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ある国の秘密  作者: 藤咲 乃々
第4章
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アースベイン


エマの突然の行動で眠れるか不安だった俺も、疲れていたのであっさりと眠れた

ものすごく寝覚めがいい


5時半と暑くなる前に起きる事が出来た


隣のベッドを見ると、いつの間にかレオンとディックが帰ってきていた


早起きしたはいいものの、やる事がない

他のみんなを起こす訳にもいかない


「外に出よう」

問題はどうやって出るか...



女子部屋と同様に男子部屋にも2階にあるのだ


悩みながら部屋を見渡すと、大きめの窓がある

...よし、飛ぼう

床に置いてある靴を手に持つ


真下には石畳が敷かれていているが、少し先に砂地がある

石畳に着地すると痛そうなので、少し助走をつける


部屋を静かに走って窓の外に飛んだ


咄嗟に目を閉じる

足は...痛くない

恐る恐る目を開けると、着地したのは柔らかい土の上


手に持っていた靴を履き、庭の柵を越える


砂漠化の進むシエンナで庭に緑の芝生があるタンバの家は異様だ


それは置いておいて...


俺はベルトから1本の剣を出した

任務で使う場面はなかったが、試したかったのだ


「アースベイン」

レオンは好きだと言ったが、俺は使い方を知らない


というか、なんでレオンが知ってんだ?


試しにアースベインを振ってみる

すると普通の剣では斬れない砂地に亀裂が入った


「は?「え?」」

俺のではない声が聞こえた


後ろを振り向くと女子部屋の窓からサラが見ていた


「サラも降りて来たら?」

庭に戻りながらサラに聞こえるくらいの声で叫んだ


「え、ここから⁉︎」

高さを見て不安そうにしている

来たい、という気持ちはあるようだ


「絶対、受け止める」

サラに向かって両手を広げる

覚悟を決めたように頷くと、サラが飛び込んできた



「フフッ、面白かった」

腕の中から笑う声が聞こえた


いつも冷静なサラでもはしゃぐ事があるのかと驚いた


砂地へ行き斬れた地面を見つめる

「すごいわ、砂が斬れるなんて...」


斬れ目に触れると普通に触れる


「どうやったら戻るのかしら?」

「確かに...」

2人で首を傾げる

アースベインをシースに戻す


「あ、見て」

サラの言葉で再び地面を見ると、斬れ目は跡形もなく消えていた


もう一度アースベインを出して、砂を立方体状に斬り出す

地面から抜くと砂のブロックが出来た

そして、シースに戻すと砂に戻る


「面白い...レオンが好きって言っただけあるな」

「そうね。私でも斬れるの?」

剣を渡すと、サラが地面に向かって剣を振った


「ダメね。ルイにしか使えないみたい」

地面に斬れ目は入らなかった

サラは少し残念そうだ



「サラのおかげでたくさん発見があったよ。ありがとう」

サラにお礼を言って、もう少しアースベインで遊びタンバの家へ戻った


シエンナでの仕事は無事終了した...

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