ルシファーズハンター
最近ルシファーズハンターをなのる勇者軍がサラやユウキといったルシファーを監禁し陵辱し処刑するという事件が多発していた
オルガン「随分飛んでるけど何処に向かってるんだ」
海里「横須賀総本部基地さ」
オルガン「なら此処は日本なのか?」
海里「ニホン!?そんな造語知らないなぁ此処はジパング州だよ」
オルガンはこれだけ飛んでいるのにも関わらず海が全く見えない事に違和感を感じた。
オルガン「大分遠くまで飛んだ様だが何処に向かっている?」
海里「横須賀全軍総本部だよ!後少し我慢しておくれ」
この世界は都心とそれ以外の栄えかたが極端だと気付いた。
文明レベルはオルガンの世界と同程度だろう、しかしこれだけ飛んでも海が全く見えない事に違和感を感じた。
そして巨大な軍事施設が目の前に現れるそれが軍の総本部だという事は雰囲気で理解出来たが
海里「さぁ着いたよ全軍総大将に謁見を申し入れよう」
オルガン「横須賀と言えば海軍だが海がないじゃないか?」
海里「海は存在するけど遥か遠くにねこの世界は巨大な大陸の現在は1国家何だ」
オルガン「成る程、この世界では曲の絶対位置の移動や大きな地殻変動が起きていないだから本来沈むはずだった大陸がその儘残って大陸が分断されて島国になるような事になっていないのか」
海里「そろそろやめなよ、元いた異世界とこの世界を比較するのはもう君はこの世界の住人何だから全てを受け入れないと、まぁ未練があるのは分かるけどさ」
オルガン「いやすまない、未練何てないさこっちの世界の方が面白そうだ」
そして巨大な門の入り口に到着、すると中から大勢の部下を連れた巨大な人物が現れる。
髪の毛は逆立ち眉毛がへの字型で犯罪者の様な目つきをしている範馬 勇次郎と言えば分かるだろうでググればでてくる。
様は人類最強とも言える風格がある、その人物の名は暁平八郎、軍の大将だ
そんな男が海里に気付き話しかける。
暁「海里じゃあないか...ん..その童は?」
オルガンは本来40歳なので童呼ばわりされた事に腹を立てるも本来の姿でもこの男には逆らえないだろうなと思った。
海里「異世界から来た子だよ特務隊候補生に推薦しようと思ってます」
暁「なんだと?異世界?魔族と繋がりがある者かもしれん、何故首をはねない?」
海里「エビテンスなら彼の背中の草薙の大剣を見てくださいよ」
暁「なんと!あの聖なる者にしか抜けないと言われる草薙の大剣を抜いたとは将来の救世主誕生だなはっはっはっ」
そう言うと去って行った。
正確には抜いてはいない、岩をそのまま切り裂いただけだが。
門を通り受付で謁見の手続きを海里がしていると金髪の貴族の様な子供といっても同世代だがその人物が通りがかり海里の尻を触る。
海里「キャッ」
海里が一瞬女性の様な声を出した、この馴れ馴れしさにオルガンは怒る。
男「そりゃこんな美少女の尻を見たら触りたくなるだろスカートだったらめくるな、だが海里は男性なんだぜ?」
オルガンは言い返せない大人ならまだしもこの場にいる3人は小学校低学年だ子供が子供の尻を触って補導何てニュースは聞いた事がない。
海里「あ、良い所に来たね彼を推薦するんだ名前はオルガンで9歳だってさ」
海里「で、こっちの金髪君はウィッシュ、でもメンタリストでもないエスパーダイゴ君本物のエスパーさ」
オルガン「エスパーか芸人みたいだな、俺の世界では昔は流行したが現在の聴衆はもっと現実的な現象を楽しむようになりユーチューバーが成り立っている」
ダイゴ「言っている事が良くわからないけど俺の事馬鹿にしてんのか?」
オルガンは僅かな時間でダイゴの発言と行動を観察し知能は自分や海里より遥かに劣っていると判断した。
オルガン「いや普通に凄いと思うなで、どんな能力があるんだ?」
