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ある国の秘密  作者: 藤咲 乃々
第6章
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溜め

翌日、昼を食べている時にセツがポツリと言った


「ラメールって行くまでが面倒よね...」

「だよな...」

レオンも賛同している


ラメールについて話は聞いたことあるけど実際に行ったことはない


それに、

「バルドの力で行けばすぐ済むだろ?」

俺の顔を見て2人が同時にため息をついた


「それができたらどんなに楽か...」

「え、できねぇの⁉︎」


「オルレアンからラメールまでは船で行くしかないわけ。そんな中、船なしで私たちが出現したら国中大混乱よ」

セツが解説してくれて納得した

確かに大混乱になるだろう


それにしても、船か...


「なにニヤニヤしてんの?」

「俺、海初めてだからいろいろ楽しみで」

生まれてこの方、船というものに乗ったことがない

海を見るの自体初めてだ


「ルイ、」

「ん?」

なぜかディックに呼ばれた


「船は舐めない方がいいぜ」

心なしかいつもより顔が青ざめている


「なんで?」

何か怖いことでもあるのだろうか

「よくぞ聞いてくれた!」

一瞬でいつもの調子に戻ったディックに逆に恐怖を覚える


「俺は素手では誰にも負けない自身がある。いや!武器を持ったそこら辺の人間にもだ」

そうだろうな

武術はひと通りできるし


「そんな俺にも唯一、太刀打ち出来ないものがある。そいつの名は...」

セツとレオンは昼食を食べ終えたようで部屋に戻ってしまった


ディックはまだ溜めている

すると帰ってきたらローザがディックの背中に飛びついた


「ディッキー!ただいま〜今回仕事無くて残念だったね〜仕方ないか“船酔い”するしね〜」

“船酔い”の部分を強調していうローザ


船酔い?


「お前、俺の台詞!さては聞いてたな⁉︎」

「ん〜?私はレオンに頼まれたこと実行しただけだよ?」

追いかけっこを始めるディックとローザ


ちなみにローザは『ディックがルイを怖がらせてるから船酔いのこと煽ってこい』と言われたらしい


「ディックに太刀打ち出来ないなら俺も勝てそうにないな」


「それは違うよ〜ディッキーがそういう体質なだけでルイは多分ならないよ」

吐き気を催して四つん這いのディックに腰掛けたローザが言った

室内を何周も走り回ったので酔ったらしい

そんなディックを置いて話は続く


「それって勘?」

「うん、勘。せっかく初めての海と船なんだから楽しんでおいで〜」

「おう」


この時は考えてもしなかった

まだ見たことすらない海に落ちることになるなんて...

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