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ゲーム世界転生〈ダン活〉~ゲーマーは【ダンジョン就活のススメ】を 〈はじめから〉プレイする~  作者: ニシキギ・カエデ
第二十二章 秘湯巡りと〈ギルバドヨッシャー〉練習試合!

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#1040 水着回再び!〈エデン〉では列を作るもの?




「ゼフィルスお兄様! ルルは水着なのです!」


「おう、可愛いぞルル」


「ちょっとゼフィルス、私は?」


「もちろんラナの水着姿も素晴らしい。またこの姿が見られて俺は幸せ者だ」


「ふふん。そうでしょう。私もまた水着を着られて嬉しいわ」


 タラップを降りてきたルルが真っ先に俺の所にやってくる。

 バシャバシャとお湯をかき分け、体の腰部分までお湯に浸かっているのがとてもキュート。

 夏休みでも見た白スク水、相変わらずの胸の所に「るる」と書いてあるのがグッドだ。


 ラナも夏休みに着ていたビキニタイプ。

 フリルがたくさんあしらわれている青系の水着を着ている。

 うん、相変わらずよく似合うぜ。またこの水着を見られるとは、しかも温泉地で。

 同じ水着でも海と温泉地ではまた違う良さがある! むしろ何度でも見たい!


 そんな俺の気持ちが通じてしまったのかもしれない。


「ゼフィルス、次は私の番よ」


「え? また俺が全員褒める流れなのか?」


 次にやってきたのはシエラ。

 シエラも前と同じ白のビキニタイプを着ていたが、顔が赤い。

 照れ顔だ! こ、これは破壊力が高い! しっかり目に焼き付けないと!


「も、もう。そんなじっくり見ないで」


「おう」


「……おかしいわね。普通は返事をしたら目を逸らすものじゃないの?」


「シエラの水着姿が素晴らしすぎて視線が離せない」


「……もう、一度見たことあるでしょう」


 顔をさらに赤くして体を抱く仕草でそっぽ向くものの、その場から移動せず見せてくれるシエラのクーデレ具合にやられそうです。


「あ、シエラさんがずるいです!」


「面白そうなことをしているわね。私たちもいいかしら?」


 続いてやってきたのはアイギス号から降りてきたアイギスとタバサ先輩だ。

 アイギスが急ぐように駆けてくると、お湯に波が生まれてぷかぷかしていたルルが流されていった。シェリア、追いかけてあげてくれ。


「ゼフィルスさん。どうでしょう?」


「おう、相変わらずすごく良いぜアイギス。すごくお姉さんっぽい」


「ふふ、ありがとうございます」


 ピンク系で優雅で大人なパレオを纏ったビキニタイプのアイギスはまさに年上風。

 同年代が多い〈エデン〉で一つ年上のお姉さんという魅力を前面に出してくる水着だ。

 温泉にパレオ。泉で水浴びをする女神のイメージが頭を過ぎる。これは良いものだ。水瓶(みずがめ)とか用意するべきだったか?


 そしてタバサ先輩。タバサ先輩は前回の夏休みにはいなかったので水着は初めてだ。


「ふふ、このシスター水着、どうかしら?」


「シスター水着!」


 タバサ先輩の水着は、黒のスクール水着タイプ。ただ腕に黒を基調とし白のアクセントの入ったアームカバーを付けていてシスター風を演出している改造水着だった。

 おお~。アームカバーを付けただけでこうも印象が違うのか!! すごい。

 なんか、すごく背徳的で素晴らしい!


「タバサ先輩は、背徳的な感じが言葉には出来ない魅力を放ってる! とても良いと思う!」


「うふふ、ありがとう。嬉しいわ」


 思わず親指を立ててグーしてしまった。

 とりあえずすごくいいねと思っていることは伝わっただろうか?


