第0話 プロローグ
初投稿です。ここは読み飛ばしても支障ありません。最後まで読んでくれる人が好きです。でも感想をくれる人がもーっと好きです。
昔々…まだ地上に神々がいた時代――
イザナギとイザナミの兄妹は天津神の命により日本を『産み』落としました。しかしイザナミは火の神を産んだときに負った火傷が原因で病となり黄泉の国へと逝ってしまいました。
イザナギは悲しみの余り黄泉の国までイザナミを連れ戻しにやって来るのですが火傷でただれた彼女を見て吃驚仰天、現世に逃げ帰るだけでは飽き足らず黄泉に通じる道を塞いでしまったのです。対してイザナミはイザナギのそんな行動に怒り心頭、日本人を1日千人殺すだけでは飽き足らず、黄泉の国にありとあらゆる地獄を作り出したのでした。
地獄を作り終えストレス発散したイザナミは地獄の管理を閻魔ら十王に引き継いだ後、彼女はとうとうすることがなくなり途方にくれることとなってしまいました――
昔々…日本どころか地球でさえないどこかの魔法が存在する世界――
その世界にはアダムというとてもとても大きな力を持った魔法使いがいました。彼は人間と動物しかいない世界に飽きてしまい、ドラゴンやゴブリンといったモンスター、エルフやドワーフといった亜人を造りだしてしまいました。しかし彼は地上だけでは飽き足らず天上にまで己の力を使い神々を生み天国を創り出したのでした。
天国を創り終えたアダムはすっかりやることがなくなってしまい、仕方がないので彼は別の世界へと旅立って行くのでした――
そして別世界にたどり着いたアダムはそこでイザナミと出会ったのです。アダムはまず彼女の火傷を魔法で治してあげました。するとアダムは傷の癒えた彼女に、イザナミは傷を癒してくれた彼に恋をし、二人でまた新しい世界を創ろうとするのでした。
ところがいくら世界や神を創り上げても現世に定着しません。おそらく異世界人同士の為に力が混濁して不安定な存在になってしまうのでしょう。そこで考え出した答えが神をそれぞれの世界の者に任せるというものでした、そうして自分たちがいる神界という大陸を中心にドーナツ状の大陸を造りそこに十二の国、一つの国にそれぞれの世界から一人ずつ二人の神柱を据え、合計二十四の神によって形成される異世界《ノア》が誕生したのでした――
そして時は流れ、人間の他にも魔物や魔法が当たり前のように存在するこの世界に新たな神柱が誕生したのであった。