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ある国の秘密  作者: 藤咲 乃々
第5章
48/61

ステージ

『晩餐会はお楽しみ頂けていますでしょうか?それでは王女達によるステージをご覧ください』


司会が紹介するとサラ達にスポットライトが当たった


ピアノの音が聞こえ始め、歌が重なる

それに合わせてカレンが踊る


拡声器やマイクなしでもよく通るサラの声


「みんなすごいなぁ...」

エマが憧れの眼差しで3人を見ている


「ほんとすごいよな」

この兄弟達はスペックが高過ぎて困る

今まで見たステージの中で一番綺麗だった


ステージが終わると、拍手喝采

3人はお辞儀をして袖に消えた


「うちの女性陣はすごいだろ?ルイ」

「ああ、圧巻のステージだった」

ディックは自分のことのようにドヤ顔をしている


「......ルイ、サラが呼んでる」

「え?」

ステージ横の扉を見るとサラが手招きをしていた

サラの方へ駆け寄る


「どうした?」

「今日はルイのお披露目式だから、ルイも参加して?」

「は?俺?」

グイグイ腕を引っ張られて扉の中へ連れ込まれた


「ルイ!やっと来た!この中で知ってる曲ある?」

セツに歌詞付きの楽譜を数枚渡された

俺が歌うのは決定事項らしい


「はぁ...」

ため息をついて楽譜に目を通す


「この歌詞...見たことある」

聞いたことないはずの曲なのに歌詞は見覚えがあった

不思議な話だ


「これね。サラ、曲決まったよ」

「んー。どれどれ?これ...」

一瞬サラは驚いた表情をしたが、すぐにいつもの顔に戻った


「うん、いいと思う。ルイは普通に歌えばいいから」

俺が歌ってるところにサラがハモリで入ってくる感じらしい


「俺、歌無理なんだよな」

「元貴族だったんだから、歌くらい習ってたはずよ?」

なんで知ってんだよ...


諦めも肝心か...ここは歌うしかなさそうだ

あ、でも待てよ

「曲、聞いたことない...」


「何言ってるの?そんなの勘よ!歌詞が分かるなら何とでもなるわ」

サラが何食わぬ顔で言った。


「それ、サラだけだから。普通は歌詞知ってるだけで歌えないからね?」

「え?カレンもセツもできるでしょ?」


「踊りに関してはね。流石に歌は無理だよ」

「私もー」

カレンもセツも得意分野は初見でなんとかなるということか...


「3人とも普通じゃないから...」

この中で俺が一番まともだということがわかった。

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