【登場人物紹介】その33-1
登場人物紹介 〈エデン〉所属
ゼフィルス 17歳 【救世之勇者】〈エデン〉所属
本作の主人公。〈エデン〉のギルドマスターであり、〈ダン活〉をこよなく愛するプレイヤーの一人だった。
今もリアルな〈ダン活〉をはしゃぎながらプレイ中。
第三十三章では、2年生版、学園祭開催!
警邏の仕事を請け負っていた3日間。ずっとリーナとアイギスと一緒だったのでとても平和(?)だった。修羅場的な意味で。
この3日間、もし邪魔が入らなければラナやシエラという強敵との差を埋めることができる可能性が!
しかしそうは問屋が卸さず、〈勇者特定班〉なる存在が現れて2日目に大捕物へと発展した。
それ以外にもゼフィルスは女の子からとても人気があって――やっぱり修羅場一歩手前をうろうろしていたっぽい。『直感』さんもフル稼働状態だった。
そして〈迷宮防衛大戦〉では、未だ誰も撃破したことのない強敵〈ヘルズノート・バベルガリッチ〉戦が開幕。大はしゃぎをしながらこれを撃破した。超撃破した。初の偉業をテンションの赴くままにやり遂げた。
とても楽しんだ模様。
ハンナ 17歳 【アルケミーマイスター】〈エデン〉所属〈生徒会・生産隊長〉
本作で〈名も無き始まりの村〉の錬金術店の娘であり、隠しクエスト〈スライムに襲われた少女を助けろ〉で登場する非常に重要なキャラクター。
〈エデン〉では貴重な生産職。
以前魔石とポーションの大量納品で話題を呼んだことから〈魔薬錬金のハンナ〉と呼ばれている。
第三十三章では、2年生版、学園祭開催!
〈生徒会〉の生産隊長として、役員たちと学園祭を視察して回った。
なお、ハンナが見て回る度に「ハンナ様ハンナ様」と歓声が上がって様々な貢ぎ物を貰ったのはご愛嬌。
今年はパレードを見る側で楽しんだりもした。
なお、来年の生産隊長の立候補者が毎年この学園祭で何かしらのアピールをして名を売るのが恒例行事だったのだが、今年は誰も居ないというのもご愛嬌。
約1名はアピールしなくても歩くだけで多くの人に「あれがハンナ様である」と周知する結果に。これが原因で「今年〈生徒会〉でアピールしているのはハンナ様だけなのだな」という認識が広がり、果ては「ハンナ様は来年の生産隊長にも立候補してアピールしてくださっているんだ」という勘違いが広まってしまったのは本人の知らない話である。これで来年の生産隊長の座も安泰だ。
そんなことなんて知らないハンナ。ゼフィルスと夜2人きりで夕食を食べることばっかり考えていたとか。
シエラ 17歳 【操聖の盾姫】〈エデン〉所属
伯爵家令嬢で「人種」カテゴリー「伯爵」「姫」を持つ。二つ名〈操盾〉。
入学ジョブ測定の時にゼフィルスと縁を持ち、その後再会して〈エデン〉に誘われた。
現在〈エデン〉のサブマスターとしてゼフィルスを支えている。
第三十三章では、新しいメンバーの手続きなどで奔走したり、新レギュラーをゼフィルス無しで上級中位ダンジョンの〈聖ダン〉まで攻略させたりと、精力的に頑張った。
また、2年生版、学園祭開催!
シエラ、ミュー、シャロンのメンバーで学園祭の警邏の仕事。
担当は第二アリーナで、シャロンの『物見台』からミューが遠目で確認したり、時には攻撃スキルの打ち合いのケンカにシエラが飛び込んでいって両方をノックアウトしたりと活躍した。
なお、シエラは警邏の仕事中、なぜか落ち着かなさそうにチラチラとどこかを見ていたそうだ。
そのころゼフィルスはあっちで問題を起こしては場所を移し、そっちで問題を解決しては場所を移すことを繰り返していた模様。シエラが何かを心配していたのかは定かではない。
ラナ 17歳 【大聖女】〈エデン〉所属
王女で「人種」カテゴリー「王族」「姫」を持つ。
勇者と聖女が同世代に現れるなんてロマン。そんな理由からゼフィルスに突っかかり、自分が立ち上げる予定だったギルドに勇者を誘おうと画策するも、ゼフィルスの話術により撃沈し、ギルド〈エデン〉に加入する。
〈幸猫様〉を1日1回膝に置かないと調子が出ないらしい。
兄のユーリと喧嘩していたが、十六章で無事仲直りした。
第三十三章では、2年生版、学園祭開催!
先月同様ユーリ王太子が隠れて訪れていないか要警戒するも、忍者パメラからの情報ではユーリ王太子は来ていないようで安心。ラナの拳は収まったのだった。
ラナは警邏の仕事でエステルとフィナと組み、第三アリーナ。ラナのおわすところは会場のど真ん中である。
ラナの魔法はすでに全学生に知れ渡っているため、知っている学生は射程に収められていると分かりながらちょっとビクビクしていた模様。
なお、ラナの宝剣はターゲットロックのできないランダム攻撃なので、射程に入っているとはいえ特定の誰かへのお仕置きには使えないのだが。
しかし、ラナがそこに居るだけで最強。
第三アリーナでは、ついぞ問題は1回も発生しなかったらしい。素晴らしい。
ちなみに、裏で王女親衛隊の働きがあったことを、ここにこっそり記しておく。
エステル 17歳 【戦車姫】〈エデン〉所属
騎士爵家令嬢で「騎士爵」「姫」カテゴリーを持つ。二つ名〈槍戦姫〉。
ラナ王女の護衛として行動していた時にゼフィルスと出会い、そのままラナ王女ごとギルドに勧誘を受ける。
エステルを【姫騎士】にラナを【聖女】にするという無茶な条件であったがゼフィルスは見事成し遂げたため忠誠を誓い、ギルド〈エデン〉に加入した。
第三十三章では、新メンバーゼルレカたちの育成のために中級上位ダンジョンで〈イブキ〉を走らせ。
今回から新レギュラーに昇格したメンバーを〈守氷ダン〉や〈聖ダン〉の奥地に送ったりと様々な場面で活躍した。
また、2年生版学園祭では、ラナとフィナと組み、ずっとラナの側で控えていた。
時々現れる王女親衛隊から情報を抜いたり、ラナの影武者を置いて変装し、ちょっと他の場所へ遊びに行ったりと楽しく過ごした模様。
カルア 17歳 【スターエージェント】〈エデン〉所属
傭兵団出身で猫の獣人、「猫人」「獣人」カテゴリーを持つ。
二つ名は〈見晴らしの黒猫〉。現在〈戦闘課2年2組〉。
元々Aランクギルド〈獣王ガルタイガ〉に所属予定だったが、完全に勘違いしてゼフィルスに売り込みをかけて採用される。
現在〈エデン〉でもっとも素早い。
カレー大好き、食べるの大好き。また、カレーは飲み物だと勘違いしている。
カレーは食べ物だとゼフィルスに諭されたがまったく信じていない。
第三十三章では、2年生版、学園祭開催!
カルアはラウとキールとスリーマンセルを組んで第一アリーナの外側を巡回していたのだが、ゼフィルスとバトンタッチでアリーナの中で警邏につくことになった。
2年1組、最強の班が抜けた穴は、2年2組最強の班で塞ぐ、という寸法。
アリーナの外にはとても美味しそうなカレーのグルメ店があり、カルアが移動を拒否するという場面もあったが、お昼は絶対にここのカレーを食べに来ようと約束をして無事第一アリーナを見回ることが出来たのだった。
なお、カルアはお昼だけで14杯のカレーライスを食べ、周囲を沸かせた。
リカ 17歳 【先陣の姫武将】〈エデン〉所属
侯爵家令嬢で「人種」カテゴリー「侯爵」「姫」を持つ。二つ名は〈崩将〉。
ぬいぐるみが大好きで、ある日特大〈モチッコ〉モチモチぬいぐるみ(現在のモチちゃん)を購入しに行った所でゼフィルスと遭遇。なんやかんやあり〈エデン〉に誘われて了承した。
毎朝ギルドに寄り、モチちゃんを愛でるのを日課にしている。
第三十三章では、2年生版、学園祭開催!
