表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/113

第6話:事件の後処理

「あ。危なかった」

 

 今日の仕事が明日までの見張りになってしまったが、命があるだけましだ。

 

 オウも俺を廃人にするより、見張りにでも使った方がましだと思ったのだろう。

 

 後は適当に関係者がいなくなるまでここに突っ立って、隙を見つけて帰るだけだ。

 

 誰も俺の所属なんか覚えてないし、後から咎められることもないだろう。

 

 しばらくするとコテージから捜査員が数名出てきた。もちろん、全員女性だ。

 

 オウの思力を受けているだろうにも関わらず見た目はまったく普通の表情だ。

 

 思力の弱い者(=男)には、致命的であるが、強い者(=女性)にとっては、少し脅されたくらいなのだろうか。

 

 反対にコテージに入っていく者もいた。

 死体を運ぶ救急だ。

 誰も入れるなとは言われたが、流石にこれはノーカンだろう。

 

 救急は捜査員と相談しながら中に入っていった。

 

 ホテルは、敷地内が全面立ち入り禁止になっており、野次馬がいない。そのため視線避けなどのめんどくさいことをしなくていい。


 俺は本当に立っているだけであった。

 

 少しして死体が運ばれてきた。


 顔は隠されているが、他はそのままだ。

 ちらりとしか見えなかったが、外傷はない。服装や肌の色から外国人らしかった。

 

 「合星国人か?いや、英聖国人か」

 

 死んだのが外国人なら、さらに外交問題にもなる。

 

 つくづく今日この現場に配属になったことを呪った。


 いつ、どんなことが下っ端に降りかかるのかわかったもんじゃない。

 

 死体をのせた運搬車が出発し、他の捜査員も本館の方へ移動し始めた。

 

 とりあえず、現場での捜査は一旦終了となるわけだ。


 あとは、俺がここで1日現場保全という体裁で突っ立っているだけだ。

 

 現場監督が、俺の交代の手配を忘れずにしてくれるのを俺は祈った。

 

ここまで読んでくださった方ありがとうございます☆


6話は話数稼ぎかと怒られてしまうくらい短いてますね。


7話と合わせても良かったのですが、6話と7話の間に時間が流れたので分けました。


それより美女はどうした?と思った方ブックマークよろしくお願いいたします。


また、ぜひ↓の★★★★★を押して応援してくれると嬉しいです!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