防衛大臣に触発されたので、COVID-19による死について考えてみる
これまでアクセスありがとうございます。
COVID-19が問題なのは、免疫系を刺激しないため、潜在感染者が多発してしまうことでした(基本的に濃厚接触による感染)。若くて健康であれば、おそらく体液性の免疫系によって感染症の症状をきたすことなくCOVID-19は撃退されます。基本的には全く問題ないウイルスなのです。
しかしながら、その特性ゆえに高齢者と潜在感染者との濃厚接触が発生すると(特に要介護者では避けられない)、高齢者に感染が広がります。そして、自覚症状が現れない、かつ、体調の認識機能が弱っているため、肺の組織障害がかなり進まないと(例えば死亡するまで)本人も周りのものも感染に気付きにくい。そして、最初の死者が出た時には、高齢者のコロニーにCOVID-19が蔓延していて、かつ、多くがすでに重篤化してしまっているという状況が発生してしまいます。ここの部分が最も重要です。
要するに、高齢者では体調が指標にならないので、ラ音やパルスオキシメータみたいに非侵襲的かつ簡便に呼吸機能をモニターする必要があるのです。おそらくこれがCOVID-19による死を防ぐ最も有効な手段でしょう。
新たにワクチンや治療薬が出てきても、必ずそれを掻い潜って感染を広げていくのがウイルスです。「遺伝子変異によりありとあらゆる環境でも増殖し続ける」という地球上最強の自己増殖体なのです。
今後も冬季を中心に、高齢者がCOVID-19により命を落とすでしょう(この世代の免疫機能に期待はしていません)。ただそれは、寿命を決定する因子が1つ増えただけということです。
夏季には少なくなるでしょうが、重要なのは発症しないCOVID-19キャリアの行動(すなわち、日本に住む人全て)が鍵を握りますので、減ったとしても1日辺り10-20名がCOVID-19により死亡することは覚悟してください。
とはいえ、悲観することではありません。単に、これが常識になるだけです。非倫理的との批判もあるでしょうが、COVID-19は人類の維持に最も重要な、若者や子育て世代には、ほぼ無影響といっても良いウイルスです。ウイルスの目的は人を殺すことではありません、増殖し続けることです。COVID-19というのは、その目的を達成するためにうまく進化したウイルスです。宿主の生存と増殖体の利益とのバランス。いや、本当に見事なものです。
少し長くなりましたが、最終更新とさせていただきます。これまで、ありがとうございました。
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河野防衛大臣 Blog 「ごまめの歯ぎしり」2020/8/5「コロナウイルスと年齢」の感染者数と死亡数より論考。
2020/08/22 : 「本文」最後部分と「後書き」に追記
2020/08/29 : 英国の未成年者の情報追加(BMJ2020;370:m3249)。
2020/11/15: 大学生(84%が18-20歳)を対象とした米海兵隊基礎訓練(10.1056/NEJMoa2029717)。未成年者に対するリスク評価の変更はない(推定はしていたが「20前後はPCR陽性でも発症することは稀で症状も軽い」)。
2021/2/20 : 厚生労働省のデータを更新(26回目:最終)。関連部分を更新
さて、世間を騒がせているコロナウイルス。断片的な情報だけで、大騒ぎしているなかで、やっとある程度の「まともな」情報が出てきました。というわけで、分析してみよう!
性・年齢別の表で感染者数と死亡数はblogよりの引用。死亡率と推定値はEpiyaによるものです。2020年1月15日から7月16日までに感染者が22,134名。大人数のように思えるかもしれませんが、これでもこういった分析を行うのには、人数が少なすぎるのです。また、情報としては性別と年齢別なので、患者さんの合併症などは判りません。
えっ、たった、これだけの情報?いや、どんなにデータがあっても、性別と年齢別の情報が組み込まれていないと、全く意味がないのですよ。ヒトといっても男性と女性は別な生き物、さらに、年齢によっても別な生き物として見えることがあるのです。ですから最低限、性別・年齢別の情報が必要なのです。そして、たったこれだけのデータが、残ったパズルのピースの重要な部分を埋めるように働き、解ることは結構あります。
では表をグラフにしてみます。なお、年齢は「仮定年齢」として、区分の真ん中の値を使っています。ただ高齢者になる程、人口が減ってきますので、多分80才から89才は84才ではなく82才ぐらい、90才以上は94才じゃなく91才に近いのじゃないかと推測していますが...細かなことはいいんだよ!
