タンバの屋敷
本番前日
今日の夕方にはシエンナにいた方がいいと言うバルドの言葉で急遽出発が早まった
が、みんなまったりしている
バルドの力で行くため、一瞬で着いてしまうからだ
明日はみんなで城を空けるけど大丈夫なのかとバルドに聞くと、表向きはシエンナの王女の結婚式に行ってることになるので問題ないらしい
バルドとの話が終わると、カレンに声をかけられる
明日の設定を決めるらしい
「設定?」
「普通に姉弟として行くか、恋人として振る舞うか、どっちがいい?」
カレンはシエンナの貴族達に顔が割れている
それに、結婚式にわざわざ弟を連れて来る人はまずいないだろう
自然なのは...
「「恋人」」
カレンと声が揃った
考えは同じみたいだ
「決まりだね。ちなみに、塩らしくいくから」
「了解」
「……で……ってのはどう?」
誰にも聞こえないように、作戦を耳打ちされる
「いい!やっぱ、インパクト残さなきゃな!」
「ルイ、最高!」
他にも色々作戦を決めた
明日が楽しみになってきたところで、バルドから召集がかかる
「みんな揃ってるね。今日は知り合いの家に泊めてもらうから、そろそろ行くよ〜」
バルドが指を鳴らす
着いた先は貴族の屋敷の玄関前
バルドがノックすると扉が開き、男が出てきた
「いらっしゃい、オルレアンの皆さん」
バルドと同じ30歳くらいの優しそうな人
「タンバ、今回もよろしく頼むよ」
バルドがしんみりとした感じで言ったが、ある人物によって阻止される
「タンバ、この間ぶり!元気にしてた?」
カレンだ
「カレン!相変わらずだよ。皆さん、どうぞ入って」
カレンはこの前もこの屋敷でお世話になったみたいで、タンバとお酒の話で盛り上がっている
「前回のやつ、美味かったよ!」
「今日も城からいいお酒持ってきてるよ」
「カレン〜今日は飲んじゃダメだからね〜?」
ローザが釘を刺してくれたので、明日の仕事に支障が出ることはなさそうだ
その日は夕食を食べ、眠気に負けた俺はすぐ眠りに落ちた




