俺の変わった友達5 ~柊真視点~
「柊真ちょっと質問がある」
「何だサル?」
テスト前でもないのにこいつが質問なんて珍しい。
「そうやって斎藤蓮夜と仲良くなった。前までもう一回決闘してやるとか言ってたのに」
「あー」
なるほど
「なんで知りたがるんだ?あいつ序列上位でもないし顔も普通だし勉強も大してできないのに」
蓮夜は戦闘能力に全ての注ぎ込まれてるのだと思う。
「いや謎が多いからな。というか謎しかない」
蓮夜の行動はすべてが謎?っぽい
週に2,3回しか学校に来ない
常に左手に包帯を巻いている
会長としか行動しない(移動教室の時はわざわざ会長にどこどこに行ってきますという)
学食でオムライス以外頼まない
学食で何か食べる時持っていくなどの給仕は全部会長がやる
携帯を持っていない
この前遊びに行った時に知ったが小銭を見て初めて見たとかいう
等々
「なんで謎が多いだけで知りたがるんだ?」
「いやそれが会長の事を結構色々使っているからホントは強い疑惑みたいなのが抱かれてるんだよ」
あー。確かに蓮夜は実力はたぶん会長異常だと思うしな。
「別に降参したぐらいだし弱いと思うけど」
ホントは鬼強だけどな。
「いやあいつは実力隠してると思うぞ」
なんでわかるんだ?
「どこが?」
平常心、平常心ばれたら蓮夜ガチギレする。
「歩き方と姿勢。歩き方とか姿勢が弱い癖には綺麗すぎるんだよ。弱い奴は姿勢は線が入ってないし歩き方もダメ。あいつはそれが滅茶苦茶綺麗なんだよ。一回達人とか見たことあるけどその達人っぽい歩き方と姿勢に似てるというかそのまんまなんだよ。だからホントは強いのかなあと」
蓮夜に歩き方でばれるかけてるよって言っておこう。
「そうなのか?」
「そうなんだよ。それに態度も」
「態度?」
「強者の余裕みたいな感じがするんだよ。序列戦でもふぅーん見たいな感じで。弱い奴の目じゃないというか・・・・あと人を使い慣れてるってところも。会長にやってもらうのが当たり前って感じだろ一応礼は言うけど配膳されるのも、忘れ物貸してもらうのもそれが当然って感じなところとか」
蓮夜、お前態度も改めたほうがいいぞ。
「あいつの家金持ちだから、そういうことが当たり前だったんだろ」
「でも、双子の会長はどうなんだ?」
蓮夜ー、お前のせいかる態度のせいで今追い詰められてるんですけど。
「確か会長とは離れて暮らしてたんだろ。蓮夜のところは金持ちだったとか」
この言い訳でサルよどこかえ行ってくれ。
「なるほど、そうかもな。ありがとな柊真付き合わせて悪かった。今度なんか面白い情報手に入ったらやるよ」
「いーよいーよきにすんな」
冷や汗が出まくりだった。蓮夜にサルには気を付けるように言っておこう。
また本編に戻ります。