縦軸が死亡率(%)、横軸が年齢。縦軸は対数なので、0.5%, 5%, 50%が等間隔になっていることに注意してね。
こうしてみると、死亡率が男女とも30才から70才までほぼ直線関係になっていることがわかります。まあ、女性は陽性者数も、死亡数も少ないので、ちょっとバラバラに見えますが、細かなことは...
男性は20才から79才(表の青色部)、女性は30才から79才(表の赤色部)の死亡率を統計的に処理してみると、男性は青線、女性は赤線のように線が引けます。この線は、10才年齢が増えるごとに男性は3.5倍、女性は3.4倍死亡率が増えていくことを示しています。そして、男性の年齢に10才を加えた時の女性の死亡率が同じになります(30才男性の死亡率と40才女性の死亡率はほぼ等しい)。そうして、この関係から性・年齢別の推定死亡率を出したのが、上の表の右側の数字です(推定値の項)。
偶然だろう?って。いや、性・年齢別死亡率ってこんなものなのですよ。ある年齢区間では直線が引ける。そして、男性は女性より10歳分死にやすいという関係にあるのです。
え、お前は前作で10歳年をとるごとに、死亡率は2倍になるって言ったじゃないか!そうです、言いました。それは、すべての原因(総死亡)の死亡率についてです。死因によって年齢が全く関係ないもの、強く年齢に依存しているものなどいろいろあります。それを総合して「総死亡リスクは10歳年をとるごとに2倍」と言ったのです。COVID-19による死亡率は年齢との関連が強いので、10歳年をとるごとに3.5倍というのは別におかしなことではありません。言い訳は、これで、いいかな?
現在感染者が増えている20代、30代では、一万人の感染者あたりそれぞれ、男性4人女性1人と男性14人女性5人が亡くなることが推定されます。日常生活のリスクであるが、それを皆受け入れている、交通事故が年間100万人あたり30名の死者を発生させているので、その10倍を許容リスクの上限とすると、1万人あたり3名の死までが許容範囲になります。
したがって、20代男性と30代以上の男女は許容範囲を超えてきます。だから、COVID-19に罹らないよう注意しましょう!言われている当たり前のことをやれば良いだけです。3密を避け、手洗いの励行ですね。マスクは、他人に移さないようにするためです。症状がなくても、自分がCOVID-19のキャリアであると考えて行動してください。
未成年者の情報が少なすぎるので、全く確証はないとしか言い得ませんが、新生児・乳幼児を除く未成年者1万人がCOVID-19に罹っても、多くても1人程度の死者がでるぐらいだと推定しています。むしろ交通事故に気をつけましょう!そして、症状がなくてもCOVID-19に罹っていると考えて、20才以上の人にCOVID-19を移さないように気をつけてね!
