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ある国の秘密  作者: 藤咲 乃々
第2章
8/61

ブリオスタ


時計を見ると16時50分を指していて、広間にはみんな揃っていた


「お、揃ったね。そろそろ行こうか」


バルドが指をパチンと鳴らした

すると、今まで広間にいたはずなのに周りの景色が変わった


「...⁉︎」

まさに、一瞬

驚きすぎて言葉が出ない



「バルド⁉︎一体、どこから出てきた!」

俺と同じくらい驚いてる声が聞こえた


声のする方を見ると、上品な男の人が立っていた


「やぁカミオ、一種の演出だよ。それより僕の家族を連れてきた。みんな優秀だから、すぐに終わるはずだよ」


話の内容から、どうやらこの人がブリオスタの国王らしい


サラが言っていた通り、戦士の国なだけあって国王も身体がよく鍛えられている


「おお、皆さん初めまして。今日はよろしくお願いします」

国王が手を出してきた


「こちらこそ、よろしくお願いします」

握手したのはレオン



ここ1ヶ月で思ったが、レオンは兄妹のまとめ役だ

ローザとサラ以外の


ローザは自由過ぎて手に負えない感じだが、サラは他の人とはなんか違う

サラが明らかにレオンより強い


まとめ役をしないのはその性格ゆえだろう


サラはみんなが喧嘩したり、話し合ったりするのを外から見守るタイプ


際どいことや話が逸れたりすると正しい方へ修正してくれるが、自分からの発言はあまりしない


発言力のいるまとめ役はレオンに任せて、自分はサポートに入っている


お互いを信頼しているからこそできることだ

だからレオンには遠慮なしにものが言える


レオンもサラがいるから、安心して他の兄妹達をまとめることができる



「挨拶も済んだし、俺はこれで...」

「もうオルレアンへ帰るの?」

帰ろうとするバルドにサラが聞いた


「うん、みんながいないのに国を空けておくのは心配だからね」


普段みんなをどれだけ信頼しているかが分かり、正しい選択だと思った


「みんなを頼んだよ。優秀だけど、無茶する人が多いから」

バルドがサラの頭を優しく撫でて言った


「分かってるわ。じゃあ、また後で」

そう言うと、サラはブリオスタ国王の所へ行ってしまった


「帰るのか?」

「ああ。レオン、サラを頼んだよ」


「大丈夫だ、誰も死なせない」

レオンが冷静に答える



「レオンかっこいい〜バルド、惚れちゃう!」

とふざけたバルドはレオンの蹴りを食らった


「さっさと帰れ!クソバルド!」

「痛っ!言われなくても帰りますー」

来た時同様、指を鳴らしバルドは消えてしまった


サラがブリオスタ国王の相手をしているので、バルドは力を使えたようだ


どこまでも考えていて、行動に移せるサラはすごいと思う


「ルイ、着替えに行くぞ」

「分かった」

俺の初めての仕事が幕を開けた

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