勇者成長、魔法創造の行く先。
ゴリラがやっとアカウントにログイン出来るようになったので、あいつ新しいシリーズ投稿し始めました。
ちゃんと自分のことゴリラって書いてて笑った。
魔法の練習を始めて数週間が経った。
だいぶ魔力も上がってきたことだし、そろそろ魔法を開発しようと思う。
いやー、ここまで魔力を上げるの大変だった。
使い切るといっても魔力が高くなってくると、使い切るだけの魔法を放つだけでここら一帯消し炭になりかねないし、どう使い切るかが難しかった。
そこで思いついたのがまず普通に魔法を放って、それからその魔法と対になる魔法を放つという方法だ。
これなら相反する二つの魔法が打ち消し合うので、周りの被害を抑えて魔法を練習が出来る。
出来るんだけど、実はこの前失敗してしまったのだ。
幸い周辺への被害はそこまで大きくなかったんだけど、その時の様子を父さんに見られたんだよね。
ヤバい、と思ったのだが父さんは自分の目を数度擦った後「俺、疲れてんのかな……」って言いながら自室に戻っていった。
あの後どうなったのかは知らないけど、なにも言ってこないってことはなんとかなったのだろう。
ということでやって参りました! 三分魔法メイキングのコーナー!!
うん? どうやって魔法をメイキングするのかって??
それはだね、ちょいちょいっと想像するだけで簡単にできちゃうのだ!
いやね、普通の人には無理なんだろうけど僕には”魔法創造”があるから、思い浮かべるだけで術式が創られていって、物にもよるけどだいたい10分ぐらいで新しい魔法が創れちゃうのだ。
なんてったって僕は(以下略)だからね!
そこでどんな魔法創ろうかなーって考えてたら、なんと火系統の魔法が得意ってことが鑑定によりわかっちゃいましたー。
わー、ぱちぱち。
まぁ火を使えると言っても、僕は某海賊みたいに父さんの悪口いわれても「取り消せよ」とか言って切れたりはしないけどね。
ちなみに魔法の属性としては火、水、風、土、雷、闇、光の基本属性に加えて、木や氷などの種族固有の属性や伝説上の時や空間などがある。
なんと僕はその全てが使えちゃいます。ドン!!
なんたって僕は(略)だからね!
そんなことはさておき、まずは火系統上級魔法の獄炎魔法でなにか魔法が作れないだろうか。
この獄炎魔法は威力が高く、複数の敵に大ダメージを与えられる魔法なので、そこを伸ばしていこうかな。
そうと決まれば早速実行。
まず、獄炎魔法の獄炎弾の魔法を構築する。
その上に複製魔法という魔法の数を増やす魔法の術式を構築していく。
最後に射線誘導という自動追尾の魔法の術式を構築すれば完成だ。
その名も-獄炎殲滅弾-だ!
いやー、我ながら素晴らしい魔法を創ってしまった。
早く実戦で試してみたいものだ。
……そういえば、家には穀潰し兼サンドバッグのゴミフレッドがいたじゃないか!
存在感が薄過ぎて忘れるところだったよ。
今からでもカスフレッドにこのー獄炎殲滅弾ーをおみまいしに行ってやろうか。
……いや、止めとこう。
あいつにはもっと強い魔法をぶつけたいからな。
ということでまたやって来ました3分魔法メイキングのコーナー!
今回は複合魔法をメイキングしていきたいと思います。
うん? さっきのも複合魔法じゃないのかって??
それはだね、まず複合魔法ってのは異なる属性の魔法を組み合わさっている物のことを言うんだ。
そしてさっきの魔法使った複製魔法と射線誘導には属性が無い、まぁ強いて属性をつけるなら無属性ってところかな。
つまりさっきの魔法には異なる属性の魔法が組み合わさっていないことになる。
だから複合魔法じゃないってわけ。
それで本題に戻るんだけど、複合魔法は二つ以上の異なる属性を使う性質上、どうしても術式を構築するのが難しく、相性の良い魔法でなければ良くて威力の半減、最悪の場合には術式が暴走してドカンなんてこともある危険な魔法だ。
その分威力は申し分ないけどね。
なので今回は火系統と土系統の魔法を使おうと思う。
火と土は相性がよく、お互いの弱点属性を打ち消してくれるので複合魔法には持って来いの組み合わせだ。
ちなみに属性の相性は、火は水に弱く、水は土に弱く、土は風に弱く、風は火に弱いという風になっている。
でもこれは基本的な弱点なのでほかにも弱点はあったりする。
そして雷は弱点が少なく使い勝手がいいので、多くの人に好まれている属性である。
また上位属性である闇と光はお互いが弱点になりうる可能性があり、最上位属性である時と空間には弱点がないとされている。
それはそれとして、早速魔法を創っていこう!
今回のコンセプトは全てを破壊する高威力かつ広範囲の魔法にしようと思う。
なのでまずは獄炎魔法の獄炎流の術式を構築する。
そこに絡めるように地砕魔法の地砕流の術式を構築していく。
ちなみに地砕魔法って言うのは土系統の最上級魔法だ。
そして最後に威力増強の術式を構築したら完成だ。
てってれ~、上級複合魔法ー獄炎破壊地砕流ー。
これまた素晴らしい魔法を創ってしまった…。
しかもこれ、一度創った魔法は無詠唱でも発動可能というメインディッシュ並みのおまけが付いてくるのだ。
魔法創造、唯一の弱点としては魔力をかなり消費するってとこかな。
現に今も魔力切れだ。
まぁ、これもコツコツ創っていくしかないかな。