斎藤蓮夜と転校生2
「すごい人気?だよな。神澤海斗」
「そうだな」
早く来ないかな優夜、確かにすごい人気。
「兄さん、神澤君はすごい人気ですね」
「あっ来た遅い。だよねレアの域を超えた黄金時代でもない限りありえない生物だし」
黄金時代でも激レアぐらいの生物だよ。
「そうですね。黄金時代じゃないとありえないような生物です」
「そうなんだよな。まったく面倒なのが来た」
こんなのがいると絶対にあいつらが関わってくる。
「蓮夜、会長質問!」
?
「何?」
「黄金時代って何?」
あーね、まだ学校ではやってないか。
「黄金時代って言いうのはなんというか紀元前とその後百年前後の事。能力者たちが絶対的な権力を握ることができた時代の事のだけどそれだけじゃなくて地球上のマナがもっといっぱいあった時代の事で、その時代は魔物も今の時代とは比べ物にならなかったしダンジョンももっと大きいし今よりも魔物の脅威がすごかったけれど能力じゃが今の時代では考えられないくらい強かったんだってさその時代だと神澤みたいな例も確認されてるけど黄金時代が終わってからはそいった例はないからあの生物じゃなくて神澤海斗がありえないわけ」
「兄さん地味に国家機密事項話してるよ」
あヤバイ、地球上のマナの移り変わりは機密事項だった・・・。まあいっか細かいことは気にしない。
「柊真今話したことなんちゃらかんちゃら国際条約で禁止されてるから誰にも話さないでね。話したら消されるかもしれないから」
最近はそういうのにうるさいからな。それに物騒だし・・・
「いや蓮夜にさらっと国家機密話してるのというかなんで国家機密事項とかに触れてるの?」
そういうわれると困るな・・・
「色々あって」
内緒だ内緒。
「まあいいや蓮夜がそういったら絶対教えてくれない」
まあそうだな。でも、もうちょっと質問攻めにしてほしかった。俺信用0な子ですか。
食堂
「ふむ。うまし」
やっぱオムライス最高。
「蓮夜は安定のオムライスだな」
「当たり前」
オムライスより美味しいものはない。
「まあいいや。それよりもビックニュース」
「何?」
「なんと神澤海斗はあの日野山璃々と幼馴染だったらしい」
「誰?」
日野山璃々なんてやつ知らない。
「おまえは・・・あの日野山璃々と言ったら合法ロリ美少女として有名じゃないか」
?
「合法ロリ?」
「だから見た目が子供みたいだけど実は高校生みたいな?日野山さんは見た目は小学生」
「お前その子好きなの?」
犯罪者だな
「優夜ケータイ貸して」
警察に通報しないと
「はい兄さん。社会のごみは掃除しななければなりませんからね」
「うんうん、そうだよな」
俺は社会に貢献してる良い奴だよな。
「いやそう言うわけじゃないから何勘違いしてるの蓮夜、会長さーん」
「いや日野山璃々って子が好きなら全力で応援するよ。だけどホントに小学生に手を出しちゃだめだから。俺は庇えないよ、小学生に手を出していたら」
ロリータコンプクッレスなのか?
「いや俺の好みは美麗先輩みたいなお色気お姉さんですから。ロリっ子には興味ないです」
えっ・・・・・
「美麗先輩彼氏いるよ」
「知ってるよ。部長だろ」
「ならよかった。略奪愛はだめだよ」
「当たり前だ。俺はそんなことしないから」
ならよかった。てか好みが美麗先輩なのかじゃあなんで?
「なんで日野山璃々って子に興味持つの?俺ロリータコンプックレッスって勘違いしちゃったよ」
「いや勝手に早とちりするなよ。日野山はあっちの部活でロリ可愛いって人気なんだよ」
「なるほど。早とちりしてごめんな」
「素直に謝られると怖い」
こいつ一回しばいてやろうか?
「兄さん。殺す気?」
「別にそういうわけじゃない。日野山璃々って有名か?」
「高等部序列決定会の時に当たりました、初戦で当たりましたがなかなか強かったです。中堅の位置に属しているようですが高位序列も狙えますし、頑張れば序列20位以内にも食い込めるかもしれないくらいの才覚はあります。ちなみに部活動は僕や柊真君と同じアビリディバトル部に所属です」
ふーん。俺が覚えているのは上位序列能力者だけだから日野山璃々ってやつは中堅っぽいらしいから覚えてなくて当然だな。此処の学校の能力やで俺の食手が伸びるやつはいなかったけど中堅クラスにはまだ逸材があるかもな。ちょっくら調べてみて、あいつの言ってる舌なめずりしたくなるような奴に会えたらいいな。