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とある男の異世界攻略記  作者: 田中楽
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いたって普通な日常?

2   いたって普通な日常?





    

少年________霧崎 透はいたって普通な高校生である、彼の通っている高校は坂町高等学校だ、


坂町高校は愛知県の中でも田舎のほうにある学校だ、周りは緑豊かな自然に囲まれておりとても住み心地がよいところだ


高校自体は一年前に改装工事を行ったのでとても綺麗な造りになっている、この町の中でも一番といって良いほど目立っている建物だ


生徒数は三学年あわせて100人前後と、少々少ない、霧崎 透はそこの2年だ、透のクラスは17人で形成されている、


次に霧島 雫だ、透と同じ坂町高等学校の1年である雫のクラスは12人で形成されている、雫の所属する1学年は今年は人数が多いため4クラスでの特別編成となっている


ただいま絶賛登校中である


熱い


もう9月半ばだというのになぜこんなに熱いんだ


太陽さん、仕事し過ぎです、北極熊の気持ちがわかるぜ


「兄さん大丈夫?」


いまにも倒れそうな顔で透が答える


「だ、大丈夫だ、俺にかかれば熱さなんて余裕なはず、、」


「無理しちゃだめだよ?倒れられでもしたら大変なんだから、」


そんな何気ない話をしていると、後ろから誰かが追いかけてきていることにきがついた、振り返るとこちらに向かって全力で手を振っている男の姿があった


「おはよーーーーーう!透!雫ちゃん!」


こいつは、学校で唯一の友達、芹崎 真だ


1年前ここに引越して越してきてこの高校に転入した俺はクラスの中でも浮いている存在だった


そんな俺を救ってくれたのがこいつだ、初対面なのに学校のことや、この地区のことを教えてくれて本当に感謝している


今では一緒に登校までする仲だ


「おう、おはよう真」


「おはようございます、真さん」


それから3人で話しているうちに学校に着いた、ちなみに真と俺はAクラスだ


「じゃあ、雫また帰りな」


笑みを浮かべながら雫が答える


「はい!校門で待ってますね」


この時はまだきづいていなかった、今日が何の日かということを、


坂町高校は月に一回坂町レスキュー活動という地域を活性化させよう!というイベントがあるのだが今日はその中でも特にきつい


坂町区キレイキレイ活動という悪魔の日だった、一見この活動は楽そうに見える、だがこの活動はそこらの美化活動とはわけが違う


1つめの理由は範囲の広さだ


表向きは坂町区全体となっている坂町区全体はそこまで広くないのだが地域の方々はそんなことおかまいなしに津ず毛帝ってしまうのできりがない


2つめは山が多いことだ


坂町区は山に囲まれた自然豊かなところにあるため山が多い。しかもろくに見もしないのにしっかりやれだの、手が止まってる、だのいいやがって


あの、豆腐屋のおばちゃんめ、、、、


なんだかんだで終わるころにはみんな足が棒になっているというわけである、一種の拷問だと俺は思う。


俺の脚ご苦労様です。


そんな地獄のイベントも終わりやっと帰路につくことができた


それにしても雫はすごい、みんなくたくたなのに一人だけピンピンしている


足取りも軽快でとてもあの地獄のキレイキレイ活動をやったとは思えない、


「兄さん疲れすぎじゃない?ちょっと2,3個山登っただけなのに」


雫さん、まじ尊敬してます。


俺の中の雫のランクが1つ上がり今日という日はすぎていった


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