 その後もなぜか全員水着を見せに来た。流れは夏休みのビーチの時と同じだ。

 オリヒメさんだけはレグラムの方へ一直線だったが、ミサトはなぜか見せに来る。

 俺に見せに来た上でメルトを(あお)るのも忘れない。


「どうどうメルト様? また追いかけっこする? 今度こそ私を捕まえてみる?」


「その手には乗らん」


「え~」


 ちなみにオリヒメさんは完全に清楚系で、青系のワンピースタイプだった。温泉地でもおしゃれを忘れない! さすがだ。


「女の子が自ら水着を見せに来る? え? 〈エデン〉ではこれが普通の光景なのか!? う、羨ましすぎる!」


 なんだか視界の端でサトルがハンカチでも噛みそうな表情で見つめてきていた気がしたが、きっと気のせいだろう。


 続いて来たのは〈転職制度〉後に仲間になったメンバー。水着初メンバーたちだ。


「ゼフィルスさん、この水着はどうでしょう? 似合っていますかしら?」


 カタリナは完全にビキニタイプだった。シンプルイズベスト。色は意外にもオレンジ系だ。

 これはあまり無かったタイプ。オレンジって割と目に入ってくるんだと初めて知った。


「ゼフィルス君~、私の水着はどうかな?」


「私も、是非見てください」


 小柄なフラーミナは下がスカートのワンピース水着、淡い青系がいいね。

 ロゼッタは赤のビキニタイプだが、下はチャックの開いたショートパンツだった。

 上は前で結ぶタイプ。これも背の高いロゼッタにとても似合ってる。


「カタリナはシンプルイズベスト、これ以上無いってくらい良いね。フラーミナは可愛いな、淡い青色のチョイスが絶妙だ。ロゼッタも赤色が凜々しい感じを出していてすごく魅力的に見えるよ。3人ともよく似合ってる」


「やりました! ありがとうございますゼフィルスさん!」


「はいはいカタリナ~後ろが詰まっているからすぐに空けようね~。あ、ゼフィルス君感想ありがとね~!」


「ありがとうございますゼフィルスさん。これにて失礼いたします」


「ちょ、そこは掴まないでくださいな、ほどけちゃうわ!」


 カタリナがぐいっと身を乗り出してきたと思ったらフラーミナとロゼッタに左右を捕まれて連れて行かれてしまった。何やらカタリナっぽくない口調の言葉が聞こえた気がしたが、きっと気のせいだろう。


「次は私たちかー。なんだか緊張するよ!」


「そんな大きくて立派なものを持ってるんだから堂々とするべきだよトモヨちゃん」


「大丈夫、緊張しているのはみんな一緒だよ! さあ、ゼフィルス君に見せるよ? 準備は良い?」


「「おおー」」


 続いてやってきたのはトモヨとルキア、そしてシャロンだ。3人は宿で同じ部屋ということもあってすごく仲良くなった様子で一緒に行動している。

 そしてこの3人はとある部分がとてもすごい。


「あ、えーっと、どうかなゼフィルス君?」


 トモヨは、正直に言えば大ボリュームだ。エステル、シズと同格。

 水着は淡い桃色のビキニタイプ。というかビキニ以外着れないんじゃないかサイズ的に。色々とすごい。


 ルキアはミサトと同じく兎人女子の標準体型で平均的だった。これが平均ってマジで兎人はすごい。さすがに貝殻の水着までミサトと一緒では無く、白のビキニに下はフリル付きの水着を着ていた。


 シャロンは髪の色と同じ薄紫のビキニタイプだ。上がホルターネックでグッと重い物を持ち上げている感があってすごい。お嬢様っぽい水着だった。下は紐で結ぶタイプの水着でとても良い。


「3人ともとても魅力的だ。すごくいいと思うぜ」


 褒めているようで、水着を褒めるのを忘れた気がしたが、多分気のせいだ。


「あ、ありがとうゼフィルス君!」


「いしし、なんか照れくさくなっちゃった」


「魅力的って言ってもらえたよ~、やったね!」


 3人には喜んでもらえたので良し!


