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ある国の秘密  作者: 藤咲 乃々
第2章
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出発


ルーシーの用意した服に着替えた


白のシャツに黒のタキシード、黒×黒のチェックの蝶ネクタイ


髪はオールバックにされ、左耳にはザックに貰った藍色のピアス


「へ〜。なかなか似合ってるじゃん」

他の人を待っていると、着替え終わったローザが来た


ローザは黒色のワンピースを着て、右耳に赤いピアスをしている


「ローザも行くのか?」

「バルドに伝えなきゃいけないからね〜」


ショートボブの髪は巻いているのか、いつもよりカールしている



「いつもワンピースだから、あまり変わらないな」

「失礼だな〜レースが付いてていつもより上品でしょ」


俺には差が分からないが、全然違うらしい


「2人共、早いわね」

「お前ら早いな」


サラとレオンが同時に来た


サラは胸元を大胆に出した黒のビスチェのマーメイドドレスに黒のピンヒール


167センチと身長の高いサラのスタイルの良さがしっかりと出されている


レオンは白シャツに白ベスト、ネイビーのフロックコート、蝶ネクタイに黒のフォーマルシューズ


サラは右耳に、レオンは左耳に紫のピアス


190センチのレオンとヒールを履いて約175センチのサラはすごくお似合いで、大人の色気が出ている



「おい、」

「何?」

サラに対し、怒り口調のレオン


「胸出し過ぎだろ。それにあんまり似合ってない」

「どこ見てるのよ!」


バチン

レオンがサラにビンタされた


「痛っ、俺は「もう知らない」おい、サラ!」

サラは女子専用の部屋へ戻って行った


「あ〜あ、怒らせた〜素直に綺麗って言えばいいのに」

ローザがニヤニヤしながらレオンを煽る


「はぁ...それが出来てたらこんなに苦労してねぇよ」

溜息をつきながら髪をかき上げるレオン


「何を勘違いしてるのか知らないけどさ〜サラだって兄妹である前に女だよ?」

ローザの正論パンチは止まらない


「とっくの昔に分かってる」

「分かってるならさ〜あ、」


準備が終わったようで、みんなが揃った


作戦の最終確認を行う


「ディック、ルイ、ローザ、セツ、サラ、俺でレーゼル家へ乗り込み、エマの救出と当主・次男の暗殺を行う。リト、バルドは?」


「暗殺は失敗しても構わない。けど、エマは必ず助け出せって」

「だろうな。俺達ならエマも取り返して、暗殺もできるだろ」

レオンは挑発する様にニヤリと笑った


「上等だ!俺達、兄妹に手を出したらどうなるか教えてやろうぜ!」

「ディッキ〜。前もそんな事言って、やらかしてなかったっけ〜?」

燃えてるディックにローザがツッコむ


「あったあった!敵にわざわざ名乗って「俺の話はいいんだよ!」」

セツの話をディックが遮り、笑いが起こった


「雰囲気はいい感じだな。全員ピアスしてるな?ルイは初仕事だから、何かあったらカバーしてやれ。リト、ピアスから指示頼む。行くぞ」


レオンの号令で暗殺者らしく窓から飛び、街の屋根を走って移動する


屋根の上なんて初めて走るが、案外なんとかなった

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