<8/29追記:BMJ2020;370:m3249より>
英国の19歳以下651名の入院患者の報告で(感染前からの入院を含む)、6名死亡。うち3名は生後28日以内の、重篤な疾患を有する超未熟児。残りの3名は15-19歳だが、同様にそもそも重篤な状態(2名は呼吸障害を伴う重篤な神経障害、1名は悪性腫瘍に対する化学療法による免疫抑制により敗血症を来していた)。ということから、未だ情報は少ないものの、未成年者に対するリスクを喚起するエビデンスは現時点ではないと判断しています。
<追記ここまで>
<11/15追記:10.1056/NEJMoa2029717より>
大学生1,848名(84%が18-20歳)を対象とした、アメリカ海兵隊の基礎訓練におけるCOVID-19感染の広がりの前向き研究。2週間2人部屋に宿泊するがPCR陽性者はその時点で隔離する。初日24名を含む51名がPCR陽性となるが発症者は5名で発症率9.8%(95%信頼区間3% - 21%).。5名の症状は以下
・鼻水
・鼻水、冷感、咳
・咳、喉の痛み
・発熱、頭痛
・発熱、冷感、喉の痛み、頭痛
若くて健康な人は発症すらしません。もし発症してもそれほどひどくない。これじゃ気付きません。また、移るのはルームメートのような濃厚接触者から。若い人は何もなくても自分がCOVIDのキャリアであると仮定した上での行動をお願いいたします。COVID-19この世代の人たちにとって危険ではないので、負担をかけるだけになってしまうのですが。
<追記ここまで>
うーん、不幸な人が多いほど色々と考えれるというのは、私の業かね?いや、正直いうと、注目する集団で少なくとも20人ぐらいは死んでくれないと、断言できないのよ...だから、感染者2万人、死者1千人ぐらいじゃ少なすぎる...いや、「もっと感染しろ、もっと死ね。」なんて考えてないからね、本当だよ?
高齢者の死亡率(実測値)は80才以上で男性は40%程度、女性は20%程度になりますが、死亡統計上80才から84才の男性の年間死亡率は18%、女性は11%となっています。さらに、85才から90才では男性30%、女性20%となります。もともと死ぬ確率は高いので、COVID-19に罹る/罹らないにせよ、どういう最後を迎えたいのかをきちんと考えて、遺産の処理も含め家族に伝えておくべきです。
最後に、厚生労働省「新型コロナウイルス感染症について」のオープンデータ(2021/2/20更新:2020/02/14から2021/02/18まで)より、1日あたりのPCR陽性者数と累計死亡者数のデータをもとに考えてみましょう。死亡者数は累計ですので前日との差分をとり、1日あたりの死亡者数を算出した値を使っています。なお、青丸が陽性者数(左側のメモリ)、赤丸が死亡者数(右側のメモリ)になっていて、単位が20倍ぐらい違うことに注意してください(同じ高さでも、死亡者は少ない)。
図でわかるように、3月末から陽性者が増加したのに約2週間遅れて死亡者の増加が起こっています。一方6月末から発生した陽性者の増加に対して、1ヶ月以上経っているにも関わらず、死亡者数に顕著な変化は認められません。
現時点でのCOVID-19の感染者は、主に死亡リスクが低い集団(若い人)であることが判ります。そして、それは防衛大臣のblogからの数字による検討結果からも裏付けされています。
死亡者数は08/14以降、1週あたり82, 83, 92, 82, 70, 50, 50, 38, 34, 44, 50, 62, 61, 76, 108, 189, 262, 281, 322, 355, 397, 458, 515, 621, 683, 652, 500です。1日あたり13名->5名->98名 -> 93名 -> 71名と死者数は10/12の週を底として増加し1/30-2/5の週にピークを迎え、緩やかに減少していくと考えられます。陽性者数は12月末から1月初めの1週で4.3万人でピークとなり、そこから急速に減少しましたが、2/6の週が1.0万人と2/13の週が(9千人)と変化が小さくなりました。今後、徐々に数を減らしては行くでしょうが、夏季であっても陽性者がいなくなるということはないでしょう。
イギリスタイプの変異種が話題になっていますが、ウイルスの変異は必然なので、イギリスで発生した突然変異なら、日本国内から発生するのは自然なことです。気にしても仕方ありません。各種突然変異は蔓延しているはずです、その変異を認識して(区別する検査法が確立して)初めて発生が確認できるので。要するに、そもそも色々な奴がいるということです。
4月から5月のPRCは限定されていたためであり、実際には1日で5,000-10,000ぐらいの陽性者が出てたと考えてます。現状の陽性者数から、3週後の死者数は交通事故死の10倍程度と推定します(100名/日:1/16上方修正)。欧米では第二波を迎えロックダウンが行われていますが、効果は得られていないようです。本邦でも緊急事態宣言が出されましたが、まあ、宣言だけでそれほど実効性があるものでもないので、1日死亡数50名をやや超える程度でピークを迎えると考えていますが、全ては一人一人の行動にかかっています(01/16ちょっと予想を外しそうですorz)。
若くて健康であれば感染しても発症することは稀であることから、免疫機能や感覚が鈍った高齢者においてはさらに自覚症状が現れにくいと考えられます。したがって、高齢者はある程度、組織障害が発生しないと自覚できないのではないでしょうか?
