巡回
はい、
「本音で話しませんか?」
僕は王子様と二人で巡回ルートを巡っている。
今は中には脇渡り廊下の巡回でルートはAです
「君随分とぶっ込むね?」
「だって僕皮肉とか苦手ですし」
「あれで?」
「ただ煽ってるだけでしたでしょうに」
「それもそうだね、品性の欠けらも無い煽りだったよ」
この人すぐに煽りますね
「その煽ってないと生きられないのですか?と聴きたくなるほどの煽り速度も品性は無さそうですけどね」
「良く褒められるよ」
「褒められてるんじゃなくてただ呆れられてるのでは?」
「僕は褒められてると感じたけど?」
ダメだこの人
「それよりさ、君って何者?他国の刺客とかかなとも思ったけどカスミ殿と仲良さげだったから」
「僕はただのアリスですよ」
「教えてよ〜」
めんどくさいな
「おや?」
僕は魔力を放出して超音波みたいにしているのですがそれに何かが引っかかりましたね。
「殿下、僕の合図とともに伏せてくださいね」
「ん?」
「今です!」
すると渡り廊下奥のステンドグラスが割れて魔族と呼ばれる者が入ってくる
「僣主の子孫よ、ここで消えてもらうぞ」
「王子はあれに勝てる気します?」
「抑え込む程度だね」
「…戦闘は苦手なんですけどね、僕は身体クソ貧弱なのであれの攻撃が当たれば胴体が真っ二つになります、そうなると流石に少し動けないので貴方が攻撃を受け止めて下さい」
「え?」
「【時止まれ】」
時を止める。
「本来は王子に勘繰られるような事は嫌なんですけどね?まぁ実力は特待で分かるでしょうから理解してくれれば良いですね。それでは死になさい【神の裁き】【時よ進め】」
数十万の光の槍を魔族に向けると時を進める
「なぁっ!」
光の槍は全て命中するが殺す事は出来なかった…
「うざったいですね、魔法属性はなんですか?」
「6属性、基本属性全て」
「なら仕方ないです、【消滅】」
魔族に黒い弾が飛ぶと魔族を完全に消し去る。
「内緒ですよ、?僕の秘密です」
人差し指を口に当ててシーっとする
「なんでそんな乙女チックなの」
「別にいいじゃないですか、!」
デリカシー無さすぎます!
「それで、今のはなんなの?」
「知らないとしかいいようが無いですね、少なくともあなたを狙ってたのは分かりますが」
「そう、それで君のあの力は?」
「内緒です!」
「へ〜、」
えっ、なんで近付いて来るんです、?ちょっ
「これは良くないと思います、」
「良いでは無いか良いでは無いか」
現在僕は近くの室内に入れられて身体計測と言うなの辱めを受けている、ふくをとられました、!
「ショタコンですか、?」
「僕はショタコンじゃないよ!」
「なら変態か、」
「この姿を写真に撮って脅そうかなって」
「最低過ぎます」
「可愛らしい身体付きだねぇ、」
うわ
「きもっ、」
おねーさんことサーリャさんを思い出しました、
「君仮にも王子に酷くない?」
「ちょっと本音が、というか服返してくれません?」
「ちっとコスプレしよ〜?」
「いやです」
と言うかこの人転生者ですかね?
「貴方、どっちです?」
「ん?あぁ、死んだ死んだ」
「因みに死因は?」
「え、君がトラックに引かれた時に真後ろに居て一緒に死んだ」
「え、まじっすか?」
「可愛い子が居るなって思いながらてくてく真後ろ歩いてたのに気付いてくれなくて泣きそうだったよ」
えぇ、この人と心中してたのか
「あとさ、あのステンドグラスどうするの?」
「…えっと、」
ステンドグラスの時を戻す
「仕方ないので直してあげました」
「そう、あとそろそろここに他の生徒来るけどほんとに内緒でいいの?」
「時空間魔法と神聖魔法と消滅魔法と運命魔法です、!お願い返して!本当にだめだよ、!」
「はいはい」
くっ、この人酷い、!
「やぁ諸君巡回ルートを回れたかね?」
「まぁまわれはしたよ」
「ほんとに無駄に疲れました、あと校則は全て暗記できましたよ、17950条」
「「は?」」
「と言っても殆どが形骸化してますから実際に使うのは1500にも満たないでしょうね、」
「ここの校則暗記出来る奴居たんだ」
「僕はずるしましたけどね、時間を遅らせて体感時間を数十年にしてから暗記しましたし」
「ほほう、君は時空間魔法を持っているのか。素晴らしい魔法だね」
「あっ、普通にいっちゃった」
「バカなの?」
「ちっちがいます!天才です!」
「言い逃れは出来ないよ」
「はっはっはっ!構わんさ」
今日からかすみくん視点とアリスくん視点を交互に回します。
授業受けてないのはサボってるだけです、生徒会は多くの人がサボりますからね、それに風紀委員なので校則違反ももみ消せますし授業中風紀を乱してないかの巡回という名目のサボりですから