リカはトモヨとルキアとチームを組んで第四アリーナを警邏した。
しかもリカの姉であるリンカ先輩も一緒だったのでなにかと話が弾んだ模様。
夜はキリちゃんとフィリスと4人で久しぶりに姉妹だんらんを楽しんだようだ。
なお、2日目にはリカの親御さんが学園祭に来ることになっていたのだが、リカも大捕物イベントのバックアップとして参加し、キリちゃんとフィリスは先生の仕事が忙しく、リンカも第四アリーナで忙しく駆け回っており、結局親御さんは四姉妹の誰とも会えずに帰ることになったとか。お父さんちょっとホロリとしていたのは別の話。
ケイシェリア 17歳 【エレメンタラーハイエルフ】〈エデン〉所属
とある森のエルフの里出身で、「人種」カテゴリー「エルフ」を持つ。
愛称はシェリア。二つ名は〈幼護のケイシェリア〉。
エステルの家とは古くからの交流があり、その縁で〈エデン〉に紹介された。
自分で「エルフ」加入条件を持ってくる猛者。
第三十三章では、新しく加入したゼルレカに歓喜、は別にしなかった。
ゼルレカはロリ気味ではあるもののアリスやキキョウと比べると結構大きいのである。(当社比)
2年生版、学園祭開催では、ルルとフラーミナという若干以上にロリ度高めなチームを組んでご満悦。
悦に浸りつつも表面はキリッとしており「君精霊術師でしょ!?」と他のエルフさんに驚かれるくらい〈スタンロッドアウト〉の攻撃が躊躇無く、ちょっと盛り上がっちゃった人たちを懲らしめたのだった。
ルル 17歳 【プリンセスヒーロー】〈エデン〉所属
子爵家令嬢で「子爵」「姫」カテゴリーを持つ。二つ名は〈無双の幼聖〉。
シエラと幼馴染であり、心配したシエラが自分の目の届くところに居てもらおうとルルを〈エデン〉に紹介した。
面接を寝ながら受けて合格した猛者(?)。自称ぬいぐるみ愛好家。独自の愛でルールを持つ。
また、ぬいぐるみをプレゼントされると知らない人でもホイホイ付いていくことが判明。シェリアから厳重に注意された。
第三十三章では、後輩たちが新しく加入し、特にゼルレカのことをアリスやキキョウから何度も聞いたことのあったルル。先輩風をビュービュー吹かして「分からないところがあればこのルル先輩に聞くと良いのです!」と胸を張った。
なお、今の所親友のアリスとキキョウへ聞けばこと足りるので、ゼルレカがルルの世話になったことはない。
シズ 17歳 【戦場冥王】〈エデン〉所属
とある貴族家の分家で「人種」カテゴリー「分家」「女」を持つ。
元々ラナ付きのメイドだったが【戦場メイド】に就いたためラナが〈エデン〉に誘った。
ラナ大好きであるが、エステルとは違いちゃんと自重している。
ゼフィルスがラナと親しすぎるとちょっと威圧を放ったりする。
第三十三章の学園祭では、パメラ、セレスタンとチームを組み、主に〈1組〉のバックアップに努めた。
〈1組〉は人が集まって来やすいアリーナを主に警邏巡回しているが、何かあった場合、1チームでは対応しきれない場合もある。そういう時用のバックアップだ。援軍とも言う。
しかし、バックアップは主に本部がやっているし、援軍としても呼ばれることはついぞ無く、仕方なしにラナの居る第三アリーナにずっと詰めていたのはご愛嬌。
どうやら、〈1組〉メンバーが3人も居てどうにもならない事態の方が珍しかったらしい。
パメラ 17歳 【ナンバーワン・くノ一】〈エデン〉所属
とある貴族家の分家で「人種」カテゴリー「分家」「女」を持つ。
元々ラナの隠れた陰の護衛だったが、無事【女忍者】に就いたためラナが〈エデン〉に誘った。
第三十三章では、ラナの仰せのままにユーリ王太子が隠れ潜んでないか、学園都市中の隅々、とまではいかないが、主要な場所の聞き取り調査を無事終えて、無事来ていないと結論付けた。
世界でも最強忍者になりつつあるパメラの目を誤魔化すのは不可能なのか否か。
がんばれユーリ王太子!
ヘカテリーナ 17歳 【姫総帥】〈エデン〉所属
公爵家令嬢で「公爵」「姫」カテゴリーを持つ。〈戦闘課2年1組〉に所属。
【大尉】に就いてしまいお先真っ暗なとき、〈エデン〉からスカウトを受け、なんやかんやあって【姫軍師】に転職して〈エデン〉に加わった。二つ名〈竜軍〉。
交渉ごとなどが得意。ゼフィルスの右腕ポジション。
第三十三章、2年生版、学園祭開催!
しかも大当たり、ゼフィルスと3日間一緒に行動することが叶ったのだった。
しかし、大当たりだったのか、雲行きがだんだん怪しくなっていく。
〈勇者特定班〉を始め、様々なお邪魔虫が出てくるからである。
公爵の姫リーナの威光でもってゼフィルスに近づく女子を追い払うこと……数十回。
なぜゼフィルスはほんのちょっと目を離した隙でも女子に群がられてしまうのか。
この学園祭3日間の警邏、リーナは忙しくてゼフィルスとの仲を深めるところまでいけなかったのが無念。
〈ヘルズノート・バベルガリッチ〉戦では良いところ見せたいと指揮を頑張ろうとするも、ゼフィルスが大体持っていったのでこれも決まらず。
後夜祭の夜にはアイギスとこっそり乾杯するリーナの姿があったとか。
メルト 17歳 【賢王】〈エデン〉所属
伯爵家子息で「伯爵」「男」カテゴリーを持つ。二つ名は〈小さな賢王様〉。
短めの銀髪。背は小さくマリー先輩と同い年に見えるほどとゼフィルスは評価した。
顔は凜々しくイケメンで知的な印象を与えている。胸ポケットには「伯爵」のシンボル〈白の羽根飾り〉を差している。
元々Bランクギルド〈金色ビースト〉に在籍していたが、上級生のとんでもないやらかしのとばっちりを受けそうだったため脱退を決意。ミサトの紹介で〈エデン〉へ加入することにした。
第三十三章では、学園祭でミサトとハクというまさかのメンバーと組むことになり、第六アリーナを警邏することになった。
女子は2人ともとても笑顔なのに、言葉の応酬にメルトは何度も翻弄されたのは言うまでも無い。なお、言葉だけじゃなく休憩時間ではメルト争奪戦が勃発。
最後はミサトごとメルトを攫ったハクが勝った。
ミサト 17歳 【色欲】〈エデン〉所属
とある伯爵家と懇意にしている部族出身。カテゴリー「兎人」「獣人」を持つ。
〈戦闘課2年1組〉に所属する将来有望な少女。二つ名は〈癒反〉。
【セージ】という非常にレアな職業に就いてしまったためにゴタゴタに巻き込まれ一時〈天下一大星〉に身を寄せるも脱退。また大きな火種になってしまい〈エデン〉に一時加入してこれを収めた。
しかし、その時の言質で外堀を完全に埋められ〈エデン〉に加入することに。
第三十三章の学園祭では、メルトだけではなく、ハクとも一緒のチームになってしまったからさあ大変。
本当なら一緒のチームになるのは経験者2名と未経験者1名のはずなのに、ここだけ経験者3人である。
第六アリーナではちょっと目を離した隙にハクがメルトににじり寄ったり、かと思えば今度はミサトににじり寄ったりしてとても大変。
すわ、私闘でもおっぱじめるか!? ということもあったが、後輩1年1組のカグヤたちも第六アリーナを任されることになって両者落ち着いた。
後輩の前ではいつだってしゃんとしたい上級生なのだ。
アイギス 18歳 【竜騎姫】〈エデン〉所属
〈戦闘課2年1組〉に所属できた騎士系女子。「騎士爵」「姫」のカテゴリー。
元〈ホワイトセイバー〉のメンバーで、ずっと下部で燻っていたが、腕は悪くないとダイアスに連れられて〈エデン〉に紹介され、【竜騎姫】に就くのが夢と語ったところ採用される。二つ名は〈竜騎姫〉。
【ナイト】をカンストまで育てていたが、未練は無く喜んで〈転職〉に応じ、無事【姫騎士】に就いた。
第十九章で初めてパートナーである竜、ゼニスと出会い、念願の【竜騎姫】へ。
第三十三章の学園祭では3日間ゼフィルスと一緒という大当たりを獲得して盛り上がった。ゼニスが出せないのがとてももどかしいと思ったのは初日の数分くらいで、後はどうゼフィルスともうちょっと接近するかと頭を悩ませる毎日である。
ゼニスはファームでお留守番だ。ちょっと不憫かもしれないが、主の大事な時である。致し方なし。
しかし、成果は上がらず。元々主張の乏しいアイギスは、中々ゼフィルスと急接近とはいかず、また学園祭期間中、なにかと忙しくて結局進展は無かったのだった。
なお、そのことをうっかり後日ゼニスに喋ってしまったアイギスが、べろんと涎まみれの刑に処されることになったのだが、それは別の話。
ノエル 17歳 【声聖の歌姫】〈エデン〉所属
〈戦闘課2年1組〉所属のアイドル女子。「男爵」「姫」のカテゴリー。
ゼフィルスが最初に出会った天然の〈姫職〉。二つ名は普通に〈歌姫〉。
ラクリッテとはいつも一緒にいるほど仲良し。緊張するときラクリッテを見れば落ち着くと漏らしていたとか。
昇格試験では精一杯の援護と攻撃をこなし、仲間への貢献が大きく評価され〈エデン〉へと昇格した。
第三十三章では、学園祭でラクリッテとロゼッタというタンクチームと組んで第五アリーナで警邏の仕事をこなした。
巡回警邏したり、アイドルライブしてお客さんを熱狂させたりと、本当に警邏の仕事だったのかと思うような活動をしつつも、大きな問題時にはすぐに出動。
