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亮の目的

「ああ、私の人生なんだったんだろう」

雪は自分の人生を嘆いて涙を流した

「まだ、やり直せますよ」

雪は黙ってうなずいた。


「さあ、行きましょう」

「えっ、何処へ?」

「ちょっと、ドライブです」

亮は雪を車に乗せ高速道路に乗った


「飛行場へ行くの?」

「はい、仲間を迎えに」

40分ほどで香港空港に着くと亮は

7時過ぎの日本からの到着便を待った。


そこに一際目立つ女性がキャリーケースを

持って出てくると亮は声をかけた。

「お疲れ様、一恵さん」

「まさか、こっちに呼ばれると思わなかったわ」

「どうしても薬が欲しかったものですから」

「ええ」

雪は一恵の顔を見て会釈した。


「雪さん、こちら僕の仕事を

手伝ってくれている新村です」

「初めまして、新村一恵です」

一恵は前もって雪の情報を知っていたので

微笑んで雪に丁寧に挨拶をすると雪も

微笑んで挨拶をした。


「有森雪です。よろしく」

「さて薬を届けなくちゃ、その後食事をしましょう」

「はい」


車の中では一恵は一文字に

ニューヨークで殺されそうになった事を

雪に話すと雪は次第に心を開き

冗談を言うようになった。


亮はアイザック達が待っている

ホテルの部屋に行った

「アイザック、これが薬です」

「ありがとう、亮」

アイザックが礼を言った。


「いいえ、早くローマに届けてください、

処方はすべて書いてあります」

「ありがとうございます」

ニコライは潤んだ目で

亮の手を握って礼を言った。

「アイザック、兄弟でお母さんを囲んで

三人で話し合ってください。

 いや、四人かな?」

「ん?」


アイザックが不思議そうな顔をしていると

亮が小声で話した。

「アイザック、ニコライは

お母さんを愛しているようです」

亮はアイザックの耳元で話した

「ああ、なるほどね」

アイザックは亮の肩を叩いて笑った。


ニコライはすぐにイリヤに電話をかけて

事情を説明した。イリヤは疑りながらも

アイザックと話をする事を承諾した

「今からならローマ行きの飛行機に乗れます」

亮は飛行場で出発便を確認していた。


「分かった。すぐに準備する」

アイザックが言うと亮がアイザックの

肩を叩いた。

「アイザック!」

亮はピルケースを出し錠剤を

一錠アイザックに渡した


「飲んでください」

アイザックは錠剤を口に入れると

亮は水を入れたコップを渡した

「なんだこれは?」

「媚薬です」

「媚薬?」

「はい」

亮が笑うとアイザックも大声で笑った。


「亮、イリヤの件が片付いたらまた会おう、

恩を返さなくてはいけないからな」

「もちろんです、気をつけて」

亮とアイザックが握手をすると二人の間には

強い友情が生まれた事が分かった

亮はニコライと握手をして部屋を出て行った。


~~~~~

「アイザック、1つ聞かせてくれ」

ニコライが聞いた。

「うん?」

「あの亮と言う人物は何者だ?」


「わからん、でも俺が最も信用できる友人だ」

「團亮か・・・イリヤの友達にもなって欲しい」

「もちろんだ、俺とイリヤは双子だぞ、ニコライ」

アイザックはイリヤと早く会って話がしたかった。


~~~~~~

亮は一恵と雪と香港島の夜景が見える

西九龍にあるICCビルの102階の天龍軒に入った。

「さて香港の夜景を楽しめるレストランです」

「素敵!」

雪は体と味で香港を味わった。


「終わったわね。亮」

雪は亮のすっきりした顔を見ていた。

そこに、文明と美喜が来た。

「お疲れ様だったな」

文明がアイザックの問題を解決した事に

満足をしていた。


「でも昨日マギーが撃たれて怪我をしました。

僕が油断さえしていなければ」

亮はマギーには気の毒な事をしたと思っていた


「それで容態は?」

「今日マカオの病院から香港の病院へ

転院しています」


「そうかよかったな。でも亮、気をつけろよ

お前が死んだら残された人間は絶望するぞ」

「もちろん、まだやる事があるので死ねません」


「やりたい事?」

亮はみんなを目の前にして自分の目的を

話した。


「はい、僕は地球温暖化を

防ごうと思っています」

「それって、世界規模で

動かなければならないだろう」

「そうです、世界規模で動きます」

亮は自信を持って言った


「文明、この仕事はビジネスにもなります」

「本当か?」

「はい」

亮はそのプランを書いたファイルを文明とみんなに

渡した。ファイルを見た文明は


「亮、これって本当に出来るのか?」

「はい、これが僕が受けた天命だと思います。

協力してくれますか文明、兄さん」


「当たり前だ!お前は俺の弟だ、

お前のためならどんな協力も惜しまない」

「ありがとうございます」

二人は強く握手をした。


「ねえ、亮。どうして文明さんと

兄弟なんですか?」

雪は不思議になって日本語で聞いた。


「それは、我々は桃源の誓をしたからだ。

セントラルパークでな」

文明は日本語で答えた。

「文明日本語で話している・・・・」

亮が唖然としていると


「あはは、亮のお姉さん千沙子さんと

コミュニケーションをとりたくてね。

日本語の勉強をしている」

亮は照れながら話す文明が本気で

姉の千沙子を好きな事が嬉しかった


~~~~~~~

ホテルの部屋で一文字がストレート

ホールディング社長の磯村と

電話で話をしていた。

「西が辞めた」

「えっ、どうしたんですか?」

「ロシア女にほだされて結婚するそうだ」

「それで西君はこれからどうするのでしょう?」


「わからん、とりあえず島崎に後は任せよう」

「分かりました」

「こっちの事務所を片付けたら帰る事にする、

警察の方はどうだ?」

「はい、日坂の件はすべて弁護士に

任せていますので大丈夫でしょう」

「分かった」


一文字が磯村との電話を切ると千野に電話をかけた

「あっ、会長」

千野は驚いたように返事を返した。

「どうした?」


「いいえ、今の時間お楽しみかと思いまして」

千野は動揺をしていた。

「いや、昨日アヘンを吸ったあと

病院に入れられて予定が狂った」


「どうしたんですか?会長がそんな遊びをして」

「雪がそろそろうざったくなってきたんで

、麻薬漬にして始末しようと思ったんだ」

「なるほど、でも雪は警察のデータを

取っているんですか?」


「うん、昨日聞いたらもう少しと

言っていたが、それは嘘だな

 もうすでに手に入っているはずだ」

「なるほど、雪は会長と取引をしようと

しているんですね」


「うん、それと西が突然辞めたので

すぐにこっちに来てくれ」

「はい、どうしたんですか急に?」


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