発熱や咳を指標とするのは危険かもしれません。スクリーニングには聴診器によるラ音の確認の方が有効なのじゃないか...と推定しています。高齢で入院時にすでに重症であった患者に対しては、「どう最後を迎えてもらうか/迎えるか」ということを優先して処置を決定する、ということを意識して治療に当たることを心がけてください(COVID-19による死は寿命と認識する)。
<改定ここまで>
そしてblogは7月16日までのデータですので、直近の陽性者の拡大がほとんど含まれておらず、感染者も死者も比較的安定してる状態で打ち切られていますので、最初の分析の結果はある程度確度の高いものと言えるでしょう。今後blogのようなデータが公表されても、陽性者の積極的な洗い出しを行なっているので、未発症のままで終わるような患者?さんが、含まれてきます。要するに、最初の分析の結果より、死亡率が低下する可能性が高いのです。そんな死亡率に私は意味を見出しませんので、blogの情報に加えて発症者数の情報がなければ分析するつもりはありません。まあ、未成年者の死亡率が判明すれば別ですが、多分今年一年じゃ、死者は出ないのじゃないでしょうか?
そして逆にいうと、3月末の感染拡大時には、潜在的な感染者が多数いた可能性があります。ですから、陽性者数が多いのを悲観的に捉えるのではなく、状況はコントロールされていると捉えてください。というか、PCRやりすぎ...でしょうね。濃厚接触者はPCRで陰性であっても、COVID-19キャリアとして扱うしかないのですから、本来、必須ではありません。
インフルエンザウイルスが根絶できていないように、COVID-19というウイルスも根絶はできないでしょう。また、生物でもないウイルスに対して、劇的な効果を持つ治療薬が今後登場する可能性は、それほど高くないと考えています。COVID-19はそれほど致死性の高いウイルスでもないので、過剰に恐れる必要はありません。繰り返しますが、自分がキャリアであるという仮定の下に、他人に出来るだけ移さないような行動を心がけてください。もちろん、無症状なのにPCR検査など受ける必要はありません。
<8/22追記>
そして、だいたい見えてきましたね。4月から5月の死亡者数の増加の裏では、表在化していない膨大な感染者が発生していたのです。ただ、政府の「自粛要請」で、収束に向かいました。そして活動再開とともに若干死者が増加した(現時点までで、最大の死者数は04/22の91名です)。第二波とは考えていません。当たり前のことが当たり前に生じただけです。
そして、COVID-19はそんなに危険なウイルスではありません。雑魚キャラですかね?(免疫が)強いヒトには「兄貴、悪さはしないからちょっと増殖させてくれよ」(感染症を発症しない)で、(免疫が)弱いヒトには「増殖できるだけ増殖してやるぜ!あ、死んじまった...もう増殖できない困った...」みたいな感じ?