ラクリッテとロゼッタの壁で守りつつ、ノエルが〈スタンロッドアウト〉で仕留めるという鉄壁の戦法で制圧完了。
強い人が攻撃スキル使い始めたら危ないので、ケンカが起きた場合はまず両成敗が基本である。
ラクリッテ 17歳 【ラクシル・ファントム】〈エデン〉所属
〈戦闘課2年1組〉に所属する。「狸人」「獣人」のカテゴリー。二つ名〈幻盾〉。
〈エデン〉待望の盾職。期待を寄せられすぎて「あわわわ」するしかないラクリッテ。いつまでたってもド緊張するクセが抜けないのが悩み。
昇格試験ではあまり活躍出来なかったが、ダンジョンでの活躍が大きく評価され〈エデン〉へと昇格した。
第三十三章の学園祭では、ノエルとロゼッタという珍しい組み合わせで第五アリーナの警邏を担当した。
待機時間はもっぱらノエルがライブしているので、その警護(?)にラクリッテとロゼッタが出動するという、ちょっとおかしな構図になったりも。
魔法が暴発してどこかに飛んで行きそうな時、『ドローブクリエ』でしっかり防御し、会場中から歓声に包まれたのがラクリッテの大きな思い出だ。
レグラム 17歳 【ウラヌス】〈エデン〉所属
〈戦闘課2年1組〉に所属する。「男爵」のカテゴリーを持つ。二つ名は〈雷閃〉。
以前職業発現で悩んでいたところでゼフィルスにヒントをもらったことがあり、それもあって男子最高レベルの職業、【花形彦】に就くことができたと恩に感じている。恩を返すために〈アークアルカディア〉に加入したと言ってもいい。
とんでもないレベルのイケメンで顔がかっこよく、昔からよく女性に言い寄られていた関係で女性をあまり気にしない。でも幼馴染で婚約者のオリヒメだけは別。
昇格試験では司令塔となり、冷静に仲間を引っ張り、作戦にて〈エデン〉を大きく揺さぶったことなどが大きく評価され〈エデン〉へと昇格した。
第三十三章の学園祭では、オリヒメとカタリナとチームを組み、第七アリーナで警邏の仕事を担当した。
警邏の仕事中は公私混同を避け、しっかり仕事をこなすレグラムオリヒメ夫婦。そして休憩時間になれば仲睦まじく一緒に出店を回ってデートをする。
そんな光景をカタリナは砂糖を吐くでもなく、猫を被りながらしっかりと見届けた。
レグラムにとってはいつもと同じ日常の一部である。
シャロン 17歳 【難攻不落の姫城主】 〈エデン〉所属 第667話・正式登場
〈戦闘課2年1組〉に所属する「伯爵」「姫」のカテゴリー。
二つ名は〈無情の城塞〉。
「伯爵」のシンボル〈白の羽根飾り〉を肩に着け、パッツン前髪に薄紫系のボブヘアーと赤系の瞳をして明るい雰囲気を持つ女子。男子との距離が近く、胸が大きいため勘違いさせやすい系女子でもある。
ミサトと知り合い、ミサト経由でメルトを紹介してもらい仲良くなった。その後は親身に〈転職制度〉を進めてくれたり相談に乗ってくれたりして仲を十分深めたところでゼフィルス登場。とどめを刺した。
無事【姫城主】に就いたシャロンはメルトに大きな恩を抱いている様子。
第三十三章の学園祭では、シエラとミューとチームを組み、ちょっと緊張しながら警邏の任務をこなした。
シャロンにとってもシエラは特別な存在。
伯爵家で一番大きい家なのはもちろん、実力を鑑みても〈エデン〉で誰もが認めるトップタンクである。
〈エデン〉でトップということはつまり世界一のタンクと言っても過言ではない。
そんなシエラと一緒で緊張せずにいられるだろうか? いやいられまい。
ただ、シャロンの生来の人当たりの良さもあってすぐに緊張も消え、シエラから警邏の最中に色々ためになることを聞いたし、色々タンクについても話しあい、仲良くなったようだ。
サチ・エミ・ユウカ 17歳 【神装剣士】【神装本士】【神装弓士】〈エデン〉所属
〈戦闘課2年2組〉に所属するノーカテゴリーの仲良し3人娘。
3人とも【魔装】系の職業に就いたため意気投合。今ではいつも一緒にいるようになっている。最近の二つ名は〈神装シスターズ〉。
以前までノエル、ラクリッテとパーティ〈お姫様になりたい〉を組んで勇者ファンでもトップのパーティとして一部で知られていた。
勇者ファンとしてはゼフィルスは推しだが、どちらかというとアイドルを相手にしている感覚に近い。本当の意味でただのファン。
第三十三章の学園祭では、警邏としてサチ、エミ、ユウカは3人行動で様々な場所を回った。
一箇所に留まるのではなく、ゼフィルスたちが何かとんでもないことに巻き込まれたり新たな問題が起こったとき用の人員に抜擢されたのだ。
無論勇者ファンとして二つ返事で引き受け、勇者が向かう場所へついていった。
なお、別に隠れる必要は無いはずなのに勇者ファンの性なのか、ゼフィルスに見つからないように行動していたのはご愛嬌。
ゼフィルスが何か問題を解決して――さらなる問題を呼び寄せたときに速やかに撤退してもらうのはもちろん、その後の問題解決をしていたのが、サチたちだった。
トモヨ 17歳【ガブリエル】〈エデン〉所属 第570話・正式登場
〈戦闘課2年1組〉に所属するノーカテゴリー女子だったが、今は「天使」。
肩に掛かるピンク系の髪に青緑系の瞳を持ち、レザー系に金属パーツを加えた鎧を着て、両手には大盾を一つずつ装備している女子。また胸部装甲はシズを越え、エステルに並ぶほど。二つ名は〈盾天使〉になった模様。
掲示板の元盾士2年生。現在は盾天使2年生。
勇者ファンであり、勇者の講義第一期生として育成論に参加し急成長した一人。
第二回大面接でとうとう〈アークアルカディア〉の加入に合格した猛者。
第三十一章では、ついに五段階目ツリーに戻ってきた!
第三十三章では、フィナと新たな技を確立。天使が2人組んだ時、ゲームではあり得なかった新たな合体技が巻き起こる! お披露目の時は近い。
また、学園祭の警邏ではリカとルキアと行動。
リカとはタンクとしての立場で意気投合し、様々な案を語りながら第四アリーナを警邏した。
トモヨは新たに生まれ変わったタンクとして、技の獲得に余念が無い様子。
また、新たに女悪魔ちゃんことシヅキが加入したことで先輩風を吹かせる。
まるで「まあ、私が先輩だし〈エデン〉について教えてあげるよ。この先輩がね!」という感じでシヅキにムキーっとされたりした。
カタリナ 17歳 【方舟姫】〈エデン〉所属 第593話・正式登場
〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。「侯爵」「姫」のカテゴリーを持つ。
美しい黒髪を背中まで流し、白のドレス風装備を着こなす少女。
お嬢様気質で自分の好きなことに一途。他のことが目に入らないとも言う。少し天然。最近はゼフィルスの前では猫を被っているが、被り切れていないときもある。
リーナとも大の仲良し。勇者ファン。
第三十三章の学園祭では警邏の仕事でレグラムとオリヒメとチームを組んだ。
普通の人がだいぶ砂糖を吐きそうな場面でもカタリナにとっては勉学、あまり苦痛では無かった模様。
さらに〈迷宮防衛大戦〉では【方舟姫】の結界がすこぶる活躍。
多くのダメージをカットする結界で中の人たちを守り、〈ヘルズノート・バベルガリッチ〉の攻撃から仲間を守りながら移動し大活躍した。
フラーミナ 17歳 【傲慢】〈エデン〉所属 第593話・正式登場
〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。「犬人」「獣人」のカテゴリーを持つ。
二つ名は〈最後のフラーミナ〉。
肩に掛かる青髪を後ろに纏め、やや垂れた感じの犬耳を持ち、オレンジ系の軽装、学生服に近い装備を着ていてセーターのような上に短いミニスカート、そして白とオレンジの大きなマントを装備している少女。
ちょっとお嬢様気質のロゼッタとカタリナの面倒見役でしっかり者。
リーナとも大の仲良し。勇者ファン。愛称はフラウ。
第三十三章では、アルテに教えるついでに自分も色々とパワーアップ。
〈聖ダン〉では聖獣のゲットに燃えてテンションが上がりすぎ、うっかり〈聖獣ドンコンガ〉をテイムしてしまう場面も! なお、その〈聖獣ドンコンガ〉は光に還りました――というのは冗談で、〈集え・テイマーサモナー〉に渡り事なきを得た模様。
〈集え・テイマーサモナー〉からも色々と聖獣のテイム依頼があったりしてそちらもこなしたりした。
ロゼッタ 17歳 【天守護の騎士姫】〈エデン〉所属 第593話・正式登場
〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。「騎士爵」「姫」のカテゴリーを持つ。
赤髪をサイドテールドリルヘアーにし、白銀を基調とした騎士鎧を着て大盾と長剣を装備した女子。
エステルやアイギスと同じく生真面目口調で、最近色々発育が著しくトモヨに匹敵しそうだとか。
リーナとも大の仲良し。勇者ファン。愛称はロゼ。二つ名は〈列車姫〉。
第三十三章では、新メンバーの育成のためにゼフィルスのお願いによってしばしば〈ブオール〉で運搬を引き受けることもあったが、新レギュラーが合流してレギュラーメンバーの人数が45人にまで増え、〈ブオール〉の大型輸送の需要が上がってきており引っ張りだこに!