 その次に来たのは生産組だった。


「あの、ハンナさん。わたくしたちもですの? ちょっと恥ずかしいような」


「そんなことないですよアルストリアさん、とても綺麗です。それに温泉旅行の手配や水着を用意してくれたのはゼフィルス君なので、ちゃんと見せないとダメですよ」


「そ、そんなルールが〈エデン〉にはあったのですね」


 照れた様子のアルストリアさんがハンナに手を引かれてやってくる。シレイアさんは勘違いしたハンナに洗脳されてるな。今回は水着素材取りに行っていないんだが。

 後、別に見せに来るルールはない。いやあるのかな? よく分からない。あるということにしておこう。


「ゼフィルス君、来たよ!」


「あの、水着を買っていただいて、ありがとうございますわ」


「温泉に誘ってくださり、とてもありがとうございますです!」


「はは、こちらこそアルストリアさんとシレイアさんには助けられているんだ。今日は慰安と思って体を休めながら楽しんでくれ。それと3人とも水着はよく似合ってるよ」


 生産組は真面目だ。さすがはハンナのクラスの女子だ。

 是非楽しんでいってほしい。


 ちなみにアルストリアさんはリーナ並の大きさでスタイルもすごく、体のラインの出る紺の競泳水着系を着こなしていた。

 シレイアさんは紺のスク水系に紺のアームカバーとレッグカバーを着ている。胸には「しれいあ」と書かれているのはマリー先輩の遊び心かな?


 また、ハンナは前と同じく白と黄色のしましま水着。スタンダードビキニタイプを着ているが、さすがにハート型のサングラスは外してきたようだ。


 そしてラスト。


「最後は真打ち登場って決まっているのよね! エリサちゃんとフィナちゃんの登場よ!」


「どうでしょう教官、似合っていますか? 姉さまより似合っていますか?」


「ちょっとフィナちゃん!? なに勝手に私より似合ってるかと聞いているのかな!? そんな質問しちゃダメでしょ!?」


 エリサとフィナだ。

 エリサは改造悪魔っ娘水着、とでも言えば良いのだろうか。黒の上下に分かれたヘソ出し水着をベースにして背中とお尻の少し上の部分からコウモリの翼が出ている。可愛らしい水着だ。

 フィナはこちらもエリサに近く、白の上下に分かれた水着をベースに、上は背中に天使の翼を、下には白のスカートを履いている。可愛い。とても可愛い水着だ。


 しかし、これってちゃんと泳げる水着なのかな? 翼とか引っかかったら危なくない? 脱げる的な意味でも。

 …………深く考えないようにしよう。


「エリサはここでも悪魔的要素を取り入れるとは気合いが入ってるな。フィナも天使の翼がすごく可愛いぞ、まるで本物の天使みたいだ。2人ともすごく可愛くて似合ってる」


「ふわ! なんだかすごく滾ってきたわ! おっしゃー! ご主人様、どこか2人でゆっくりできる場所に行きまぐはぁ!?」


「姉さま。イタズラはほどほどにしませんと教官に嫌われてしまいますよ?」


「今のは、イタズラじゃなくて、本心……」


「教官、ありがとうございます。可愛いと言ってくれて、とても嬉しかったです」


「いやいや、こっちこそ良いものを見させてもらった。あと翼だけは注意してな」


「? はい。もちろんです」


「フィナちゃん。なんだか今フィナちゃんだけ点数稼いでなかった?」


「そうですよ?」


「認めた!? そこは否定しなきゃいけないところだよフィナちゃん!?」


 うむうむ。みんなテンションが上がっている様子だな。

 全員の水着発表会も終わってしまったので俺もゆっくり温泉地を楽しもうと思う。

 まずどこに行こうかな~。




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ゲーム世界転生〈ダン活〉1巻2022年3月10日発売!
― 新着の感想 ―
[良い点] サービス回だな。 挿し絵がついたら半裸のカルアとかイラストになりそうだ。
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