注目
さっきまでの野次が驚きの声に変わり、おっさん達が驚いている
「ルイ!鉄球!」
カレンの声で落ちてくる鉄球をキャッチしに行く
「おっ...と、なんだそんなに重くねえじゃん」
意外と軽い鉄球は女の子に向かって飛んでおり、当たらない距離でキャッチした
しかし、女の子は怖かったのか泣き出してしまった
「あーあ、泣かせたー」
「大丈夫?痛いとこある?」
カレンとエマが女の子に近寄る
「え、俺⁉︎俺か...」
おやじの店に並んでいる景品を見渡す
「おやじ、これ貰うぞ。あと...これやる」
景品を1つ貰い、鉄球をおやじに返した
「うぉっ!」とおやじの声がしたが無視して女の子の元へ向かった
「怖がらせてごめんな?これ、やるから泣くな」
女の子の前に屈んで景品の中にあったウサギのぬいぐるみを渡す
「あ、あり、がと...」
女の子の頭を撫でていると服の裾をエマに引かれた
「ルイ...」
周りを見ると、俺達は注目されていた
「逃げるよ!」
カレンがマントに付いているフードを深く被り、顔を隠して走り出した
俺達もカレンの後を追いかける様に走った
どこかの店に駆け込み、ようやく息をついた
「やって、くれたわね...ルイ」
カレンに息を整えながら言われた
「お前ら、何やらかしたんだ?」
「広場で注目浴びた。ルイのおかげでね!」
「申し訳...この声、レオン...じゃない!」
いつの間にか、レオンの声をした男がカレンの隣に立っていた
「え...誰?」