もし新メンバーが合流すれば人数は49人。〈イブキ〉は16人乗りなため定員オーバーする計算! ロゼッタの〈ブオール〉の需要が留まるところを知らない。
オリヒメ 17歳 【ネプチューン】〈エデン〉所属 第477話・初登場
〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。「男爵」「姫」のカテゴリーを持つ。
レグラムの婚約者。二つ名は〈嫁げ姫のオリヒメ〉。
ちょっとお茶目な性格。レグラムへの愛なら誰にも負けないと思っている。
ただ、ライバルは多いので、自分磨きに余念が無く、積極的にレグラムとの愛を深め、常に周りを牽制している。
また自分だけではなく、他人の恋愛も大好き。恋愛の知識も豊富。
ミサトやリーナからは密かに恋愛マスターの名で呼ばれている。
第三十三章の学園祭では、レグラムと組む際、ちょっと手を回して危険の無いカタリナを引き込んだのは秘密。カタリナは勇者ファンなので安心なのだ。
でもこちらに引き込んだことについては思うこともあるようで、恋愛マスターオリヒメは学園祭の期間中、できる限り恋愛戦法をカタリナに教え込んだとか。
おかげでちょっとカタリナの素も丸くなったらしい。
エリサ 19歳(?) 【睡魔女王】〈エデン〉所属 第638話・初登場
〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。「子爵」「姫」「悪魔」のカテゴリーを持つ。
フィナリナの双子の姉。二つ名は〈眠り姫〉に決定。なお眠らせる方である。
当初【ロリータ】に就いていたため18歳にも関わらず見た目が10歳くらいと幼く、危機感を抱いて〈エデン〉の大面接を受けた。
もうなんでも良いからゼフィルスにお任せという判断が功を奏し、〈天魔のぬいぐるみ〉を使わせてもらえる人物を探していたゼフィルスの目に留まり見事に採用された。その後、妹フィナの口車に乗って「悪魔」系統の職業【ナイトメア】に〈転職〉、本人はこれで「ナイスバディは確定ね!」と思っているが、そこまで成長するのかは神のみぞ知る。
元々金髪碧眼10歳ロリという天使と見間違うような見た目だったが、これからは「悪魔」系統の先駆者になるべく形から入り、〈天魔のぬいぐるみ〉の悪魔っ娘を参考に髪色を紫系に染め、瞳には赤系のカラコンを付け、背中にコウモリの羽を装備したスタイルに変身している。
第三十三章の学園祭ではラムダとアイシャという異色の組み合わせで一緒に行動し、学園でもデートスポットとして有名なポイントに向かったり、人が集まるパレードなんかも警邏した。
アイシャは影を操り守りに長けているし、ラムダも一時期はタンクをやっていた経験者だ。何かあっても対処能力は高い。そして、集団で何か大きな問題があり〈スタンロッドアウト〉でもどうしようも無くなった場合のみ、集団〈睡眠〉の使い手エリサが問答無用で全員眠らせるという布陣で挑んだ。
まあ、どうしようもない事態なんてあるわけない。と思ったらなんか発生!
パレードを牽引しているモンスターがなんかスピードアップ! これはマズいと見た〈秩序風紀委員会〉の要請でエリサたちが出動し、ラムダとアイシャで見物客を守り、エリサがモンスターを眠らせて強制的に解決した!
これが切っ掛けで3人は表彰されることになったのは別の話。
なお、デートスポットではうっかりエリサが「ここに居る全員眠らせてあげようかしら」と闇落ちっぽいことを呟いてアイシャに止められていたりしたのも別の話。
フィナリナ 19歳(?) 【ミカエル】〈エデン〉所属
〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。「子爵」「姫」「天使」のカテゴリーを持つ。エリサの双子の妹。二つ名は〈妹天使〉。
見た目は姉と瓜二つだが目が若干半目でテンションがやや低いので正面からなら見分けることができた。しかしエリサが悪魔に変身しているために今はどこから見ても判別可能。
エリサとしっかりとした話し合いで「天使」系統を勝ち取り無事【アークエンジェル】に〈転職〉した。
エリサとは違い何もイメチェンしていないにもかかわらず〈天魔のぬいぐるみ〉の天使に見た目がそっくり。エリサと抱き合えば〈天魔のぬいぐるみ〉と瓜二つでルルを勘違いさせ虜にした。
性格は温厚に見せかけて積極的、ゼフィルスには〈エデン〉へ採用してくれたことと〈天魔のぬいぐるみ〉を使ってくれたことで、とても恩を感じている。
第三十三章ではトモヨと共に新たな技を開発。トモヨに付き合い、一緒に色々と天使同士の空中連携を磨いた。新たに天使が2人加入することになったため、新たに4天使技を開発できないかと検討中。
〈ヘルズノート・バベルガリッチ〉戦では早速4天使『大天使フォーム』で大きく盛り上がり、とても楽しかったようだ。
今度はダンジョンでもやってみたいと思っている。
セレスタン 17歳 【闘神執事】〈エデン〉所属
とある貴族家の分家で「人種」カテゴリー「分家」「男」を持つ。
〈戦闘課2年1組〉所属。二つ名は〈微笑みのセレスタン〉。
ある筋から大物さんが〈エデン〉に介入するため(?)、勇者ゼフィルスの下に就けるために送り込んだ。しかし、職務に忠実なので特に不満はない模様。
下部組織のギルドマスターが出来る人材がいないため、セレスタンがその枠に収まることとなる。
その後ダンジョンで当たった〈城掘突貫ドリル〉が大きな転機を生み〈エデン〉に返り咲いた。
第三十三章では久しぶりの加入者に腕が鳴り、裏方として4人加入の手続きを完璧にこなして、ほとんど大きな問題も無く無事移籍が完了した。
本来なら移籍に1週間から10日ほど掛かるのに、その日に終わらせる手腕はさすがの一言である。
学園祭では基本シズとパメラと一緒にラナの側に付いていたが、休憩時間中はゼフィルスの側で待機していたのは秘密。
また、2日目の大捕物の時、勇者ファンと裏で手を組み、〈秩序風紀委員会〉がもし誰かを逃がした場合引っ捕らえられるよう指揮を執っていたりもした。セルマは〈秩序風紀委員会〉からは逃げられたが、勇者の執事からは逃げられなかった。
ニーコ 17歳 【トレジャーハンター】〈アークアルカディア〉所属
〈支援課2年1組〉所属のノーカテゴリーの研究者。
元々研究所にて学生研究員として所属していたが、〈エデン〉のミサトのスカウトと、ミストン所長の推薦もあり、また自由にアイテムを研究させてくれるという契約に引かれて〈エデン〉の下部組織に加入した。
思ったよりハードなギルドで、体力が続かないことが悩み。なお、体力を付けることには反対している。
宝箱を見るとたまに暴走する。
第三十三章では勇者が別行動になってバンザイ。これで休めるぞ。
なんてことはもちろんなく、バッチリボス周回に参加させられた。
しかし、これまでレギュラーメンバーではニーコはドロップを変化させることができるとしてとても重宝されてきたが、後輩でノーアという革命持ちが入ってきてニーコの役目を大きく奪うことになる。これにはニーコもどうぞどうぞと後輩に思いっきり自分の座を譲り渡したのだった。
ニーコの仕事がちょっと少なくなったよ、やったね!
学園祭では〈支援課2年1組〉で劇の出し物をすることになり、ニーコは怪盗役をすることになったらしい。怪盗ニーコ、現る!
