#128 ステータス回。5人分行ってみようか!長い。
まず俺のステータスから行こう。
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名前:ゼフィルス
人種:「主人公」「男」
職業:【勇者】LV26→LV34
SUP:合計22P獲得
制限:無し
【HP 228/228→262/262】
【MP 304/304→372/372】
【STR 100→120】(×1.6)
【VIT 100→120】(×1.6)
【INT 80→120】(×1.6)
【RES 80→120】(×1.6)
【AGI 100→120】(×1.6)
【DEX 22→28】(×1.6)
【SUP 0P→176P→0P】
【SP 0P→8P→4P】
《スキル》
『身体強化LV10』『直感LV5』『アピールLV5』
『ソニックソードLV5』『ヘイトスラッシュLV1』
『ディフェンスLV1→LV5』
『幸運』
《魔法》
『シャインライトニングLV1』
『オーラヒールLV1』『リカバリーLV1』
《ユニークスキル》
『勇者の剣LV1』
《装備》
〈天空シリーズ〉右手、左手、体①
『状態異常耐性LV3』
〈真魂のネックレス〉アクセ
『MP自動回復LV1』
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ステータスを平均的に上昇させついにオール120に突入。
『身体強化LV10』により実質オール192と同義だ。【勇者】マジ強い。
続いて〈スキル〉〈魔法〉だが、こちらはLVアップだけだ。
『ディフェンス』をLV5まで引き上げた。
SPの残り4Pに関しては持ち越しだな。次の三段階目ツリーが解放された時用に取っておく。
職業LV40から三段階目ツリーが解放されるからな。
三段階目ツリーはその職業に取って最高の〈強スキル〉と〈強魔法〉が解放されるから、なるべくLV40で多くを使用可能にしておきたい。
さて次にハンナだ。
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名前:ハンナ
人種:「村人」「女」
職業:【錬金術師】LV29→LV35
SUP:合計14P獲得
制限:〈DEX+5〉
【HP 30/30】
【MP 380/380】
【STR 10】
【VIT 10】
【INT 10】
【RES 101→155】
【AGI 10】
【DEX 205→235】
【SUP 0P→84P→0P】
【SP 4P→10P】
《スキル》
『錬金LV10』『調合LV10』『素材返しLV10』
『幸運』
《魔法》
未取得
《ユニークスキル》
未取得
《装備》
〈マナライトの杖〉両手
『空きスロット』
〈フレムロッド魔能玉〉『ファイヤーボールLV5』『フレアランスLV3』『アイスランスLV1』
〈アーリクイーン黒〉体①
『打撃耐性LV2』
〈初心者装備〉頭、足、アクセ①
(帽子、靴、ネックレス)
〈節約上手の指輪〉アクセ②
『MP消費削減LV3』
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前とほぼ変わらない。ただ今回は【RES】値に極振りしてもらった。
これは初級上位へ挑む布石だ。戦闘ステータスが貧弱なハンナがなんとか活躍出来るよう、活路を見いだすための対策。これに関しては実際に挑む時にまた説明しよう。
本当は【DEX】値に振る分も【RES】に回したいのだが、制限値である〈+5×LV6=30P〉分は【DEX】に強制振りされてしまう、これは仕方ない。
スキルの方は変わらず。ハンナも三段階目のツリーが解放されるまでSPは貯金だな。
次はラナだ。
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名前:ラナ
人種:「王族」「姫」「女」
職業:【聖女】LV20→LV32
SUP:合計21P獲得
制限:〈INT+5 or RES+5〉
【HP 94/94→192/192】
【MP 340/340→448/448】
【STR 10】
【VIT 30→70】
【INT 110→170】
【RES 150→210】
【AGI 30→50】
【DEX 30→40】
【SUP 0P→252P→0P】
