表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ある国の秘密  作者: 藤咲 乃々
第5章
52/61

夢?

風が止んだので目を開けると、さっきまで触れていたはずの石碑は消えていた


何が起こっているのか分からない...夢でも見てるのか?


辺りを見回していると俺と同じ髪色で背の高い男が現れた

背丈的にレオンだと思い、声を掛ける


「レオン...何でここにいるんだ?というか、ここどこだよ⁉︎」

レオンは何も言わないし、それ以前に反応がない


「おい、無視はないだろ!」


〈**〜!〉

男が誰かに呼ばれて振り向いた

名前を呼ばれたのだろうが、何と言ったのか聞こえなかった


顔をよく見るとレオンじゃない...?

似てるけど雰囲気が全く違う


〈なあー教えてくれよー!〉

次に現れたのはまだ幼さの残る少年


〈レオンはまだ自分のことがあるだろ?〉

〈ちぇっ〜〉

男は笑いながら少年と肩を組んだ

今、レオンって...あの少年がレオン⁉︎


〈**、レオン。そろそろ帰りましょう〉

サラくらいの歳の女も出てきた

やっぱり、サラによく似てるけどサラじゃない


〈ああ〉

と言うと3人はどこかへ行ってしまった


周りの景色が変わった




《お前達は愛し合ってしまった。世界を滅ぼすことでしか我の怒りは収まらぬ》

〈俺の命はくれてやる。だから...この世界は救ってほしい〉

男が重圧のある声をした相手と話していた

モヤが掛かっていて、その姿は見えない


〈それに俺が死ねばお気に入りの“あいつ”は生きたままだ〉

《...よかろう、それで手を討とう》

男に大きな手が振り下ろされる


〈時間をくれないか?まだやり残したことがある〉

寸前で手は止まり、男が交渉した


《3日だ。3日後、必ずお前の命をもらう》

交渉は成立したと同時に男の命の期限も決まってしまった




また景色が変わった

男はショートカットの少女と一緒にいた


〈ローザ、お前に頼みがある〉

〈なに〜?改まっちゃって〜〉

少女がローザと呼ばれて納得した

今のローザを少し大きくした感じだったからだ


そしてローザは相変わらずのようだった


〈俺は3日後に死ぬ〉

〈は?〉

ローザからいつもの余裕そうな笑みが消えた


〈俺が死んだら俺の中にあるエマとの記憶を消してくれ〉

〈それ本気で言ってんの?〉

〈ああ〉

男に迷いはないようだった


〈それじゃあエマはどうなんの?〉

〈エマには申し訳ないけど...俺は愛し合った時間より家族として一緒に過ごした時間を取る〉


そう言うと男は笑った

逆にローザは泣いていた


〈みんなにも相談しよう⁉︎そしたら、なんかいい考えが...〉

ローザの提案に男は乗らなかった


〈俺が死ぬだけでお前らが生きれる。それだけで十分だ〉

〈でもっ...〉

〈そんなに泣くなよ。お前らが生きてたらまた会える〉

男はローザを自分の胸に抱き寄せ、優しく宥めた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