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ある国の秘密  作者: 藤咲 乃々
第4章
32/61

盗賊の結末


カレンの蹴りが決まってからは早かった


騒ぎを聞きつけた衛兵が来て、盗賊とリーシェを拘束

すぐに事情聴取され、盗賊の正体と2人の関係が明らかとなった


盗賊の名は、ユーリ

フルーヴの元王子でリーシェとは恋仲だったそうだ


現フルーヴ王によって反乱を起こされ、敗れた残党がシエンナで賊となった

敵討ちを誓って...


そんな中、リーシェにカントとの結婚の話がきた

殺害予告を出せば中止になると思ったが、式は続行されたため強行突破に出たらしい



2人は牢に投獄され、ユーリは4日後フルーヴでの処刑が決まった


任務が終わり国王から全ての経緯を聞かされた


「まさか身内に内通者がいたとは...手数をかけた」

「いえ」

「報酬だ、受け取ってくれ」


想像よりも多めの報酬を受け取った

口止め料も含まれているのだろう


「ありがとうございます。失礼します」

玉座の間を出てバルドを呼んだ


ブリオスタの時のようなすっきりとした終わり方ではないので、やりきれない気持ちだ



「お疲れ」

タンバの屋敷に帰るとリトが出迎えてくれた


「今回もいろいろとありがとう。助かった」

「どういたしまして」

リトがいなかったらもっと大変だっただろう


「他のペアは?」

「みんなそれぞれのところで宴会状態」

リトは溜息混じりに言った

なんとなく想像ができる...


「みんな無事でよかった」

「そうだけど。早く帰りたいのに...」

俺も早く帰りたいけど、間違いなく無理だな


「俺たちだけでも先に「それはダメだよ〜」」

この口調は...

「ローザ、とバルド?どこ行ってたんだ?」


バルドはシエンナ王と話していたんだろうけど、ローザが何をしていたのかは予想できない


「式に来てた人達の記憶を消してたんだ〜」

「全員を⁉︎」

「当たり前じゃ〜ん。いつものことだしね〜」


仕事の度にローザが記憶を消して回っていたのか...

俺達の噂が広まってないのも納得がいく


「どうせ今日はオルレアンに帰れないから、休んじゃいな〜」

ローザは大人組が遅くなることを確信しているようだ


「双子はもう撃沈してる」

リトが談話室の扉を開けたので、中を覗くと2人はモニターの前で寝ていた


「2人共ここで寝たら風邪引くよ」

「起こすなよ。俺が連れてくから」

カレンが双子を起こそうとしていたので、部屋まで運ぶことにした


「お願い」

エマとカレンも寝るらしいので、俺はルーシーを抱えて女子部屋に向かった


女子部屋は2階にあり、階段でかなり揺れたがルーシーは起きる気配もない


「ありがとう、助かった」

ルーシーをベッドにそっと寝かせると、カレンが布団を掛けた


「はいよ。おやすみ」

「おやすみー」

カレンはそのまま横になり、エマは扉の前に立っていた


「エマもおやすみ」

女子部屋から出ようとすると、シャツを引っ張られた


「エマ...?」

「屈んで?」

言う通りにすると、エマは俺の額にキスをした


「おやすみ、ルイ」

「...お、やすみ」

今日はサラがいないからか...?


俺は顔の熱が引かないままザックを男子部屋に運び、寝た

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