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『 前衛魔の歩む道 』  作者: きあら3
- 第壱章 Welcome! -
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第壱話 - ようこそ。Freedom Soul Onlineへ -

「おはよ~。」


「あ!おはよう!お兄ちゃん!」




今日は確か義妹と一緒にFSOをする日だったな。


そんなに瞳をキラキラさせて上目遣いをしなくてもいいってば。


その笑顔なら男を瞬殺(萌え)できるだろうなぁ・・・と思いながら朝御飯を机に置く。




「お兄ちゃん。いつFSOする?」


「そうだね・・・。朝御飯終わったらすぐに準備するよ。」


「わかった!早く食べて一緒にゲームしよ!」


「あはは。待てって。そんなに焦って食べなくても。」




既に昨日のうちにFSOをインストールし、VRシステムをセッティングしている。


VRシステムとは、VRゲームをするのに不可欠な装置でいわばコントローラのようなものだ。


頭に装着し、脳波を読み取ることによって操作することができる。


最近の科学の進歩は凄まじいな、と思いながら朝食を食べた。











▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲











「さて・・・と。」




食事が終わり、紗希は紗希の部屋に、僕は自分の部屋に行き、FSOを起動する。


VRシステムを頭に付け、そのままベットに横たわる。すると睡眠誘導が始まった。


いつも思うがなんだかはっきりとした夢を見ている感覚である。


そのままリラックスをし、眠ると視界が広がり、オープニングが始まった。




「長い。飛ばすか。」




一部ゲーマーからぶん殴られるような事をし、オープニングをキャンセル。


そのままキャラクターメイキングの画面に入った。




『Freedom Soul Online 内で使用する名前を入れてください』


「うーん名前ねぇ・・・。Hayateでもいいけどなんかマイナーだしなぁ・・・。」




折角自分自身の分身を作るのだ。悔いの残らないような名前にしたい。


うー・・・ん。颯の風の部分を使ってみるかなぁ。


風を英訳するとWind・・・。それだけじゃぁしっくりこないから複数形にしてっと・・・。


そして、名前の欄に『Winds(ウィンズ)』と入力し、決定した。


次に、キャラクターの容姿設定と種族設定だが、現実とそっくりそのまま、というわけではないがゲーム内で多少の自動修正されて使われているらしい。


眉毛、目つき、口元、耳、髪などの微妙な設定も一応可能だ。


種族もなぜかたくさんあるが、紹介はまた今度という事にしよう。種族によって初期のステータスは変わりないとの事。変わるのは見た目だけだそうな。


たとえばエルフにしたら耳が長くなったり、猫人にしたら耳としっぽがついたりなど…。僕は人間にするけどね。


僕の容姿はどっちかというと中性的だ。髪が短い状態でそう言われているのだから伸ばしたりしたら、自分で言うのもなんだが、間違いなく美少女(?)と思われてしまうぐらいに。