【SP 0P→12P→2P】
《スキル》
『幸運』『MP自動回復LV1→LV5』『MP消費削減LV1→LV5』
《魔法》
『回復の祈りLV1』『回復の願いLV1』
『全体回復の祈りLV1』『生命の雨LV1』
『復活の奇跡LV1→LV3』『浄化の祈りLV1』
『獅子の加護LV1』『聖魔の加護LV1』
『守護の加護LV1』『耐魔の加護LV1』
『迅速の加護LV1』
『光の刃LV1』『光の柱LV1』
《ユニークスキル》
『守り続ける聖女の祈りLV10』
《装備》
〈慈愛のタリスマン〉両手
『回復強化LV5』
〈聖女装備一式〉頭、体①、体②、腕、足
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ラナもすごい数値になったなぁ。
一部『身体強化』した俺のステータスを追い抜いている。
【MP】値なんてメンバーの中でトップだ。さすが魔法職。
普通の職業は初級ダンジョンでHPまたはMPが500に届く事はまず無い。だが、ラナは初級上位に行ったら余裕で超すだろう。
【聖女】がどれだけ優秀か分かる数値だ。
今回【聖女】は耐久メインに振ってある。『復活の奇跡』を使える【聖女】がやられると戦線が崩壊するので耐えられるように、だな。【聖女】さえ残っていればなんとかなる。
一応はヘイトを取らなければ狙われる心配は無いが、事故は必ず起こる。対策をしておいて損は無い。
そして〈スキル〉〈魔法〉覧だ。
相変わらず多様に、浅く広く取得する育成方法。
一部LVが高い物もあるが基本的に使用可能しているだけで十分使い物になるのでこのような形になっている。
今回は新たに獲得せずLV上げにSPを振った。
『MP自動回復』『MP消費削減』。これは余裕がある時はできるだけLVを上げておきたい、共に4Pずつ振ってLV5まであげる。
そして戦闘不能から復帰させる『復活の奇跡』もLV1からLV3まで上げておく。
『復活の奇跡』はLV5になるとHPが半分で復帰させる事ができるほか、消費MPがグッと削減され1回MP20まで減るので初級上位ダンジョンに挑む前に少しでも上げておきたかった。
いや、別に今の装備にこのステータスなのでまず戦闘不能にはならないと思うが念のためだな。レアボスとかな。
次はエステルだ。
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名前:エステル
人種:「騎士爵」「姫」「女」
職業:【姫騎士】LV20→LV32
SUP:合計20P獲得
制限:〈STR+5〉
【HP 192/192→290/290】
【MP 140/140→200/200】
【STR 150→210】
【VIT 70→110】
【INT 10】
【RES 60→90】
【AGI 60→100】(+15)
【DEX 20→40】
【SUP 0P→240P→0P】
【SP 3P→15P】
《スキル》
『ロングスラストLV5』『騎乗LV1』
『プレシャススラストLV5』
『レギオンスラストLV1』
『騎槍突撃LV5』
『両手槍の心得LV5』
『幸運』
《魔法》
無し
《ユニークスキル》
未取得
《装備》
〈リーフジャベリン〉両手
『AGI+15』
〈姫騎士装備一式〉頭、体①、体②、腕、足
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今回のエステルの【STR】値は少し抑えてある。
というのもこれだけの数値があれば道中のモンスターなんて相手にもならないからだ。スキルでも使おうものならオーバーキルになってしまう。【STR】に振る意味が薄いので、今のうちに他を伸ばしておこうという判断だ。
SPはまったく使わずに貯金一択。三段階目のツリーが解放されてのお楽しみだな。
他のステータスは20~30で振っておく。エステルは今後【AGI】が必要になる事が多くなるはずなので少しだけ多めに振っておこう。
前の『バトルウルフ流・爆炎尻尾薙ぎ』みたいな事故が起こる事もあるためアタッカーでも多少攻撃を耐えられるよう硬くするのも忘れない。これからは全体攻撃も増えるしな。
最後はシエラ。
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名前:シエラ
人種:「伯爵」「姫」「女」
