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釣り  作者: 長瀬 里
1/1

普通の釣りがしたい

二人「はい、どうも~」


ボケ「いや~釣れますかね?」


ツッコミ「なんや急に、釣りに来たんか。」


ボケ「当たり前じゃろうが!どっからどう見ても釣り師じゃろ!」


ツッコミ「今どき釣り師なんて言葉ハヤらんわ。まぁええわ。ほんで何を釣りに来たんじゃ?」


ボケ「クジラじゃ。」


ツッコミ「クジラは釣れん。重いど?」


ボケ「しかもよりによってシロナガスのクジラじゃ。どでかいやつ!」


ツッコミ「そんなもん釣るもんじゃねぇって。何で釣る気なん?」


ボケ「ルーじゃ。」


ツッコミ「ルーじゃ釣れん!それを言うならルアーじゃ!大柴がちらつきよるわ!」


ボケ「ほんじゃわかった。多めのルーでいくわ!」


ツッコミ「海がカレーになる!」


ボケ「さらにニンジンとたまねぎを多めに入れる。」


ツッコミ「おいおい!それはカレーじゃ。海でやることじゃないわ!」


ボケ「ほんじゃあお前釣りやってみぃ!」


ツッコミ「おお、ええで。まずな、エサをパァっと巻くんや。それで竿を少し遠めに投げる。それでじっと待つ。これが釣りぞ!」


ボケ「お前な、そんな釣りではクジラは釣れんぞ。ほなお前の竿を貸してみぃ。」


ツッコミ「なんや」


ボケ「バキッ」


ツッコミ「おいおい、竿を折るな!海に来て竿がない奴は、ただのロマンチストじゃ!」


ボケ「そんなじっと待つ釣りの何がおもろいっちゅうねん。」


ツッコミ「バカバカ、釣りっちゅうのはそうゆうもんやろ!」


ボケ「これだから大柴はダメやねんな!」


ツッコミ「誰が大柴や!」


ボケ「ホンマもんの釣りを教えちゃるわ。」


ツッコミ「ホンマもんの言うても、おい!おい!」


ボケ「ザッパーン、まずは海に自分から入るんや。」


ツッコミ「それはスキューバダイビングじゃ!」


ボケ「ほんでな、海と友達になる。」


ツッコミ「それはサッカーじゃ。ボールと友達になるみたいなこと言うな!」


ボケ「じっと息を止めて、、目をつむる、、」


ツッコミ「おいおいおい!死ぬど?」


ボケ「ぶはっ、うん、まずはこれをやらんといかんのじゃ。」


ツッコミ「なんの意味があんねん!」


ボケ「そして、このエサを食べる。」


ツッコミ「なんやそれ、そんなもん人間の食べ物やあるか!」


ボケ「しー、海様に失礼やろ!」


ツッコミ「海様!?ポセイドンでも出るんか!」


ボケ「そして、この海の水を飲む。飲めるだけ飲むんじゃ。」


ツッコミ「飲めるかそんなもん。死んでしまうわ!」


ボケ「ええか、こうして海と一体になることで、自然にクジラが近ようて来るんじゃ。」


ツッコミ「ほんでそのクジラどないすんねんな。」


ボケ「優しく、口の中に入る。」


ツッコミ「そのまま飲み込まれてしまうわ!」


ボケ「このクジラの口の中で、ルーを入れる。」


ツッコミ「ルー!!」


ボケ「美味しく食べられますように、、」


ツッコミ「なんやそれは!新しい死に方か!」


ボケ「どうじゃ、釣りに興味持ったか?」


ツッコミ「そんなわけあるか!もうええわ!」


二人「どうも、ありがとうございました。」






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