アルル 17歳 【神炎の鍛冶王】〈アークアルカディア〉所属
〈鍛冶課2年1組〉に在籍している「ドワーフ」のカテゴリーを持つ。
〈アークアルカディア〉で唯一の鍛冶職。
見た目小さな少女ドワーフでマリー先輩と同郷なため独特ななまり口調をしている。主に炎が大好きで、炎を使った生産が得意。料理も得意でハンナとは生産仲間という事もあって意気投合した。
元々不動のCランクギルドと呼ばれた〈ドワーフの集い〉に在籍していたが、髭校生が趣味じゃなかったのと、上級職への〈上級転職〉を報酬にスカウトされたことで移籍した。
第三十三章では、シエラたちの装備を拵えてからも自己強化は怠らず、次に備えて練習中。新レギュラーメンバーが上級中位ダンジョンに進出することになったので、上級上位ダンジョンまでの繋ぎとして新しい装備を作製して配ったり、新メンバーの装備を新たに作ることになってマリーと手を組んで作製したりと、こちらも大変だった模様。
最近は〈エデン店〉で売られている装備も上級中位ダンジョン級が並んできて、上位ランクの学生が目を点にしながら装備を選んでいる光景が見られるとかで別の意味で有名になっているとか。
カイリ 17歳 【ダンジョンインストラクター】〈エデン〉所属
〈支援課2年1組〉に所属するノーカテゴリーの探索者。
スポーツ少女で走るのが好き。髪も短く日焼け姿でスラリとした足を持つ陸上系女子だ。高位職にも関わらず、元々Eランクギルドの〈アドベンチャーズ〉という弱小ギルドにいたが、ミサトのスカウトを受けてコロッと簡単に〈アークアルカディア〉に移籍した。第二十四章からは〈エデン〉に昇格している。
第三十三章ではインストラクターとして新レギュラーのみんなをしっかり案内し、〈聖ダン〉まで攻略させた。
学園祭では〈支援課2年1組〉で劇をすることになり、カイリは怪盗ニーコを追い詰める探偵役として主演を務めたらしい。探偵カイリ現る。
ちなみに劇では、最後に悪の親玉、〈黒死曲のサトール〉を怪盗ニーコと探偵カイリで追い詰め、倒してめでたしするのだが、それは別の話。
ラウ 18歳 【獣王】 〈エデン〉所属
〈戦闘課2年2組〉に所属する男子。「狼人」「獣人」カテゴリーを持つ。
元〈金色ビースト〉に所属したが、上を目指すために脱退し、新たに〈新学年〉の高位職のみでギルドを結成した。他の獣王と区別するため〈エデンの獣王〉と呼ばれている。
第十八章ではついに元〈ディストピアサークル〉、現〈ユートピアサークル〉を脱退し、〈アークアルカディア〉に移籍した。
第三十三章では、クラス対抗戦での反省を活かし、さらに自分を磨き上げた。
セレスタンやミジュとも手合わせの機会を増やし、格闘戦においてさらに実力をメキメキ伸ばしている。もし時間があれば〈格闘大会〉にも出場したかったとのことだ。もし参加していたら筋肉は全て駆逐されていたかもしれない。
ルドベキア 18歳 【先駆の時兎】 〈エデン〉所属
〈戦闘課2年1組〉に所属する女子。「兎人」「獣人」カテゴリーを持つ。
元〈金色ビースト〉メンバーで、ラウと共に脱退した1人。愛称はルキア。
黒色の長い髪に金色に近い瞳を持ち白系の和服をベースにした民族衣装っぽいものを着ている。ラウとは仲が良いが友達止まりの模様。二つ名は〈混走〉。
第十八章ではついに元〈ディストピアサークル〉、現〈ユートピアサークル〉を脱退し、〈アークアルカディア〉に移籍した。
第三十三章の学園祭ではリカとトモヨとチームを組んで第四アリーナを警邏した。
タンク気味のリカとガチタンのトモヨは足が遅いため、ルキアは基本斥候役。
アリーナ中を何周も走りながら問題がないかチェックした。
ちなみにルキアが先々月のクラス対抗戦で『ノットフリーズタイムオーバー』を使って選手を池ポチャさせるというエグい方法で退場させたのは有名で、どこから来たのか〈混走〉の二つ名で呼ばれ始めている。
ヴィレルノーア 16歳 【革命姫帝王】 第1140話・初登場〈エデン〉所属
学園長の末の孫娘。「公爵」「姫」のカテゴリーを持つ。愛称はノーア。
〈戦闘課1年1組〉所属。
金髪碧眼。背中に流した髪は先の方がやや巻いており、頭の後ろやや下に大きな赤いリボンを付けている。とある部分は今まで学年、上級生を合わせてもトップに君臨していたエステルに並ぶほど。むしろ去年のエステルを抜いているまである。
好奇心旺盛。現在は落ち着いてきたらしいが、昔はかなり活発で、特に斧や大剣などの長物を振り回すのが大好きだった。今でも長物を見るのは好きであり趣味でもある。
学園長の切望空しく前衛職の〈姫職〉、【革命姫】に就いて〈エデン〉へ加入した。
第三十三章では、ちょっと新しい装備に換装して新レギュラーとしてレギュラーメンバーに合流し、上級中位ダンジョンを攻略した。
ニーコに代わる(?)ドロップに革命をもたらす能力はとても注目されており、レギュラーメンバーからはとても頼りにされている。
学園祭では〈戦闘課1年1組〉として警邏に抜擢されており、主に去年ゼフィルスがやっていた学園の巡回の仕事を請け負った。さらに1年生で上級職LV45ということもあり、上級職が多く居てちょっと危険そうな場所も眼光を光らせたりもした。
なお、ゼフィルスの時とは違い、特に問題は起こらなかった模様。
ゼフィルスとの違いがなんなのかは不明だ。
クラリス 16歳 【操千の剣姫】 第1140話・初登場〈エデン〉所属
「男爵」「姫」のカテゴリーを持つ。〈戦闘課1年1組〉所属。
〈秩序風紀委員会〉の元ギルドマスターメシリアの妹。クリーム色の髪をサイドテールにまとめているのはお姉ちゃんのマネ。
男装が似合うほどスラッとしていていつも長ズボンを着用している。
ノーアとは幼馴染であり従者であり護衛でもある。
危険なことに首を突っ込もうとするノーアを制御するのにいつも四苦八苦している。ノーアが〈エデン〉に加入するということで一緒に加入させてもらった。
第三十三章では、新レギュラーとしてレギュラーメンバーに合流した。
ノーアがボス戦をやりたがり、レギュラーメンバーもノーアの力を買って「どんどんいこう~」と送り出すものだからクラリスは気が気じゃない。しかもボス戦はノーア固定なのに対し、クラリスは固定ではないため、最奥のボス戦では別々のパーティで戦うことも多くさらに気が気じゃなかった。
ちなみに、ギルドハウスに帰還するとノーアだけツヤツヤしていたので、湯船で色々仕返しをしたとかしなかったとか。
サーシャ 16歳 【氷帝姫】 第1144話・初登場〈エデン〉所属
「伯爵」「姫」カテゴリーを持つ。〈戦闘課1年1組〉所属。
腰まである桃色系の髪をウェーブにし、髪の色より少し赤に寄った瞳を持つお嬢様という姿。
シャロンの友達にしてツッコミの名手(?)。背が小さく「ですの」という語尾も相まって少し幼く見える。
代々〈氷属性〉の職業を輩出してきた名家の出身。
ノリがマリー先輩に似ているという理由でゼフィルスが即加入を決めた。
第三十三章では、ツッコミ役続行。〈エデン〉レギュラーメンバーに合流しちゃったのだからさあ大変。「このレギュラーメンバー方、ゼフィルス先輩が居なくてもツッコミ所が多いですの!?」と言わんばかりに色々ツッコミしまくった。特に学園公式ギルドがまだたどり着いていない〈聖ダン〉を当たり前に周回していることとか。レアイベントを毎日撃破していることとか、ものの1ヶ月で自分たちもLV45になっていることとか。
サーシャのツッコミを生で見られなかったゼフィルスは、ちょっと嘆いたらしい。
ヴァン 16歳 【一国一城の主】 第1145話・初登場〈エデン〉所属
「伯爵」「男」カテゴリーを持つ。〈戦闘課1年1組〉所属。
メルトの幼馴染にしてかなりの初心、だったが。メルトに鍛えられある程度改善。否、何が原因かハッキリさせた。結果ヴァンは女性がある程度大きいと初心な反応を示すと判明した。
なお、タンクとしての腕は確からしい。
第三十三章では、新レギュラーに昇格し、レギュラーメンバーに加わったのだが、2年生は色々大きい女性が多くて難儀中。
新メンバーだった頃とは変わってサーシャとカグヤと組むことも少なくなり、レギュラーメンバーと一緒に組むことも多くなった影響だ。
結果小さい子と組むと安定する頻度が増えたり、男同士パーティなどを組んで親睦を深めている。
カグヤ 16歳 【神使の巫女狐】 第1146話・正式登場〈エデン〉所属
「狐人」「獣人」カテゴリーを持つ。〈戦闘課1年1組〉所属。
