えへへ〜
はう、
「神父様ただいまです」
「おかえりなさい」
「神父様大司教に上がりました」
「おめでとうございます」
全て受け流されました、そういえばこの街は王都と近い様ですね、行きしは迷って長くかかりましたが帰りは直ぐに帰れました。
「神父様僕は魔物を倒してきます」
「行ってらっしゃいませ」
「門番さん通りますね」
「おや、大司教様行ってらっしゃいませ」
「はい」
門番さんとは仲良くなりました。
目の前にはイノシシの魔物が居ます、ホーンボア的なヤツです、確か
「そうですね、神聖魔法ならこんなのもできますかね?えっと、【神の裁き】とか?」
雷のような光の槍が5本出てきてホーンボアを突き刺す。
「出来るんですね、次はどうしましょう、そうですねぇ、神聖…神聖…ヴァンパイアも神聖と言えるのでは?それかヴァンパイア視点の真祖などは正に神聖な血族ですよね、【紅に照らされた円舞曲】」
多くの魔物を取り込み世界を構築する。
真紅の魔法陣が出る、そして紅い月が登りそこは古城となった、
すると大量の魔物が串刺しになる。
紅い紅い血が流れると元の世界に戻る。
「これありなんですか、何でも出来そうですね。」
そんな事を言いながら新しい魔法を開発する。
「出来ましたよ!必殺技!」
これは完璧でしょう!
「【時の神像】」
宇宙の様な銀と黄色い光のグラデーションでできた魔法陣が地面に広がると別世界を構築する。
そこには神像がある、なんの神かは分からない、ただ時を司る力はある、その場は時の歪曲により空間も曲がる、そこに入る全ての生命は老いたり若返る。
ただ数十秒もしないで魔力切れを起こす。
「やっぱりきついね、」
世界を構築するのだけでも莫大な魔力を必要とするがまだ余裕だ、だが時を歪曲させまくるとなると継続的に莫大な魔力を必要とする為僕の魔力密度で僕の魔力量でも敵わないのだ。
「疲れた、」
そんな時頭に声が響く
『あそこまで物凄い魔法を作れるんですね、凄まじいです、これが人の想像力ですかね?まぁ貴方に即時魔力回復とそれを貯蔵する魔力貯蔵庫をあげます、良いように使いなさい、ちなみに魔力は毎秒貴方の10倍の魔力が入りますよ』
大精様は僕を化け物にしたいのだろうか?ただ多分これでもまだ上は居そうなんですよね、上というか同等と言うか。
「はぁ、帰りましょうかね」
「神父様おはようございます」
「今は昼ですよ?そもそもさっきあったでしょう」
「えへへ、」
「あと、1ヶ月後に勇者殿がこの教会に来ます、あなたの部屋なら有り得ないほどでかいでしょうし泊めてあげて下さい、あと貴方を枢機卿に任命すると現教皇から通達が有りました、まぁあの神聖はレア度は2番目、時空間魔法まで行くと1番レアまで有ります、歴史上で5人も居ないレベルなのが時空間魔法ですからね、次期教皇確定ルートのアリス君は普通には普通の事です、と言うか一日で司教から大司教になって枢機卿になるとは、そして刺繍は紅です」
?
「あの、え?」
「では終わりです」
取り敢えず刺繍の色は紅に変えて腕輪も赤い装飾が着くようになりました、そして僕は部屋に返されました。
「取り敢えず勇者君が来るなら改造しないとですね、丁度いいです。えっと…」
取り敢えず部屋数を増やしました、そして人が生活出来るようにしました、更に色んな機能を付けました、例えば持ち運び型の扉を作ったり、まぁスイッチ押したらこちらに飛ばされるタイプですけど、あとは危険を感知すると即座に魔法が発動したり、そんなこんなしてたら広さが足りなくなったので世界を構築する事になりました。
「勇者君って高校の制服着てましたが見た目年齢僕と変わりませんよね、可哀想に。」
尚ここまでに20日かかりました、神父様に結構ガチで心配されました。
「あの、おじさん、このお肉、貰えますか、?」
「おや、枢機卿猊下構いませんよ」
「いつもの通りで、よろしくします、」
「はは!アリスの坊ちゃん持ってくといいさ」
ムキムキなおじさんにお肉を貰ってよしよしされた、うれしい、!