ダイゴ「複数あるけど一番凄いのは時間逆行で自分が体験した時間軸を戻れるんだ要は過去へのタイムリープ、3秒だけだけどな」
オルガンは過去に3行滞在できるのと未来に3秒滞在出来るのを比較したが未来へ飛ぶ方がメリットが多いと判断した。
そして何故時間制限があるのかが気になった。
海里「手続き終わったよダイゴも一緒に行こう」
ダイゴ「あ..余り行きたくないなぁ」
海里「3人で行くのに意味があるんだ3人とか5人って重要な数字なんだよスリーマンセルはサンバルカンしかりなるとしかり」
ダイゴ「秒で終わらせてくれよお前が本当羨ましい」
オルガンにはこのダイゴの羨ましいと言う意味が理解できなかった。
海里「良いかいオルガン君これから会う人間は全軍総大将だよ人類の頂点に立つ人だ、その人が死ねと言ったら死ななければならない野球で言うと球審、裁判だと裁判官さ、あの人は神と呼ぶに相応しい僕等は虫に生まれたけどね」
ここで明らかにすると海里には表情が無く声も淡々とした口調で話す、なので恐ろしい事を聞くとほんとに恐ろしく感じる。
そして全軍総大将の間に到着。
オルガン「そんなに凄い人なのに護衛的な人が見当たらないが」
海里「必要ないさその人に勝てる生命体は現在の地球では存在しないと言われているからね」
流石にオルガンも緊張した、アメリカ大統領とも何度も会食した事もあるがここまで圧倒的権力者と今の自分の立場を考えると有得ない。
観音開き扉を海里が両手で開ける、オルガンは手掌多汗症手術が必要な位手汗をかいていた。
ゴクリと唾を飲み込む、命の危険を感じた、自分は異世界からの住人、拷問されるかもしれない。
扉が開く。
「ゴゴゴゴゴゴ」
この言葉がそのまま空間に浮いているそれは広い空間だった。
オルガンはライブを見に横浜アリーナを思い出した、マヂでライブやバスケの試合でもやるのかって広さだ。
アリーナのステージと最後尾の距離感、神はステージの椅子に後ろ向きに座っていた。
この距離は小さくてよく見えないが老人である事が分かったそして体からオーラみたいな気体が見えるこんな人間初めて見る。
海里が近くにあるマイクスタンドの前に立つ、歌でも歌うのか。
海里「じいさん来たよ」
オルガン「なんだとぅ」
神とも言える存在をじいさん呼ばわり確かにじいさんだが相手は神。
海里の声に反応して此方に振り向く、表情までは分からない。
そして椅子に座っている状態から足を使わず腰の力だけでジャンプし一気に目の前まで飛んできた
「ようきたのう子供達よいや孫たちか」
よくよく考えてみたら9歳の子供達に大人がムキになる筈が無い。
ユーチューバー達がこぞってドッキリしかやらなくなって現象を思い出した、これは海里のドッキリか。
海里「じいさん異世界から来たオルガン君を特務候補生として入隊させて欲しいんだ」
異世界というワードにじいさんは反応した。
神月「お主かわしは神月鬼一郎じゃ異世界から来たならしらんじゃろう海里の母方の父親でもある」
オルガン「俺を入隊させてくれるんですか?」
神月「お主話の流れとか成り行きで入隊するハメになっとりゃせんか?」
オルガン「宿命ですからこれは鬼が出るか蛇が出るか」
9歳の子供が使う言葉でない事をスラスラ言える本当は40歳のオルガン
神月「気に入ったわしは構わんが五月雨に決めて貰う」
海里「あぁ五月雨さんかぁ駄目かもしれないなぁ」
神月「海里よわしが何時までもこの椅子に座っていると思わんでくれよ」
この台詞を最後に総大将の間を後にした。
オルガン「五月雨って人の名前か?誰なんだ?」
ダイゴ「子供が嫌いなIQ500の天才じいさんだよ」
オルガン「IQって500まで計測できるのか!?」
海里「横須賀基地の横に併設されている民間の総合科学研究所の所長なんだけど気難しい人でね」
オルガン「何だか子供が嫌いって理由ではない気がするが」
海里「僕には策がある行ってみよう」