白い髪に赤系の瞳、髪は背中に流され、頭の上にはリボンでちょこっとだけ髪を結んでアクセントになっている。
〈エデン店〉の未覚醒職員を纏めていた元リーダー。明るいムードメーカー。
リーダーだったためゼフィルスとの接点がとても多く、ヒーラーである【巫女狐】に就くと宣言したためゼフィルスから注目されていた。
覚職するまでゼフィルスから何もお声が掛からなかったため密かに凹んでいたが、その後無事にお声が掛かって〈エデン〉へ加入した。
第三十三章の学園祭では、ヴァン、サーシャの3人で警邏をこなした。
ギルドの出し物などを回ったり、クラスの出し物を回ったりと色々、まさにスタンダードな巡回をこなした模様。
また、休憩時間には〈エデン店〉の後輩ちゃんたちと出店を回ったりした。後輩ちゃんたちからは未だに慕われているカグヤなのだった。
キキョウ 16歳 【嫉妬】 第818話・初登場〈エデン〉所属
「狐人」「獣人」のカテゴリーを持つロリっ子。〈戦闘課1年1組〉所属。
つやつやのサラサラな藍色の長い髪に青い瞳、耳の内側は白い毛がもふもふしている。和服が似合いそうなロリ狐人の女の子。
アリスが大好き。警戒心がとても強く、アリスに近づく男には容赦なく怪しい人認定する。
入学の際案内してくれたハンナのことをとても慕っている。
アリスを助けてもらい、ゼルレカの兄の勧めもあって安心して〈エデン〉へと加入した。
第三十三章では、先輩方に混じって上級中位ダンジョンに潜り、聞くのと見るのとでは全然違うということを理解した。
また、ゼルレカの加入を認めてくれて予定を大幅に変更し、付きっきりで落ち込んだゼルレカを鍛えてくれているゼフィルスに感謝している。
学園祭ではゼルレカとアリス、3人で一緒に行動し、ちびっ子警邏部隊として子どもがよく集まるブースを担当したりした。
アリス 16歳 【雷神姫】 第818話・初登場〈エデン〉所属
「子爵」「姫」カテゴリーの幼女。〈戦闘課1年1組〉所属。
金髪青眼、三つ編みの幼女。性格も幼女、話し方も幼女タイプ。
学園祭で危ないところを2回も救われ、ゼフィルスのことを良い人認定した。
子爵家の伝家の宝刀、「お兄ちゃん」呼びを発動し、ゼフィルスの心にダイレクトアタックしている。
もちろん進んで屈したゼフィルスによって〈エデン〉へ加入した。
第三十三章では、ゼルレカが〈エデン〉に加入して純粋に喜んだ。
でもゼルレカがちょっと凹んでて悲しい。凹ませたのは主にアリスたちだったのだが、それは置いておく。
なんとか元気になってもらおうと落ち込んでいたゼルレカに話しかけて、一緒に色々遊んだり、〈エデン〉のギルドハウスを探検したりした。
その甲斐あり、ゼルレカは徐々に元気を取り戻していったという。なお、それがゼフィルス流スパルタ育成の賜物で自信が付いただけだったのは……アリスには内緒だ。
アルテ 16歳 【聖乗の姫騎士】 第1206話・初登場〈エデン〉所属
「騎士爵」「姫」カテゴリーのナイト。〈戦闘課1年1組〉所属。
アイギスの妹で同じく白に近い銀髪系の長い髪を一部三つ編みカチューシャにしてリボンで留めている女の子、瞳の色もアイギスと同じ青系でアイギスにかなり似ているが背がだいぶ小さい。
学園に来る途中、道が土砂崩れで分断され大きく迂回したため入学式に出られず遅れて到着した。到着してもなぜか〈エデン〉に近づけずだいぶ焦ったものの、なんとかアイギスとの連絡に成功。そのままゼフィルスに紹介されてトントン拍子に〈エデン〉へ加入した。
第三十三章では、レギュラーメンバーに連れられて向かった〈聖ダン〉ではテンションもうなぎ登り、フラーミナと共によくはしゃいだ。
フラーミナと一緒に〈集え・テイマーサモナー〉に贈るモンスターをテイムしたりもした。アルテは新しく〈聖ダン〉では〈聖獣グリフォン〉をテイムすることに成功し、フラーミナに自慢したりもした。テイム成功率は低いため、今回増えた仲間は1体のみ。
また、学園祭では密かにお姉ちゃんがんばれとエールを贈った。届かなかったが。
実はアイギスの親御さんたちが学園祭に来ていたのだが、ゼフィルスたちと一緒に警邏に臨むアイギスには日中エールを贈るだけにとどめ、夜に合流して一緒に家族水入らずで過ごした。長女アイギスはゼフィルスとの仲を根掘り葉掘り聞かれたという。
ハイシュミネ 16歳 【世界樹の番人】 第1232話・正式登場〈エデン〉所属
「エルフ」カテゴリーを持つ女子。〈戦闘課1年1組〉所属。
愛称はシュミネ。〈エデン〉ギルドメンバーからは全員愛称で呼ばれている。
髪はシェリアに近い黄緑色で後ろに1本結んで背中まで流されており、髪と同色の瞳を持っている。二つ名は〈保母さん〉。
ナキキとミジュの面倒見役。元〈エデン店〉の従業員の1人だった。
ゼフィルスのことをとても尊敬している。器の大きな人だと思っている。
第二十七章ではついにお声が掛かって即で〈エデン〉に加入した。
第三十三章では、ゼフィルスが新メンバーの育成に離脱してしまい、ちょっと残念に思うも、何人かのメンバーに手助けを頼み、ミジュとナキキとなるべく組んで上級中位ダンジョンに臨んだ。
学園祭ではミジュとナキキと一緒に警邏をこなし、生産系のブースや出店などを中心に回った。
ナキキ 16歳 【破壊王】 第1232話・正式登場〈エデン〉所属
「ドワーフ」カテゴリーを持つ女子。〈戦闘課1年1組〉所属。
髪は赤毛混じりの茶髪で、三つ編みを二つ、背中まで垂らしているロリだ。身長はアルルより若干低い。語尾に「っす」をつけているのは職業柄。
元〈エデン店〉の従業員の1人で、親元を離れ寂しがっている時にシュミネに甘やかされて以来シュミネのことをお母さんだと密かに思っている。
第二十七章ではついにお声が掛かって即で〈エデン〉に加入した。
第三十三章では、新レギュラーとしてレギュラーメンバーに合流することにとても緊張し、タンクとしては一番未熟だったためリカを中心に色々と【破壊王】タンクの戦法を詰めたり、教えてもらったりして成長していった。
ただ、未だにメインタンクを務めるにはちょっと不安があり、フォローとして避けタンクやサブタンクができる者と一緒にパーティを組むことが多い。
ミジュ 16歳 【森界の熊掌者】 第1232話・正式登場〈エデン〉所属
「熊人」「獣人」カテゴリーを持つ女子。〈戦闘課1年1組〉所属。
ブラウン系の髪と瞳を持ち髪は背中に流されているものの首下で大きくカールして毛先が上を向いている。雰囲気はニーコに似ていてやや足取り重そうというか、動くの面倒そうという雰囲気を出しているが、割と活発に動く。身長はラナと同じくらい。
元〈エデン店〉の従業員の1人で、ナキキと一緒によくシュミネに甘えている。
むしろ誰にでも甘えに行く子。
第二十七章ではついにお声が掛かって即で〈エデン〉に加入した。
第三十三章では、闘士系としてコミュニティを築きつつあるのか、セレスタンとラウととても仲が良くなり、拳で語り合うことも多くなった。
3人とも回避系の速度型闘士ということもありスタイルが似ていることも一緒に居る機会が増えている理由だ。
また、ミジュは【獣王】のラウをとても尊敬……いや、お兄さんだと思っている節がある。たまに甘えられて困っているラウの姿が見られたとか。
クイナダ 17歳 【大軍一将之真神】 第1200話・初登場〈エデン〉所属
「狼人」「獣人」カテゴリーを持つ女子。〈留学生戦闘課2年1組〉所属。
〈迷宮学園・第Ⅱ分校〉からの留学生。
赤に近いピンク色という目立つ髪をポニーテールにして背中に流し、同色でふわふわな尻尾がゆらゆら揺れる。身長はかなり大きくエステルと同格。
〈学園春風大戦〉の時にハンナを助けた。ゼフィルスに目を付けられた。
第二十七章では【大軍一将之真神】ヘの〈上級転職〉を果たした。
第三十三章では、クラス対抗戦の結果をようやく飲み込み、留学生クラスの結束や能力はまた飛躍的に上昇した。
これに触発される形で本校生も燃えており、良い案配でお互いを意識して腕を磨き合っている。
〈迷宮防衛大戦〉では初めてのレイドボス戦にあたふた。レイドボスは本校名物。つまり本校でしかお目にかかれないためクイナダは初参戦。留学生組も多くが初めて見るレイドボスは強大で、留学生たちのやられ率はかなり高かったらしい。
そんな中で突撃していく〈エデン〉、もといクイナダは、やっぱり留学生たちから尊敬の眼でキラキラ見られ、またお株が特大上昇していくのだった。
ゼルレカ 16歳 【怠惰】 第818話・初登場〈エデン〉所属
「猫人」「獣人」カテゴリーを持つ女子。〈戦闘課1年1組〉所属。
