勇者視点
あ〜ごめんなさい、
遥美坂菫高校、偏差値は高いが狂人が集まる高校。
そんな1生徒の僕は三原夏澄、女子のような名前だが男だ。
そんな僕は朝学校に登校しようと家から出ると何故か落ちてその場は多くの人が集まる場所だった。
そして誰かが倒れた用で少しザワついたがシスターらしき人に回収されて行った。
これは異世界召喚と言うやつですかね?
「あ〜、すいません、えっと、私はデュウム正教会198代目教皇レーロルです」
1番真ん中に座る白髪の優しそうなおじいさんが話しかける。
「えっと、説明して貰えますかね?」
僕は教皇と名乗る男に問いかけた
「えっとつまり、この国の転換期となる為に勇者を外界から呼ぶ事になって今僕がここにいると、」
「そうなりますね、」
「え、誘拐?」
「まぁそうですね」
「まぁ、いっか!」
「それなら良かったです、生活は教会で保証しましょう」
「えっと、ありがとうございます」
「まぁこんな所で話す事はないでしょうし、恐らく"彼"はもう帰ってるでしょう、ラーム枢機卿ファールン枢機卿をお呼びして私の自室に通して貰えますか?」
「承知致しました」
教皇が命令すると金髪の若そうな女性枢機卿は直ぐに行動に移した。
「皆さんお集まり頂きすみませんね、持ち場に戻るも観光するも良いでしょう。」
そう教皇が言うと皆が頭を下げ扉を出る
「ご案内致しますね」
「あっはい」
「あの、随分と大きいですね」
「そうですね、お金の使い道を探すほど儲かってしまうのでこうなりました、まぁ次の教皇、もしかしたら次の次かもしれませんが、は散財してくれそうなので期待ですね」
「それでいいんですが、」
随分と俗物的だなと思ってしまうがそれを察したのが答えてくれる
「私達は神に選ばれた人でも無ければ神でも有りません、俗物的な位で良いんですよ」
「そうかもしれませんね、」
何となく、同意出来る
「さぁここです、お入りください」
教皇が部屋を開けると中には白髪のおじ様が増えた、目の前の男性は赤い服だが教皇は白い服でどちらもかっこいいが赤い服の方がお爺さん感はある、教皇はおじさん的な感じだ。
「レーロル、人使いが荒すぎやせんか?」
「仕方ないだろうファールン、それで彼は帰ったのか?」
「あぁ、帰っていいと言えば言い切る前に消えていたよ」
「はは、それは凄いな」
「あの、教皇さん、?」
僕は目の前の人達の話に着いていけず教皇に話しかける
「すみませんね、彼はファールン枢機卿、私が教皇になったことで教皇への道が潰れたやつです」
「元々潰れて居たような物だがな」
「は、はぁ、」
仲が良いようだが皮肉が入っているなと感じた。
「勇者殿だね?座るといい、まぁここの主は君の横の奴だがね」
ファールン枢機卿がそう言うと教皇は不機嫌のようだ。
「彼の時もそうだが君は私の客人を取るのが趣味なのかい?」
「そうだ」
「おい」
「あの、お話を、」
「「すまないね」」
この2人仲が良すぎると思いながらもお茶を貰う
「あの、さっきから彼彼言ってますが誰なんですか?」
「気になるかい?彼はねぇ、次か次の次に教皇になる少年だよ」
「その人は凄いんですか?」
「すごいなんて物では無いですよ?単純な私の上位互換です、時空間魔法と言う桁違いの魔法に神聖魔法という最上位魔法、底無しの魔力量に神に近い魔力密度、天使かと勘違いする程の逸材です」
「しかも不老不死で転生者らしいぞ?大精に会ったと言っていた」
聞き捨てならない言葉が多く聞こえた
「え、転生者?」
「あぁ、偶に居るんですよね、次元や世界を超えて迷い込んでくるのが、」
「へぇ〜」
「それにしても大精ですか、」
「あの、大精ってなんなんですか?」
「簡単に言えば神だ、神という物はまず神とはその名の通り神界に住まう概念を司る神と精霊界に住まう自然を司る精霊が居るんだ、そして大精はそれの長であり大精霊とも言われる、いまは別物とされて居るがな」
「へぇー、そういえば魔法が有るんですよね、!僕も使えますか?」
「使えると思うぞ?まぁ才能によるが、」
その言葉にすこし期待してしまう
「えっと、何かで分かるとか無いんですか?」
「ないですね、彼がまだ居たら見れたかもしれませんが」
「あの子なら見れるだろうな」
「その方ってそんなに凄いのか、」
「えぇ、名前はアリスらしいですね」
不思議の国のアリスを思い浮かべるが直ぐに消える
「あの、その方って何歳なんですか?」
「14だぞ」
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「えっ、14歳ですか?!」
「あぁ」
「えっと、その人に会うことはできますか?」
「会えると思うぞ?街の視察を体に行くといい」
「ファールン、私のセリフを全て奪わないでください、まぁ彼に会えるように言っておきましょう」
「ありがとうございます!」
その時にはワクワクが心を支配していた。
つぎは、はつたいめん、