斉藤蓮夜と久々の学校
「おはよう。柊真」
「おはよう蓮夜。何日ぶり?」
「えっと・・・・金曜から火曜までいなかったから・・・5日ぶり」
5日も学校に来てなかったのか。そのうち2日は休日だったけど。
「何でそんなに休んでたんだ?」
「京都のおばあさまとおじい様の家に行ってた」
ものすごく勉強させられた・・・・しばらく勉強はしたくないな。
「へぇー京都かいいな、俺も行ってみたい」
「夏休みうちに来る?おじい様もおばあさまも歓迎してくれると思うよ」
うちの家は大きいから客間もたくさんあるしね。
「あっ行きたい。部活の合宿もあるからそういうのでてからね。・・・じゃなくて」
?
「なに?どうした?」
なんかあったのか?
「蓮夜の妹蓮那ちゃんが神澤とデートしてた」
Why? どういうことですか? My Sisuteru.神澤海斗の事を調べるとか行ってたけどそういう手段?お兄ちゃんは不純異性交流を認めません。そんなことするならおにいちゃんを倒さないと神澤海斗妹はあげん
「どういうことだ?」
「だから、金曜日蓮那ちゃんが教室に来て神澤のことをデートに誘った。神澤ってハレーム状態だから蓮夜に報告しとこうと」
どうもありがとう。神澤海斗ぜってえてめえを叩き潰してやる。蓮那一筋ならまだいい。
ハレーム状態ってことはいろんな女の子を手篭めにしているって事だから蓮那一筋ではない=誠実ではない
蓮那が男に囲まれて蝶よ花よ状態だったらいいけど逆状態は許されない。可愛い妹をハレームなんかにおいときたくない。よし、あいつ叩き潰す。
「兄さん、何か不穏なこと考えていますか?」
「あれ優夜いつの間に?ただ神澤海斗を叩き潰す計画を立てていただけ」
「さっき来たばかりです。十分考えていることが不穏ですよ」
不穏か?可愛い妹を守るだけだぞ?何が悪い。
「お兄様はあなた程度じゃ倒せません」
神澤海里か。もしかしてこいつが神澤海斗の義妹?
しいちゃんや優夜には劣るけどきらきらの金髪
赤と青の虹彩異色症 俗に言うオッドアイってやつだな
色白でベビーピンクの頬と唇
顔立ちは童顔で蓮那と同じ中1とは思えない
皮膚と髪にマナ光沢はないから普通の能力者だな
クラスで1,2を争う美少女って感じの容姿だな。蓮那にはものすごく劣るけど・・・・・・
「どういう意味だ?神澤海里」
神澤海斗の事は蓮那を誑かしてるってだけで殺したいんだけど
「そのままです。お兄様が下位ランクでのんびりしているような落ちこぼれに負けるはずがないという意味です」
なんかこいつも殺したくなってきた。京都に行ったからか?久々に殺意を感じた。
「海里ちゃんそれは蓮夜に言いすぎだよ」
「下位ランク程度がお兄様を潰すとかほざくからいけないのです」
このガキすっごく殺意を覚える。
「海里言いすぎだよ。だけど斉藤君、会長のお兄さんの方ですよ。下位ランクなんて努力したら中位ランクにいけるんだから努力を怠る斉藤君も悪いよ」
こいつ、殺したろか?
「わかった。それならお前と決闘してやろう。そして俺がお前に俺の実力を示せたら、てめえの発言を撤回してもらおうか」




