食品にして

運ぶと税関で捕まらない」

「ああそうか」

雪は手を打った。


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