初めての冒険者依頼とは別にある計画が閃く
実は冒険者登録してから一度も依頼を受けなっかたので
今回は依頼書見ながら適当にやれそうな依頼を探す、
隣町までの荷物運び報酬は金貨1枚
に決定だ
徒歩で10日、馬車でも7日かかる
宿屋の契約も切れる頃なのでちょどいい
もちろん馬車で依頼を達成する事をにした
馬車代は7日で銀貨70枚
地図を見ると山脈が横たわり迂回してのルートだ
荷物預かりいよいよ出発、馬車は初めてだったが舗装さてた道路では快適、
馬車は乗客と傭兵だったので不安が少し解消した気分
3日目が立ち、ケツが割れる状態だった、色々対策しリュックを敷いて
痛さをしのいだ、モンスターが何度か遭遇したが、流石傭兵
その都度撃退、傷を負った傭兵に回復魔法をかけて喜ばれたりした
何度か休憩や野営のたびに薬草採取をしていた、意外に薬草が多く取れた
移動の馬車中では助けた傭兵と地図を見ながら
パトレシア(拠点にしてた首都)からヘレ(依頼の荷を運ぶ町)
まで最短でもし山脈なかったらどれぐらい行けるんだと問うと、
そうだな馬車で早くて2日かかっても3日だろうな
ま、山脈が地震が起こっても形を変えそうにないだろうしどう転んでも最短は無理だろうよと、答えた
その夜、ふと考えた、山脈のトンネルを通せば最短で行けてケツが割れることもないじゃん、でも勝手につくちゃーいけないよな
土地を買う?領主から買うのかな、と思いつつ眠りについた
翌、朝飯を済ました後馬車中で隣の乗客、中年の小太りのおばさん、ザおばさんに
首都で買った焼き菓子分けてあげて、何気ない世間話をしながら
山脈のトンネル計画でネックになっているのは土地をどうするかを考えていた
このザおばさんは行商でヘレの町に行くそうだ、旦那さんは不動産をしてるとかで
おばさんも旦那さんの手伝いをしていたためそっち方面には明るい
それとなく不動産の事聞いてみた、
そうさね基本は領主から貸してもらうという形になるね、
領主庁(役所みたいな)の土地貸与課で手続きをするのだけど、
土地はブロックで分かれていて町は細かく、山野は大きくって感じだね
ブロックごとに貸し出し契約は年単位の期限を設定して貸与料が決まる
契約時に貸与料を支払うんだよ
町のブロックは1年毎に数パーセント割り増しされる、それを嫌がって更新は1年にして
その都度契約してる人がほとんどだよ、ちなみにうちの旦那の不動産ってのは
町の集合住宅から家賃得たり、特に需要のある所の土地を又貸して賃料得る事を生業としてるんだよ
例えばこの馬車から見える山野の土地殆どが二束三文だよ、
なんらかの資源もなく利用価値が全くないからね
こんな土地は更新期限を何年、何十年、何百年しようとも貸与料は変わらないのさ、
むしろ借りてくれた方が貸与料が発生するから向こうとしては大助かりだよ、
山脈のトンネル計画の山脈についてこう尋ねた、
指をさしてあの山脈でも二束三文なんすかね、
そうだね、鉱脈が発見されたって聞いたことないし
鉱山開発した後もないからね、あの岩で出来た山脈は景色としての価値ぐらいしかね、
いける、いけるじゃん山脈のトンネル計画
そんなこんなでようやく隣町へ到着、荷物を届けギルドへ報告、
報酬をもらい、宿屋で一泊、