元〈獣王ガルタイガ〉所属。ガルゼの妹。少々お転婆。ガルゼと同じ赤毛の髪と金色の瞳をしている。〈覇姉のサテンサ〉の教育によってだいぶ丸くなった。
〈獣王ガルタイガ〉のみんなには口では言わないが感謝している。
だが、ガルゼの妹だからといって生暖かい目で見るのは勘弁してほしいとも思っている。
第三十三章ではクラス対抗戦でアリスとキキョウに凄まじいまでの差をつけられて凹んでいたところを〈エデン〉に放り込まれ、そこからゼフィルスのスペシャルパワーレベリング&高速攻略コースを受けたことにより、角が無くなって完全に丸くなった。
1ヶ月半で上級職のLV40、上級中位ダンジョンまで2つも攻略してしまっていてさあ大変。
ゼフィルスが思っていた以上にとんでもない人物で、〈獣王ガルタイガ〉で築いてきた常識がガラガラ崩れ、今ではとんでもない強さのゼフィルスに懐いている。
アリスとキキョウにも無事追いつくことができてホッとしている。
シヅキ 17歳 【ルシファー】 第1455話・正式登場〈エデン〉所属
「街人」「悪魔」カテゴリーを持つ女子。〈戦闘課2年3組〉所属。
掲示板の元女兵、現在の女悪魔ご本人。勇者ファン。
少し青みがかった銀髪のボブヘアーに、これまた青みがかったホワイト系の瞳。
黒い棒状のヘアピンを7つも使って前髪を止めており、さらに一房赤い髪も混じっていてちょっとダークっぽい見た目。
過去2度に渡り〈エデン〉大面接に応募したが、落選。その時に偶然にも当時の〈秩序風紀委員会〉の総隊長メシリアの目に止まり、スカウトを受けて【通信兵】になることを条件に〈秩序風紀委員会〉に加入した。
なお〈秩序風紀委員会〉所属だったが、マリア経由でゼフィルスに紹介され、こんな機会二度と訪れないとカンナ隊長を投げ飛ばさん勢いでお願いして無事〈エデン〉に加入した。マリアにはとても感謝している。
第三十三章では、〈エデン〉についに加入できてバンザイ!
念願叶って涙が出そうになった。あの勇者君臨時教師の第一期生で、大面接に応募した中で最後に〈エデン〉に合格した猛者。何が何でも活躍してみせると奮闘中。
なお、ゼフィルスにはツッコミ力を高く評価されて好感度を稼いでいることを、シヅキは知らない。
目まぐるしく変わる環境の中、2度目の〈転職〉となり、LVを2度もリセットしたのに、シヅキの目には一点の曇り無し。
また、マシロと一緒に掲示板で闇錬金や冒険者たちを煽った。とても楽しかったという。
エフィシス 17歳 【ウリエル】 第1455話・初登場〈エデン〉所属
「街人」「天使」カテゴリーを持つ女子。〈戦闘課2年3組〉所属。愛称はエフィ。
掲示板では読み専なため書き込みこそしないものの、掲示板用語には精通している。
少しニーコに似た感じの雰囲気の赤髪ツインテ少女。髪は腰を通り越すレベルの長さで、マリー先輩に似た雰囲気だがさらに長い感じ。表情があまり動かない無表情タイプだが、セリフで自分の状態を自己申告する正直者タイプ。
戦うのが好き、強い人やモンスターが好き。自分がどこまで強くなれるのか試したいと思っており、スカウトされた経緯もあって〈救護委員会〉に所属していた。
シヅキからの紹介で現在は〈エデン〉に加入している。
第三十三章では即でLV40、しかも自分たちがまだ攻略していなかった上級中位ダンジョンの〈謎ダン〉と〈守氷ダン〉までトントン拍子に攻略されてしまい、さすがのエフィでも驚きを隠せなかった。
あと、ゼフィルスは別の意味でも危険であり、とある人物曰く、〈エデン〉にはそこら中に地雷が埋まっていて、時々ゼフィルスが踏み抜くとかなんとか。
そうなると収まるのをジッと待つしかないという。なお、エフィも目撃済み。あれは教えてもらったとおり、嵐が過ぎ去るのを待つしかないとエフィも思うのだった。
現在は飛びながら接近戦をする練習中。遠距離攻撃はもう慣れつつあるが、飛びながら剣と魔法を両立しながら使うのは、かなりの難易度の模様。
マシロ 16歳 【ラファエル】 第1491話・正式登場〈エデン〉所属
「町人」「天使」カテゴリーを持つ女子。〈戦闘課新学年1組〉所属。
掲示板の元真白、現白天使ご本人。
小柄でブラウン系のボブカットをした、ザ・後輩という感じの女の子。頭の上の方には2つのボール付きヘアゴムでぴょこっとヘアミミが作られていて大変可愛らしい。
元々とあるギルドに所属していたのだが、マリアの〈ダンジョンショップ〉を手伝った縁で〈ダンジョン商委員会〉立ち上げの際に移籍、そこからマリアの紹介で〈エデン〉にスカウトされた。
【白魔導師】は中位職だったため、【天使】系に〈転職〉できてとても喜んでいる。
第三十三章では上級上位ダンジョン級の装備まで貸与され、ガンガン強化されて、すでにレギュラー級の強さを身に着けつつある。
元々回復の才能が高くマリアから紹介された経緯があるが、天使として飛びながら回復することも早くも慣れた様子で、楽しそうに飛び回っている。
〈幸猫様〉 永遠の○歳 【神棚の主】 第57話・初登場
招き猫を100倍可愛くして女の子にバズりやすくデフォルメ調整されたぬいぐるみ。
正式名称:〈幸運を招く猫〉。
ギルド設置型アイテムで、ギルド内に飾るとギルドメンバーに『幸運』が付与される。
〈ダン活〉プレイヤーからはあまりの神っぷりに神様みたいな猫だと崇め奉られ、いつの間にそうなったのか、神棚に飾ってお供え物をするようになった。
なお、お供えが肉派か魚派かで派閥が出来ている。ゼフィルスは肉派に所属している。
お供えされたものはいつの間にか消えているが誰が食べているかは不明。
懐がとても深く、ビギナーズラックで初回のボス戦では大体〈金箱〉が出るのは〈幸猫様〉のおかげだというのは公然の秘密(?)だ。
第二十六章ではついに〈幸猫様〉を誰も持っていなかった謎が明かされた。
第二十八章では他の〈幸猫様〉情報来たる。少なくとも2体のお仲間がどこかで幸運を与えておられるようだ。
第三十章ではなにやら〈幸猫様〉の周りに異変。ヘルプニャン完全体なる護衛が守るようになり、〈幸猫様〉たちの注目度がさらに高まっている。
第三十一章ではついにグッズ化デビュー。タバサ先生の案で〈幸猫様〉の夏祭り限定お面が販売された。なお、一般販売分は全て〈エデン〉〈アークアルカディア〉ご購入となった模様。
第三十二章ではなんとついに等身大ぬいぐるみ化。ここまで来ればグッズの頂点と言えるだろう。非常に満足そうなお顔をしてらしたそうな。
〈仔猫様〉 永遠の仔猫 【神棚の仔猫様】 第393話・初登場
招き猫を仔猫化して女子高生にバズりやすくデフォルメ調整されたぬいぐるみ。
正式名称:〈幸運を分け与える仔猫〉
ギルド設置型アイテムで、〈幸猫様〉のいるギルド内に飾ると下部メンバーに『幸運』が付与される。
〈ダン活〉プレイヤーからはあまりの可愛らしさに崇め奉られ、〈幸猫様〉とセットにして神棚に飾ってお供えをされるようになった。
なお、〈幸猫様〉の子どもみたいだと言われ、2体揃っていると〈親子様〉と呼ぶこともある。
〈ダン活〉プレイヤーの中には大量の〈仔猫様〉を手に入れて〈幸猫様〉と絡めて〈幸猫様一家〉というスクショを投稿した猛者もいた。これは多くの〈ダン活〉プレイヤーに愛され、今では攻略サイトのトップの背景に使われている。
これにより〈幸猫様〉を絡めた尊ばしい作品が大量に世に出たのは有名な話だ。
下部組織〈アークアルカディア〉が設立されたことにより、〈仔猫様〉から『幸運』が付与され、メンバーは皆お供え物をするようになった。
マリアンヌ 17歳 【マーチャントキャラバン】〈アークアルカディア〉所属
〈商業課2年1組〉に在籍している。ノーカテゴリーの商人。
掲示板では商人2年生で知る人ぞ知られている存在。愛称はマリア。
以前面接に応募したが、残念ながら落選。しかし夏休みで〈助っ人〉制度を利用して〈エデン〉へと仮加入することに成功した。
第二十四章で念願が叶い〈アークアルカディア〉に正式加入することとなった。
第二十八章では〈エデン店〉の仕事がほぼ自分の手を離れたマリアが新たな事業を展開する! ゼフィルスも「ダンジョンショップだ!」とテンションアゲアゲですぐに話は進んでいき、あっという間に学園も無視できない――どころか是非協力させてほしい、むしろ教えてほしいと頼み込んでくるような事業へと発展した。
第三十一章では、学園史上6つ目となる学園公式ギルド、〈ダンジョン商委員会〉が発足。その初代隊長に就任した。
第三十三章では、〈エデン〉強化の中心にマリアの姿が!
