エピ3 とりあえず振幅の大小で1と0を判定してみましたが、...
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エピ3 とりあえず振幅の大小で1と0を判定してみましたが、...
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カセットテープに記録された1本目のデータのグラフを再掲します。横軸は時間で、縦軸は振幅です。
とりあえず振幅の大小でビットの1と0を判定してみましたが、...、見た感じでは大丈夫そうですけど、20秒を過ぎた付近で振幅が下がっている怪しいところがあり、このまま解析を進めて良いか不安です。
怪しい区間を良く見てみましょう、20.4〜21.1秒のグラフです。赤線はしきい値の 22500 のライン。
データの記録時か再生時かに何かの影響を受けて信号レベルが落ちたんですね。この例では誤判定にならないですけど。ギリギリね。
振幅が一時的に落ちるのはドロップアウトと言って良くあることです(個人の偏見です)。...、コンパクトディスクでは光ピックアップの信号でこれに悩まされましたよ。
データの解析を進める前にビットの判定方法を見直しましょう。
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信号レベルが落ちていく 20.740〜20.770 秒を表示します。
振幅が 20.754 秒あたりから徐々に落ちて行きます。
同じ区間の波形を見てみましょう。1波ごとに四角で囲っています。この四角は波の始まりと終わり、振幅の最大と最小を表したものです。最大と最小の差が振幅(Peak-Peak)になります。
原因は不明ですが振幅が小さくなってます。一方で波長は、...波の始まりから終わりまでの時間は、あまり変化していない感じ。どうかな。
波長をグラフにしてみると、...
振幅が落ち込んでいるところでも、波長はほぼ同じままです。
そう言えば。ラジオ放送などでAMよりFMの方が雑音が入りにくいことを思い出せば、波長で判定する方がドロップアウトなどのノイズに強いと予想できることでした。...、詳しくはググってみて。
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データの全体を波長で見てみます。
うんうん。安定感(?)が違いますね。
振幅と波長のヒストグラムを示します。
波長はとても安定しています。
波長なら20〜26の範囲を「0」、41〜47なら「1」と判定できる。1と0の間が広く空いていて、とても安心です(?)。
例外は...、34で1つとか、17以下で1つか2つある程度。
これらの出現時間を確認すれば、音の出始めや無音時(音が切れた後)に限られます。音の出始めは振幅が定まらず、無音時もノイズで揺らいで波長が乱れるようです。
信号が一瞬切れる 11.1〜11.6 秒の様子です。
11.3 秒より少し前に音が出始めますが 0.3 秒経過しても振幅は増加中です。
なので振幅で信号の有無を監視しつつ、基本は波長で1と0を判定する。...、これが良さそう。
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ここで余談になりますが。
波長を決める時の波の始まりは、最初はゼロクロス点としていたのですが、振幅を見ていたら最大がゼロに届かずマイナスになりそうな波がありそうなのです。それでゼロではなくて -2500 とのクロスで判定することにしました。
テープ毎、あるいは記録されているデータ毎に調整が必要かもです。
波形の始まりを -2500 とのクロスにすると無音時のノイズをオフできるのは思わぬ副作用。
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別のテープの場合ですが。
上段は振幅、下段は波長のグラフです。横軸は時間です。
振幅は 102 秒から崩れ落ちています。104 秒までの約2秒間です。ドロップアウトと言うには長すぎる時間。
このテープの場合は振幅による判定ではエラーになってしまいます。...。
ボイスレコーダでの録音を3回行って同様でしたので、テープ上の磁気が劣化したか元々のデータ記録時に何かあったのでしょう。
でも波長なら大丈夫ですね。
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