鮮血の槍使い 〜氷結の庭〜

代々王族に仕える家系に生まれたエレナは、自分の仕えているルゼッタ姫の10歳の誕生祭を終えて、彼女にそれまで隠されていた真実を話す。

「貴方は「龍の巫女」と呼ばれ、世界を救う役目を担う者
私と共に、邪悪な龍を倒すための旅に出なければなりません」

ルゼッタを護ると誓い、エレナは「触れた者は呪いによって悲惨な死を迎える」と言われる伝説の武器、「鮮血の槍」を手に取る───────



それは、大切なものを見つけては失ってゆく、長い旅路の物語………