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泳げません!

横になってリフティングをしている亮の前に

大きな胸を揺らしたマギーが立っていた。

「おはようマギー」

「昨日、文明から電話があって

今日の午後ミーティングがしたいそうよ」


「了解、後で文明に電話をする」

マギーはニッコリと笑うと横になっている亮にキスをした

「マ、マギー」

亮は慌ててマギーから離れた。


「いいじゃない、私だって寂しいんだから」

「私だって?・・・それって盗聴していたのか?」

「うふふ、内緒」

マギーは笑いながら他のトレーニングマシンへ行った


~~~~~~

そこへ倉沢奈々子から亮に電話があった

「亮、白尾尚子さんが帰国するそうよ」

「えっ!」

亮は自分に連絡なしで帰国する事が気になっていた。


「私、白尾さんがアイドルだった時、レコード

会社は違っていたんだけど、現場で良く会って

連絡先を交換していたの、そしたら昨日連絡が

有って、来週帰国するそうよ」


「ああ、白尾さんに倉沢さんの話をしてあったから」

「そう、じゃあ本格的に動いていいのね」

「はい」

「スタッフが集まったら、会社の運営計画を立てて

ください」

「はい、頑張ります。気を付けて帰ってください」


~~~~~~~

亮は尚子に電話を掛けた。

「亮です」

「ああ、亮」

「どうしたんですか?」

「うん、周りがうるさくて日本に帰る」


「どうして僕に連絡をしないで倉沢さんに?」

「ごめん、ロイに聞いたら亮は香港に

居るって聞いたから」

「分かりました。僕も後二、三日で帰ります」


「東京の住まいは僕の住んでいたマンションが

有りますのでそちらに住んでください」

「ありがとう」


「それから銀座に芸能プロダクション用の

事務所を用意しましたので」

「本当!早く見たい」

「はい」

「気を付けてね」


~~~~~~~

亮がジムから戻ると

雪はシャワーから出てきた

「おはようございます」

亮が雪に挨拶をすると雪は驚いて返事をした


「目が覚めたら居なくなっているから

帰ってしまったかと思ったわ」

「いいえ、ホテルのジムでトレーニングをしていました」

「良かった」

雪はホッとして微笑んだ


