表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/5

魔術師の杖について

ファンタジー世界に欠かせない魔術師/魔法使いの武器である杖。

ワンドとかスティックなどと呼ばれていますが、本来の意味と起源について見てみましょう。


           さまざまな種類とサイズがある魔術師の杖

   挿絵(By みてみん)


【ワンド】 語源。中期英語の wand、wond から。古期ノルウェー語の vǫndr(「スイッチ、小枝」)から。ゲルマン祖語の *wanduz(「棒」)から。インド・ヨーロッパ祖語の *wendʰ-(「回す、ねじる、巻く、編む」)から。


【スタッフ】 語源= 中期英語の staf は「棒または棍棒」。特に長さが 5 フィートまたは 6 フィートで手に持つもの、古期英語の stæf (複数形は stafas) から来ており、「()()()()()()、運ぶのに使う丈夫な棒、()()()()()使()()()」を意味し、おそらく元々は *stæb で、ゲルマン祖語の *stab- から来ている (古期サクソン語の staf、古期ノルウェー語の stafr、デンマーク語の stav、古期フリジア語の stef、中期低地ドイツ語と中期オランダ語の staf、古期高ドイツ語の stab、ドイツ語の Stab、ゴート語の *stafs「要素」、中期オランダ語の stapel「柱、土台」の語源でもある)。


【ロッド】 特定のサイトなどでは、魔術師/魔法使いの杖を次の3種類に分けて紹介しているのもあります。

スタッフ(両手で使う:長さ150~180cm)。ロッド(片手で使う:30~80cm)>ワンド(片手で使う:30cm以下)。しかし、筆者が英語で検索した限りでは、魔術師/魔法使いの杖は、ワンドとスタッフしか見当たらなかったので、ここではワンドとスタッフだけについて記述します。


【魔術師/魔法使いが杖を使う理由】

魔女や魔法使いが魔力を集中させて使うことにより、高度な魔術を発揮できる。

ほとんどの呪文は杖の助けを必要とするが、無くても使える場合もある。 しかし杖無しの魔術は非常に難しく、高い集中力と不可能に近い技能が必要であるため、ほんの一握りの強力な魔法使いしか使いこなせない。(ハリーポッターWikiより引用)


【魔術師/魔法使いの杖の起源】

● 杖は紀元前より、権威の象徴であり、ギリシャ主神ゼウスも、英雄アガメムノンも、王杖を持っていた。

カソリックの司教は司教杖、聖公会の主教はパストラルスタッフ、正教会の主教はジェズルを持って高位聖職者の象徴としている。

その一方、農民ワンドとしての象徴でもあり、これは杖が本来は農具だった事に由来する。

杖は西欧の日用品であり、魔法使いも農民も聖職者も学者も貴族王族もみんなが使ってた。(Yahoo知恵袋より引用)


● 紀元前 600 年、ギリシャのミトゥスのタレス(紀元前624年頃 – 紀元前546年頃)が「本物の自然魔法」を発見した。

 それは、琥珀(こはく)を羊毛でこすると、琥珀が(わら)を引き寄せるという現象だった。

 その後、数世紀が過ぎて、羊毛を琥珀でこすると羊毛が電気的に帯電し、羊毛と藁が互いに引き合うことがわかった。「電気」と「電気的」という言葉が、ギリシャ語で「琥珀」を意味する「electron」に起源を持っているのはそのため。

 厚く、やや硬く、やや粘着性のある琥珀を、たとえば棒や木の棒の上に置き (人が琥珀に直接触れないように注意して)、羊毛でこすると、ガラスの棒は電気的に帯電し、小さな紙片などの小さな物体を引き寄せる。

 こうしして古代の人は「魔法の杖」を発見した。


 また、鉄やニッケルなどの磁性を持つ金属でできた金属のスティックに雷が当たると、その金属スティックは自然の磁石になり、特定の金属物体を引き寄せる。その特定の種類の金属棒は磁化されるが、これは科学がまだ未発達だった古代人には理解されなかった。こうした金属製のスティックは人々に「魔法の杖」として知られるようになった。(Quouraより引用)


【スタッフとワンドの違い】

魔術師/魔法使いの杖には、ワンドとスタッフの2種類があります。

「ワンド」は、ハリーポッターなどが使う短い棒。「スタッフ」はロード・オブ・ザ・リングでガンダルフなどが使っている長い杖です。


なぜ、長いスタッフを魔術師が使うのかというと、長い杖はリーチがあるため。つまり、近接戦の場合、魔法を使う時間などなく、目の前に剣をふるって来る敵と戦うためには、攻撃と防御の両方に適した長い杖を使うというわけですね。ロード・オブ・ザ・リングを観られた方はよく知っているように、ガンダルフはたびたび戦いでスタッフを使って敵を倒しています。

つまり、長い杖は、ハリーポッターのような短い杖で敵の目を突き刺すよりもはるかに効果的なのです。それに、剣や槍などの武器を持って度をしてると、特定の中世の時代や国ではトラブルに巻き込まれる可能性があるのでそれを避ける意味もあります。


 また、魔法を使うときに杖が金属であると問題が生じる場合があります。金属は避雷針の役割を果たしますため、魔法使いは金属製の剣を使用しません。その理由で魔術師が使う杖は、金属製ではなく木製なのです。

 そのほか、スタッフはステータス シンボルにもなります。短いワンドだと、「わあ、あのワンドを見て! あれは火の海のヘラスに違いない!」と思わせることはほとんどないでしょう。

 スタッフは (魔法使いが常に頭上に持ち上げていなくても) 人々は彼(魔術師)がスタッフを持っていることが周囲の者に見えているからです。M6ライフルを携行している兵士と、ずっとグロック拳銃を手にしている兵士は、見た者にあたえる効果がまったく異なるのと同じです。(Quouraより引用)


以上、何らかの参考にしていただければ嬉しいです。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