職業:【盾姫】LV20→LV32
SUP:合計20P獲得
制限:〈VIT+5 or RES+5〉
【HP 410/410→452/452】
【MP 140/140→200/200】
【STR 30→80】
【VIT 110→170】
【INT 10】
【RES 100→160】
【AGI 25→60】
【DEX 25→30】
【SUP 0P→240P→0P】
【SP 0P→12P→3P】
《スキル》
『挑発LV5』『ガードスタンスLV1』
『シールドスマイトLV1』
『シールドバッシュLV1』
『カバーシールドLV1』『ファイヤガードLV1』
『フリーズガードLV1』『サンダーガードLV1』
『ライトガードLV1』『カオスガードLV1』
『状態異常耐性LV1→LV10』
『受盾技LV5』『流盾技LV5』
『幸運』
《魔法》
無し
《ユニークスキル》
未取得
《装備》
〈鋼華メイス〉右手
『通常攻撃威力上昇LV5』
〈盾姫カイトシールド〉左手
〈盾姫装備一式〉頭、体①、体②、腕、足
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シエラもだいぶ硬くなってきた印象だ。
この【VIT】値と【RES】値ならもう初級上位では余裕だ。防具も中級装備だしな。戦闘不能になる事なんてよほどの事でも重ならない限り大丈夫だ。
ということで今回はそれ以外を多く振る。
今まで硬さに重点を置きすぎて他のステータスが申し訳程度にしか振っていなかったが、ここまで硬くなれれば他に振っても問題ない。
【盾姫】はLV40、三段階目のツリーが解放されると攻撃系〈スキル〉が多く使えるようになる。
今までは相手のヘイトを稼ぐ『シールドスマイト』や、相手の体勢を崩すための『シールドバッシュ』といった、ダメージをメインに稼ぐ系ではないスキルばかりだったが、メインダメージのスキルがいくつか生えるのだ。
そのため【STR】に多めに振る。LV40には100まで数値を上げていきたい。
〈スキル〉の方は『状態異常耐性』に極振りだ。LV10まで上げる。
これで状態異常に関してはほぼカット出来る。
ただ、相手が『耐性貫通』や『状態異常確率上昇』などのスキルを持っていた場合、僅かに状態異常に掛かる可能性は残るがその時は俺らでカバーしよう。
ちなみにダウンは状態異常に含まれないのでそこも注意が必要だ。
その他は今は上げなくても良いので残りのSPは貯金に回す。
よし、とりあえずはこんなもので良いだろう。
「みんな良い感じだな」
「うん。LV40になるのが楽しみだね」
「そうね! もう待ちきれないわ。今からダンジョンに行きましょう!」
「ラナ様、もう日が暮れます。ダンジョンには明日参りましょう」
「ゼフィルス、いつもありがとう。またお願いするわ」
「おうよ。いつでも聞きにきな」
ステータスと今後の展開について伝授すると、彼女たちはもう待ちきれない様子だ。
分かる。分かるぞぉ。俺も攻略サイトでスキルや育成について確認した時は同じ事を思った。
ワクワクするのだ。とても。
そこまでレベルを上げるのが、そのレベルに至るのが、そして職業最高の三段階目ツリーの〈スキル〉・〈魔法〉が使えるようになるのが。
それは一体どんなスキルなのか、どんな魔法なのか。強いのか、アクションはどうか、気になって気になって使ってみたくてしょうが無くなる。そこまでレベルが上げたくて堪らなくなる。
第三段階目ツリー開放、職業LV40は初級上位ダンジョンまで行けば目と鼻の先だ。
やる気も気力もテンションも上がりっぱなし。
いいね、明日も頑張って、レベル上げしようぜ!
「あ、その前に全員、前言ったこと憶えているか?」
「前? なんだっけ?」
「ヒントはギルドフラッグだ」
「あ、そういえば装備に彫金や刺繍を施してくれる事になっていたのよね! 忘れてたわ!」
まあ、ラナだけではなく皆から抜け落ちていたらしいな。
「エステルも帰ってきたからこれから装備預けに行こうか。そうすりゃ明日の朝には完成しているはずだ」
「新しいギルド〈エンブレム〉が入った装備を身につけて初級上位ダンジョンデビュー。なんか凄く良い響きね!」
ということで色々と盛り上がりつつ今日はこのままマリー先輩の店に行き、解散したのだった。
翌日、また〈ワッペンシールステッカー〉で待ち合わせだな。