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第一話 誕生

とても暗くて


狭くて


でも、暖かい場所にいた。



自分が誰なのか、

ここが何処なのかも分からない。



ただ、ここから出たい。

そう思った。



どうしてそんな事を思ったのかも分からないし、

寧ろここは心地が良い。


それでもここから出なければと言う考えが

どうしても頭にこびり付いていた。




その瞬間、


真っ暗だった世界に光が刺した。


ずっとこの時を待っていた


あまり長い間ここに居た記憶は無いが、そんな気がした。


そして、完全に明るくなった視界には

ぼんやりと何かが映る。


少しずつ音も聞こえるようになってきた。


誰かの声がする。

凄く焦っているような声だった。



背中に強い衝撃が何度も押し寄せて、衝動に任せ思いっきり叫んだ。

自分は今

ここに居るんだと。





この時自分が泣いていた、という事は後になって知ることになる。

はじめまして!天河 怜香と申します。

今回はじめて小説を連載する事になりました。

小説を書くこともそう多くはなかった為、文面などに不備やおかしい点が少なくないと思いますが、指摘していただけると幸いです。

1週間にに1、2話は投稿したいと思っております。

よろしくお願いします!

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