~~~~~~

ダイニングで朝食を取って亮が話をした。

「雪さんこの後、香港に送っていきますね」

「ありがとう、亮」

「私たち今日でお別れ?」

「いいえ、呼んでくれればいつでも」

亮は雪から聞き出す事がたくさんあった。


「良かった、後で話したい事があるの」

雪は自分の犯した罪を亮に言いたかった

「今日は仕事があるので明日に

なってしまいますが、短い話なら」


「ううん、ゆっくり話したいから明日まで待つわ」

「わかりました」

「稼いだお金は彼に内緒で

明日はお買い物したいわ」


「あはは、わかりました」

「そうだ、これ預かってくれる?」

雪はピンクのカメラケースに入った

デジタルカメラを亮に渡した


「えっ?」

「うふふ、カメラの中身を彼に見られるのが嫌だから」

「わかりました。明日までお預かりします」

「じゃあ、明日楽しみにしているわ」


~~~~~~

亮は雪を香港のセントラルに送り届けると

ユニオンチャイナグループの本社ビルに向い

25階行くと文明が待っていた

「やあお疲れ様」

文明が亮とがっちり握手をした


「昨日儲けたらしいな」

「たまたまです」

「うん、それで小妹から聞いた話だが

今夜マカオでロシアの

高官とポーカーをやるそうだな」

「ええ、接待ポーカーです」

「まったくお前は凄いよ!今日今から

ここに来るのもロシアの

ユーリ・ロマノフと言う高官だ」

文明がそう言って亮の顔を見た


「文明、正直に言うと」

亮は一文字とアイザックと殺し屋の

複雑な関係を話したすると文明は腕を組んだ。

「うーん複雑だな、ユーリ・ロマノフと

ここで会ってはまずい帰った方がいいな」


「はい、ユーリ・ロマノフの血液型と

生年月日をわかりますか?」

「ああ、あるぞ」

文明は紙を亮に渡した。

「ありがとうございます」

「どうするんだ?」


「これがあれば性格判断が出来るので、

ゲームがやりやすいです」

「なるほど、亮は占いもやるのか?」

「ええまあ、けっこう当りますよ」

「まったく器用な奴だ!」


「では、今から趙統領に会ってきます」

「うん、明日の夜一緒に食事でもしよう」

「はい、わかりました。その時また報告をします」

「うん」


亮は文明に挨拶をしてユニオンチャイナ

グループを出ると1階のホールで

マギーが待っていた

「お疲れ様マギー、小妹は?」

「趙統領のところに先に行っています」


「了解」

亮はマギーを乗せベンツで

セントラルから九龍に向かった

「この車いいなあ」

亮は運転しながら満足げに言った

「誰のですか?」

「小妹のお父さんの車だろう。金持ちだ」


「亮のお父様もお金持ちではないですか」

「祖父がお金持ちだったからね」

「そうですか・・・」

「僕はおじいちゃん子で夏休みは軽井沢の

別荘で一日中勉強をさせられていたんだ」


「遊べなかったんですか?」

「勉強が遊びだったかな、でもお昼休みには

手裏剣代わりにCDで的を当てていた」

「亮の得意技ね、

あれがもう少し重かったら殺人技よ」

「おいおい、止めてくれ。人なんか殺せないよ」

「でも、いざとなったら人を殺すくらいの

気持ちがないと家族を守れないわよ」


「わかっている」

「亮の為にナイフとピストルはいつも持っていますから

 いつでも申し付けください」

「うん、ありがとう。そうだ後で糖朝でスイーツを食べよう」

「うふふ、うれしい。亮は完璧ねスーパーマンみたい」

マギーは無邪気に笑っていた


「あっ、そうだ。誰にも言っていな事があるんだ」

「なに?」

「僕は泳げないんだ」

「えっ、泳げない」

マギーはあまりの驚きに声が出なかった


「祖父に海は危険だから泳ぐなと言われ

続けて水が怖くなってしまったんです」

「じゃあプールでも?」

「100メートルがやっとです」

「うふふ」

亮が眉を落とすとマギーは

笑いをこらえられなかった


「お陰で大学時代、ある女性に海に

誘われて断るしかなかった」

「それでどうなったの?」

「振られた」

「あはは」


マギーは車のシートで反っくり返って大笑いをした

「ひょっとして爆弾を抱えて川に飛び込んだ時?」

「ええ、川に飛び込んだ時、気が動転して

爆弾の爆発を止められなかった、

みんなに内緒です」


「わかりました、二人だけの秘密にしましょう」

マギーはスーパーマンと思っていた

亮に意外な弱点が有ったので愛おしく思った

「頼みます!」

亮は真剣な顔をして言った


~~~~~~

趙剛の屋敷に着いた二人は奥の部屋に通され

そこに小妹と美喜と趙剛がお茶を飲んでいた

「亮」

美喜と小妹が笑って手を振った。

「おはようございます。統領」

亮は手を合わせて挨拶しマギーもそれに従った。


「統領お話が」

マギーがいきなり話しかけた

「何だマギー」

「は、はい」

「いい難い事か?」

「はい」


「かまわん、亮は私達の家族だ気にせずに話せ」

「はい、実は私。暗鬼を辞めたいのです」

「何!」

趙剛の顔が険しくなった


「理由は?」

「もう人殺しはしたくないのです」

「うん・・・」


趙剛が考え込んでいるとマギーは

覚悟を決めて言った

「孤児の私をここまで育ててくれた事は感謝します。

でも私はもう人を殺せません」

「それで、どうするつもりだ」

「はい、生涯」


マギーは亮たちの四人の顔を見た

「團亮に仕えたいのです」

亮と趙剛と小妹と美喜は驚いた顔でマギーを見た

「あはは」

趙剛は大声を上げて笑い、

急に真剣な顔になってマギーを睨んだ


「マギー今言った事に間違いないな」

「はい、間違いありません」

「マギーお前は生涯暗鬼は辞められない」

「えっ」

マギーが肩を落とした。


「ただし、新しい任務だ。

命を賭けて亮の命を守れ」

「はい」

マギーは手を合わせ趙剛に頭を下げた。

「マギー、もう私はお前に一切命令も

しないし私に報告もしなくていい」

亮は目のまで勝手に決められて

どうしていいか分からなかった。


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