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ある国の秘密  作者: 藤咲 乃々
第4章
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王宮


俺とカレンはバルドの力で王宮の入り口付近に出た

王宮内に入りシエンナ国王へ謁見に行く


結婚式ということもあり謁見する人の長蛇の列が出来ていた



「長そうね」

「だな。警備の数も異常だ」

王女へ殺害予告が届いたのだから仕方ないのだろう


カレンと話していると家臣らしき人が近づいて来た


「オルレアンのカレン王女とお連れの方ですね?」

「はい」

「お待ちしておりました。こちらへどうぞ」


家臣は長い列の真横を通り、玉座へと進んで行く

俺たちも腕を組み、家臣の後ろをついて行く


『オルレアンのカレン王女⁉︎』

『本物だ!』

小さな声が聞こえてくるが、完全スルーで進む


玉座の間の扉を家臣が開け、中に入る


「オルレアンのカレン王女とお連れの方です」


「お初にお目にかかります。オルレアン第3王女カレンと申します」

俺たちが紹介されると、カレンが王に挨拶した


カレンも国王とは会ったことがないみたいだ


「今回の依頼、受けて下さり感謝する。で、そちらは?」

シエンナ国王は俺の方を見てくる


「申し遅れました、第3王子のルイと申します。私共も多忙ゆえ、2人だけなのは許していただきたい」

本来なら挨拶に来るのはレオンの仕事


「人数は構わん。だが娘は、娘の命は守ってほしい」

国王と言っても、人間

自分の娘の命が大事なようだ


「承知しております。姫はどちらに?」

当の本人がこの場にいない


結婚式当日なので準備をしているのだろうか...



「リーシェを呼べ」

「はっ」

国王が王女を呼びに行かせた

オルレアンにはない光景に目を奪われる


少しして王女がやって来た


国王と同様に挨拶して、王女を見る

褐色の肌に気が強そうな目

まさに姫、という感じ


「シエンナ第1王女のリーシェだ。今日はよろしく頼む」

リーシェが来たのでこれまでの経緯を聞いた


「犯人に心当たりは?」

「...ない」

「そうですか」


カレンは黙って、俺とリーシェの話を聞いている


「陛下、犯人は殺しても?」

「ああ、かまわ「ならぬ!」」

国王の返答はリーシェの声で掻き消された


その場の全員の視線がリーシェに向く


「私の命を狙う輩だ、顔が見たい。生け捕りにしろ」

確かに、結婚式で殺しは罰当たりか...


「分かりました」

生け捕りは力加減が難しいので、正直苦手だ



『怪しいわね...』


いろいろ考えていると、隣から呟きが聞こえた

意味深な言葉に顔を向けると、カレンは少し微笑んでいた


「依頼内容は分かったわ。後を待たせているようなので、私達は下がります」

カレンが話を切り上げ、部屋を出る


出る直前、カレンがリーシェに向かって

「今日の式、楽しみにしてるわ」

と笑顔で言った


顔は笑っているが、俺にはカレンがリーシェを挑発してるようにしか見えなかった

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