斎藤蓮夜と編入生6
お久しぶりです。
遅くなってしまいすみませんでした。
以後気を付けます。
「「「LAP」」」
能力人為的暴走装置ってなんだ?なんで暴走させなければいけないんだ?
『蓮夜や蓮那は絶対に使ってはいけないものです。マナ量が二桁しかないが有用な能力を持っている人間に使われるものなのですが、やはり暴走させる装置です。体に負荷がかかったり制御できないくらいに暴走したりします。そのような事案があるためレア度A以上の能力者じゃないと使えないのと使うにも厳しい制限があります。
その蜘蛛型タイプは負荷は低いのですが暴走時、手を付けられない程に暴走するため使用が規制されている品ですね。そのLAPを自分の意志でつけている場合、少年院に一直線ですよ』
これ、そんなに危険な品だったのか。
「ふぅ君、つけてみていい?」
なんか面白そう。
『駄目ですよ。それよりもその器具を付けていた方にお会いしたいのですが』
「倒れてるよ」
言ってなかったけ?
「起こして方がいい?」
蓮那が起こす・・・・・ちょっと神澤海斗に同情する。
『そうですねぇ』
悩みどころって感じだ。ふぅ君の事だから自分が起こされるのが嫌だから相手もそうなのかもしれないと思ってると思うけど。じゃあ・・・・・
バチバチ
「ちょっ蓮兄何してるの?」
「スタンガンもどきのバチバチで起こそう作戦を実行した」
いい考えだと思ったんだけどなあ・・・起きなかったらもう一回しよう。
「んん ん あれ、俺は・・・・・」
「蓮那、起きたぞ。俺の行動が正しかった」
えへん
『蓮夜、起きたのはいいですけど一歩間違えたら死なせてましたよ。このような事は慎んでください』
相変わらずの口うるささだなあ
「はいはい、で神澤海斗に尋問するの?」
尋問するなら蓮那との関係についてもいろいろ聞きたい
『そうすることになりますね。なので神澤海斗さんをあなた方と一緒に別室に移してください」
蓮那との関係について深く聞かなければ・・・・・・
「えっと・・・話が読めないんだけど」
説明してやろう。
「神澤海斗、お前には違法LAP所持罪で疑われている。今すぐにえっと・・・・どこにしよっかな?優夜、どこがいいと思う?」
思いつかなかった。
「生徒指導室がいいと思うよ。防音設備付きで他の生徒もほとんど入ってこないし」
なるほど。仕切り直して・・・
「神澤海斗、お前には違法LAP所持罪で疑われている。今すぐに生徒指導室に来い」
あと、蓮那を誑かした罪でも徹底的に尋問しなくてはならない。
「いほうえるえーぴ?なんだそれ?とにかく生徒指導室に行けばいいってこと?」
「そういうことだ」
とぼけても無駄だ。 とか言ってみたい。
「ちょっと待ってください」
何を?
「何を待つの?神澤海里」
蓮那も俺と同じことを思ったらしい。
「お兄様がそんなことをするわけがありません。しかも違法物を持っているなんてそんなことできる人ではないです」
そういわれても・・・・
「そういわれても現に持っているでしょ。そんなに気になるんだったら貴女も来て頂戴。同じ屋根の下で暮らしているんだったら何か情報ががあるかもしれないから」
確かに。家族の事は家族に聞くのがいい。神澤海斗自身がLAPを起動させたとは思えないと俺は思っている。たぶん蓮那もそう思っているから海里に同行を求めたのだと思う。
「不平等。私も海斗に同行したい」
「同意だ。私も海斗に同行したい」