今年、学校でコスプレ喫茶店をしたのだが、なぜか猫耳メイド服を着せられ女子にキャアキャア言われたのはちょっとした黒歴史だ。


それはそうと。


折角ゲームの世界なのだからランダム設定にしてみよう。


そのまま容姿の設定を終える。すると




『使いたいスキルを10つ選んでください。ゲーム中、選択のやり直しは出来ません。』




「なるほど。ここで選んだスキルがゲームで最初のスキルになるわけか。」




僕は幻想物語の赤魔導師のような万能な職業が好きだ。


だからバランスよくスキルを取らないとな。


ウィンドウを開くと、『戦闘』『魔法』『補助』『生産』の4つのスキル群があった。


この中から10コほど選べ、という訳だろう。




「さて、まずは戦闘系のスキルかなぁ。」




戦闘スキルの所を開くといくつかのスキルがでてきた。


『片手』片手武器タイプのスキルを覚える。


『両手』両手武器タイプのスキルを覚える。


『射撃』射撃武器タイプのスキルを覚える。


『投擲』投擲武器タイプのスキルを覚える。


『格闘』格闘タイプのスキルを覚える。


『楯術』楯タイプのスキルを覚える。






なるほど。このゲームの序盤はこういう風にスキルを覚えるのか。




「うーん・・・。赤魔導師の装備できるのは確か片手剣と杖と弓だったかなぁ?」




迷った結果、『両手』と『射撃』のスキルを選択する。


これで全距離対応可能っとな。盾に振ってもいいかな、と思ったが止めておいた。




「これで近距離は良しと。次は・・・魔法かなぁ?」




魔法スキルの欄を開く。


『炎魔』炎系統の魔法を覚える。


『水魔』水系統の魔法を覚える。


『雷魔』雷系統の魔法を覚える。


『土魔』土系統の魔法を覚える


『風魔』風系統の魔法を覚える。


『氷魔』氷系統の魔法を覚える。


『聖魔』光系統の魔法を覚える。


『闇魔』闇系統の魔法を覚える。


『無魔』無系統の魔法を覚える。




「うーん・・・。結構いろいろ属性があるんだなぁ・・・。」




とりあえずいかにも回復魔法が使えますよ。的な『聖魔』にスキルを振る。


幻想物語での使える魔法は確か、ファイア・サンダー・ブリザドだったな。


なら振る物も自然と決まってくるか。


そして『炎魔』『雷魔』『氷魔』にスキルを振り分け、魔法の欄を閉じた。


残りのポイントは4つ。慎重に考えないといけない。




「あと見てない所は補助系と生産系か。」




そうして補助系のスキルの欄を開いた。


『腕力』STRを上昇させ、近接物理攻撃力を上げる。


『器用』DEXを上昇させ、遠隔物理攻撃力を上げる。


『耐久』VITを上昇させ、物理防御力を上げる他、スタミナを上げる。


『敏捷』AGTを上昇させ、移動速度を上げる。


『知力』INTを上昇させ、魔法攻撃力を上げる他、異常状態付与率を上げる。


『精神』MNDを上昇させ、魔法防御力を上げる他、異常状態耐性を上げる。




「う~ん…、どうしようかなぁ…。やっぱり魔法職なわけだしな~…。でも素早さが足りないとだめかなぁ…。」




『知力』と『敏捷』に振る。これで残りのスキルポイントは2となった。


次は生産系スキルだ。一つぐらいは振っておきたい。




『鍛治』金属を加工し、金属武器や金属防具等を作り出すスキル。


『裁縫』草木から糸を紡ぎ、布を織る。そして加工し、布防具等を製作するスキル。


『錬金』天然物や素材から効能を抽出し、薬剤を作るスキル。


『木工』木材を加工し、家具や矢等を作り出すスキル。


『彫金』貴金属や宝石を取り扱い、装飾品を作り出すスキル。


『細工』骨や皮などを加工し、装備品や装飾品を作り出すスキル。


『調理』肉や野菜等の食材を料理するスキル。


『合成』アイテムとアイテムを合成するスキル。





「…なんかどれも同じもののような気がするなぁ…。」




どれも似たようなものじゃないのかな………。


魔導師だから薬の需要がいるかなぁ………?


そう考え『錬金』のスキルを振った。




「残りラストか・・・。」




武器を作る『製作』も捨てがたいが、物と物を合わせるという『合成』も捨てがたい。


迷った結果、いろいろな面で広く使えそうな『合成』にスキルを振った。




「これで全部振ったな。最後はステータスの配分かな。」




ステータスとはキャラクターの能力のスペックの事だ。


ここで決めたステータスはレベルアップ時のステータスの成長率となる。


このゲームには8つのステータスがある。




『LIFE』体力。体力がなくなれば戦闘不能となってしまう。


『MANA』魔力。魔力がなくなればスキルや魔法を使用することが出来ない。


『STR』力。近接物理武器の攻撃力。力。


『DEX』器用さ。遠隔物理武器の攻撃力。器用さ。


『VIT』耐久力。物理防御力。スタミナ。肉体系異常状態への耐性。


『AGT』素早さ。移動速度の速さ。俊敏さ。


『INT』知力。魔法の攻撃力。異常状態付与の強さ。


『MND』心。魔法の防御力。精神系異常状態への耐性。




ランクは+を入れてEからAまである。


つまりE<E+<D<D+<C<C+<B<B+<A<A+の10段階だ。


ランクを上げるには必要なポイントは1のようだ。


ちなみに配分に可能なポイント数は40である。


ここの配分の失敗は許されない。


万能な職にするには全体的にバランスよく振らないといけないからなぁ。


まずは『LIFE』。とりあえず低めのD+まで配分する。消費したポイントは3。


次は『MANA』。魔法を使いたいので体力よりも多めのBまで配分する。消費ポイントは6だ。


残ったポイントは31。




「先に攻撃力に重要な『STR』と『INT』を振っておくかな」




『STR』『INT』をともにB+まで配分する。掛かったポイント数は7+7で14ポイントを消費。


ここで一気に残りのポイントが17になってしまった。




「うーん・・・。結構きついなぁ・・・。仕方ない。防御力を削るしかないか・・・。」




そう考え、次に『VIT』をDに、『MND』を平均より低めのCまで配分した。使用ポイントは2+4で6。


残りのポイントが11である。


残ったステータスは『DEX』と『AGT』である。




「むむむ。のこり11でこの2つを振るのはなかなか難しいなぁ…。どっちを多く振ろうか…。」




遠距離での火力を重視し、『DEX』をあげるか。それとも若干紙装甲な所を補って回避をしやすくする『AGT』にするか。


散々迷った結果『AGT』を優先することにした。


まずは『AGT』をなかなかの高めなBまで振り分ける。これで残ったポイントは5となった。


その余ったポイントを『Dex』に振り分ける。ランクはC+となり、これで全部の設定が終了した。


一応、最後の確認を行い、ゲームを開始する。




『キャラクターの製作が終わりました。ゲームを開始します。』


「ようやくか。FSOの世界に突撃!」




視界が白くなっていきそして、『Freedom Soul Online』が始まった。






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『Winds』♂ Lv.1 称号『新参者』


【ステータス成長率】


LIFE D+ MANA B STR B+ DEX C+ VIT D AGT B INT B+ MND C


【アクティブスキル】


『両手Lv1』『射撃Lv1』『炎魔Lv1』『氷魔Lv1』『雷魔Lv1』

『聖魔Lv1』『錬金Lv1』『合成Lv1』『無し 』『無し 』


【パッシブスキル】


『知力Lv1』『敏捷Lv1』




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