「1人ぼっちな訳じゃない」
ボール遊びに興じる群れを避け
パーティーの賑わいから逃れ
ようやく帰ってこれた僕の家
待機してくれた焦げ茶のヨークシャー・テリアは
僕の唯一の友達ということで
1人ぼっちにちなんで、「ポチ」とつけた
センスなくてごめんねポチ
繋がる気なんて毛頭なくてさ
手招きしてる猿たちは全部追い払ったよ
一端の一匹狼気取りながらさ
友達なんて作らなかった
1人ぼっちが過ぎる時には
ポチの横で携帯ポチポチすれば充分だから
そんな僕のちょっとした日課は
平凡な日常を書き残したり
ありもしない空想を文章にしたりとか
ポツンと浮かんだ言葉を殴り書き
真っ白な紙じゃなくてもいい
少しでも余白があれば充分さ
それを風船にくくりつけ
行くままに飛ばすのさ
僕の出来事、妄想、イタすぎるポエムとか
ただの言葉の羅列としか見られなかったとしても
遠くに届くように
あの山すらも超え
海をも渡り
僕が知ることもない町に住む”あなた”に
いつか届くように
”あなた”が共有してくれると嬉しいけどな
僕は込めるよ
なけなしの言葉で
ちっぽけな見聞録を
稚拙な情景描写で
ありもしない物語を
風船がなくなる その時が来たら
宛て名のない手紙を 君の首輪に括りつけるから
誰でもない"誰か"に届けてくれよ
返事は求めたりしないよ
君のことを飼ってくれる人に見つかるといいね
それが”あなた”であることを願う
そして僕は思い知るんだ
やっぱり僕は求めてたんだ
繋がりを