ゼルレカの加入を切っ掛けに新しい人材を入れる流れになった〈エデン〉にマシロとシヅキを紹介し、新たな天魔が加わる切っ掛けになった大役を務めた。
シヅキの紹介でエフィも〈エデン〉に加わることになり、マリアの貢献度は本章で一番大きい。後日ゼフィルスからお礼を考えてほしいと言われ、新たな勇者グッズの許可を希望したのだから根っからの商人である。まあ、デートを希望でもしたら後が怖いので、日和ったという見方もあるがそれは気にしてはいけない。
さらに〈ダンジョン商委員会〉でも着々と勢力を強めており、11月半ばになった今、ついに上級ダンジョンの最奥へ展開する準備が調った。
これにより上級ダンジョンを突破出来る学生が更に増えるだろうと、とても期待されている。
メリーナ 18歳 【シークレットマネージャー】〈アークアルカディア〉所属
〈商業課3年1組〉に在籍している。ノーカテゴリーの秘書。
ゼフィルスたちが初めて手に入れた素材を売ったときにその担当をした事が切っ掛けで〈エデン〉の専属担当となる。ハンナとは非常に仲が良い。
単位も足りていることから〈総商会〉の所属について悩んでいたところでハンナから誘われ、〈エデン〉の〈助っ人〉として仮加入した。
〈総商会〉にいた頃は、何でも買い取りする代わりに最安値だったためあまり良いアイテムや武器は扱えなかったが、〈エデン〉では他で滅多にお目にかかれない物も扱えるため、メリーナはもう他にはいけない身体にされてしまったようだ。
第三十三章では〈ダンジョン商委員会〉に加入した。
マリアと共に〈ダンジョン商委員会〉を盛り立て中。様々なギルドを味方に付け、商人にじゃんじゃん攻略者の証を取らせて上位のダンジョンへ送り出しまくっている。
〈総商会〉も完全に味方に付けており、近々〈ダンジョン商委員会〉に統合される可能性も出てきたようだ。
サトル 17歳 【デスマーチプロデューサー】
〈生徒会・庶務〉〈アークアルカディア〉所属。二つ名は〈デスマのサトル〉。
〈支援課2年1組〉にクラスが変わった。ノーカテゴリーの仕事人。
間が悪いタイプで、いつも何かしらトラブっている。しかし、仕事には誠実で……いや、社畜根性が身についているため大量の仕事でも難なくこなす。デスクワークは非常に優秀。〈生徒会〉が一時人手不足でピンチに陥ったときに手を貸し、そのまま〈生徒会〉に加入した。
第三十三章の学園祭では〈生徒会〉の仕事をこなしつつ、〈支援課2年1組〉では演劇でなぜか悪の親玉、〈黒死曲のサトール〉として出演。
世界中の人間を不眠不休で仕事をさせ世界を征服しようと企むサトールだったが、探偵カイリと怪盗ニーコによって追い詰められ、倒される最後を遂げた。
一部からは大受けだったらしい。またやってほしいという声もあったとかなんとか。
アルストリア 17歳 【アルケミーマイスター】〈生徒会・会計〉
ハンナちゃんストーリー第8話・初登場〈アークアルカディア〉所属
〈ダンジョン生産専攻・錬金術課2年1組〉に在籍している。
背中まで流れる金髪をウエーブにしており、頭には翼の飾りのついたカチューシャをつけている。青系で優しい瞳をしている。
家が王都を拠点にする大型錬金店の娘で、経営などに強い。ですわ口調ではあるが驕ったところは無く、割と世話焼きの性格。シレイアさんが見ていられず、よく手助けをしている。また、ハンナとは大の仲良し。
第三十三章では、ハンナと協力し、とあるとんでも爆弾を量産して〈迷宮防衛大戦〉に挑むゼフィルスに渡して見送った。
学園祭ではハンナと共に行動、去年は変装していれば中々バレなかったが、今回は有名になりすぎた弊害か、結構ハンナだとよくバレた。
そしてその度に貢ぎ物を贈られていくハンナである。アルストリアもその度に一緒に「〈生徒会〉のお仕事ご苦労様です」とか「これからもハンナ様を支えてください」という声と共に色んなものを貢がれた。なぜかハンナの秘書のような立場だと思われているっぽい。
シレイア 17歳 【アルケミーマイスター】〈生徒会・書記〉
ハンナちゃんストーリー第8話で本格的に登場〈アークアルカディア〉所属。
〈ダンジョン生産専攻・錬金術課2年1組〉に在籍している。
グレー寄りの白髪をボブにしていてカチューシャをしている。瞳はゴールド系だが、よくバッテンになる。
クラスの中でレベルも高く、意識も高いためかなりの実力者。人見知りで、気持ちが高まったりすると言葉が噛み噛みになるのが悩み。
ハンナとはとても仲良しで大親友。ハンナから教えを受けて、ハンナのために何か頑張ろうと奮闘する姿は微笑ましい。
第三十三章では、学園祭でどんどんバレては応援やら貢ぎ物を貰うハンナに目がキラキラのシレイア。
生産隊長の立候補が誰も出ないことに、何人かの先生から立候補を勧められたりしたが「ハンナ様以外に生産隊長はいません」と自信を持って断った。なお、ハンナも立候補してないが、それは全く問題にしていないシレイアである。
最後はシレイアもハンナに貢ぎ物を差し出し始め、「ていっ」とハンナからデコピンをもらった。なお、ハンナからデコピンをもらったのはシレイアが最初で最後である。
〈採集無双〉の採集メンバー。〈アークアルカディア〉所属
モナ 17歳【マスター・ファーマー】 ソドガガ 17歳【双工掘ドワーフ】
アンベル 17歳 【大旋風コリマー】 タイチ 17歳 【伝説の釣りキング】
採取のモナ、発掘のソドガガ、伐採のアンベル、釣りのタイチ。
役割分担がキチンとしている上、みんな仲が良い。モナがリーダーを務めている。
全員〈採集課2年1組〉所属。
第三十二章では〈クラス対抗戦〉で優勝し、〈採集課〉最強の座を手に入れた。
第三十三章では〈採集課〉トップとして色々出し物に出演してほしいとか、ポスターのモデルなんかに選ばれた〈採集無双〉の面々。
〈採集課〉の出し物が多く集まるブースでは、「〈採集無双〉の方々が取ってきた◯◯だよー! さあ買った買った!」と、なんか名前を出されて色々売られたりした。
ちなみにかなりネーミング効果があったようで、結構売れ行きはよかったらしい。
ただ、〈採集無双〉のパーティ名は有名だが、モナたち個人の名前まではまだ認知度は低いらしい。
サティナ 17歳 【アイテムエンハンス】〈採集無双〉の元護衛担当。女子。
ハンナちゃんストーリー第9話・初登場〈アークアルカディア〉所属。
二つ名は〈横笛〉。〈支援課2年1組〉所属。
ブラウン系の短い髪を黄色いカチューシャで留めたややロリ気味のダウナー系。言葉遣いはとても丁寧なのだが、感情の起伏が乏しい。
アイテムを使う職業故に支出額に毎回クラッとしていた。
しかし上級職に就かせてもらい、アイテム代の掛からない今までと全く違う仕事まで紹介してもらって、ゼフィルスにはとても感謝している。
第三十三章の学園祭では〈採集無双〉の1人として〈採集課〉に出演(?)した。
また、〈横笛のサティナ〉として、演奏会にも参加。
アイテムの〈フルート〉を吹いているうちに、本物のフルートにもハマっているらしい。