交通事故で1日10名程度死亡していますから(ただし発生から24時間以内の死亡のみ)、まあ、現在のCOVID-19による死者数はこの程度。しかも、高齢者が中心ですから特に問題はないレベルです。若干、時期尚早だとは思いますが、あえていうと、「現状がほぼ収束状況にあり、この状況が今後も続いていく」と考えています(地域差はあります)。
お前は何を言っているんだ!って不快な思いをされる方も多いとは思います。一人の患者と向き合う、医師や親族にとっては当たり前だと私も考えます。ただし、集団としての最大和、非常時には集団としてどう生き残るのか...というのが私の領域の最大テーマですから、思考が一般的ではないのは自覚しています。
押谷仁・東北大教授より「全ての場でリスクゼロを求めると、社会や経済の活動を著しく制限せざるを得なくなる。新型コロナを正しく評価し、どこまでリスクを許容するかについて社会のコンセンサス(同意)を得ていくことが必要だ」という発言があったことが報道されています(8/21産経新聞web版:新型コロナのシンポより)。
これは、一人一人が考えていかなければならないことです。しかし、日本ではその議論が公の場でほとんどされていませんでした(タブー視されていたと言っても良い)。
ヒトは必ず死にます。ですから「命を救う」とことはできません。「死までの時間を引き延ばしている」(延命)だけです。
以前、某研究所からかなりしつこく「お国のために働いてください!」(本当にこう言われた!)と誘われたことがあったのです。そちらの道を選んでいたら、今回、対策側として私は仕事をしていたでしょう。だからあえて直言します。命の価値は同一ではない。場合によっては切り捨てることも必要なのだと。それが集団としての利益になることを。
ここから先は、いきなり読むと不快になる方も多いと思います。もう一度、死亡率の予測に関する最後の部分「高齢者の死亡率(実測値)は80才以上...」の最後の部分(新たに傍点を振りました)を読み返していただいた上で、「後書き」を読むかどうか判断してください。
<8/22追記>
ヒトは必ず死にます。ですから「命を救う」とことはできません。「死までの時間を引き延ばしている」だけです。
これに尽きるのです。例えば5歳児を延命すれば、70歳程度の延命が期待できます。さらに、現在存在していない、次世代が生まれる可能性があります。ヒト社会の持続のためには、非常に意義が高いのです。一方、80歳の方を延命してもどれぐらいの延命が期待できるでしょうか?もちろん新しい生命が生まれることはありません。
菌やウイルスが増殖に特化しているように、生命にとって最大の目的は増殖(少なくとも個体数の維持)です。
したがって、再生産(生殖, reproduction)が可能か否かは、生命としての価値を分ける最大のポイントになります。
次に、ヒト特有の問題ですが、育児世代かどうかです。片親が亡くなると、育児、教育や社会保障の面などから、現世代のみならず次世代にまで影響を及ぼす社会問題を引き起こします。
これらの視点で「命の価値」を評価すると、高齢者の命の価値は低いと言わざるを得ないのです。死亡しても社会的な損失は発生しません(葬儀は一人の人生において一度、必ず発生するので考慮しないのがルールです)。ただ死が、いつ発生するか、何が原因で生じるかが若干違う程度です。いずれにせよ、それが寿命です。
もちろん、医療資源(医師、看護師、検査技師などのヒトや高度治療室(HCU)、集中治療室(ICU)や体外式膜型人工肺(ECMO)などの資材や資金)に十分な余裕があるのであれば、高齢者治療を否定するわけではありません。しかし、余裕がなくなれば、干渉することなくnatural course(そのままの経緯)で対処することが合理的となります。ただし、苦痛を緩和することができるのであれば、行うべきです。
特に難治化、長期化しやすい重篤高齢者の延命にこだわって、医療崩壊を招くのは本末転倒です。比較できないほど、はるかに大きな社会的損害を発生させることになります。
そしておそらく、現状程度が日常になると思います。1日の死者数が10-30名程度であれば、完全に許容範囲です。しかも高齢者中心であるのならば、全く問題ありません。
それに対して、現在の入院基準は厳しすぎます(だから、対応できなくなっている)。インフルエンザの基準(肺炎像やCRPなど)に準じて、
・軽度のインフルエンザ肺炎(外来管理を即決できる程度)は病院近くのホテル(支援にもなります)
・インフルエンザ肺炎で「入院させるかちょっと悩む」ぐらいから入院
・医療資源の状況に応じて、高齢重篤者は早めに緩和ケアに切り替える
という対応を提案いたします。
<追記ここまで>
つうか、なんで防衛大臣からこのデータが出てくるんだ?(最大級の褒め言葉)
厚労省、まっとうな仕事してくれ!