「おじさんばいばい!」
「おう!」
おじさんのところを離れて歩いているとおねーさんに捕まった、
「アリスくんおはよう」
「おはようございます、サーリャさん」
「おねーちゃん」
「おはようございます、サーリャおねーちゃん…」
「はいおはようございます」
ずっとニコニコしてて怖い…
「アリスくんは何してるんですか?」
「えっと、とくになにも、」
「そうでしたか!お姉ちゃん1人は寂しいのでデートして下さい」
「えっと、分かりました、」
強引すぎます、
「サーリャおねーちゃん、何故手をつないでいるのですか、?」
「おてて」
「…サーリャおねーちゃんなんでおてて繋いでるの?」
僕は子供僕は子供僕は子供僕は子供僕は子供僕は子供僕は子供僕は子供僕は子供僕は子供僕は子供
「可愛いですね食べたいちゃいぐらい、おてては離れないようですよ」
「僕はもう大人だもん」
僕は子供僕は子供僕は子供僕は子供僕は子供僕は子供僕は子供僕は子供僕は子供僕は子供僕は子供
「まだ子供ですよ」
「もう!」
僕は子供僕は子供僕は子供僕は子供僕は子供僕は子供僕は子供僕は子供僕は子供僕は子供僕は子供
「疲れたんで辞めていいですか?」
「諦めが早いですね?あぁ泣かないでください」
「ないて…ないです…んぅ…」
「尊厳を破壊しちゃいましたかね、」
「ぼく…14さいなんですよ…」
「ごめんなさい」
強引過ぎるんですよ。
「泣きやみましたか?」
「…」
胸に埋もれて話せません、こう言うのよろしくないです、僕はショタコンなだけで健全な男の子なんです、辞めてください。
「よーしよしよし」
「やめて…」
「その顔良いですね、恥ずかしいのと泣きたいのと嬉しいが混じってぐちゃぐちゃになってる顔です、やはり少年は壊れちゃった顔が1番可愛らしいですね」
「こわい」
なんなんですかこの人犯罪者ですか?
「尊厳を破壊し尽くして女の子にしちゃいたいです」
「やめて…こわい…」
「大丈夫です、私は手を出したりしませんよ?レズなので、ただショタコンなだけです」
「僕もただのショタコンなので辞めてください…」
「ふふふ、ショタ2人をくっつけて女装させて見たいものです」
「ひぃ…」
このひとこわい
帰って直ぐに神父様に泣きつきます…
「神父さまぁ、」
「どうしました?」
「あの人怖い」
「あの人は何時も怖い人です、勇者殿を近付けては行けませんよ?貴方とくっ付けて変なことするつもりです」
「あの人よく聖職者してますね、」
「あの人実力だけは高いですからね、クビにできないんです、しかも父母は枢機卿祖母は聖女曽祖父は元教皇と言う由緒正しき聖職者の家系です」
「なんですかあの人」
「…さぁ?」
「もうわけがわからないよ」
そんなこんなで明日勇者殿が来るらしいです。
神父様からアリスくんへは
可愛らしい孫ですね
お姉ちゃんからアリスくんへは
可愛い弟好き好きちゅっちゅ
ファールン枢機卿からアリスくんへは
親戚の子供可愛すぎる!
他枢機卿からアリスくんへは
可愛らしい子供だけど気が弱いね、次期教皇として大丈夫?
他大司教からアリスくんへは
かわいいぃぃぃぃぃ
他司教からアリスくんへは
おやつあげたら着いてくるかな?
って感じです、教会はかなり和やかですからねぇ?
教会の皆は家族なのです!
ちなみに教皇からは
才能あって良いねぇ、羨ましい〜しかも可愛い〜
教皇は年齢50前後ぐらいです
ファールンは65で神父の幼なじみ、同じ年です
サーリャおねーさんは25歳ですね
次回、勇者君視点