トンネルは順調だけど例のポーションを試したら結構おおごとに
俺)すいませんねお呼びして隊長さん
隊長)いえ、構いませんよ
家に招き入れ、応接室に案内した
お互いソファーに座り
真っ赤なヒールポーションを机に置く
俺)実はこのヒールポーションを半分飲んで頂きたい
隊長)負傷を負っていませんが?いいんですか
俺)はい、今回はその古傷に効くかを確かめたく
大丈夫と思いますが、安全のため半分だけ飲んで欲しいのです
隊長)わかりました、了解です
俺)半分このコップに入れますね、ではお願いします
隊長さんがコップを手に取り、クイと飲み干した
隊長さんの体が光り出し直ぐに輝きが消えていった
隊長さんの古傷は消えていた、驚いたのはその顔
ダンディな白髪と髭でシワの深い老練な感じだったのに
黒髪と髭、シワが消えて今の年より10歳ほど若くなっている
驚いてると
隊長)消えましたね、傷
俺)ああ、そうですねちょっと待っててください
鏡を取って来て、隊長さんに渡す
俺)顔を見てください
鏡の中の自分の顔を覗き込む隊長さん
隊長)あ、あのう、これが俺ですか?
俺)は、はい、なんて言ったらいいか、体に不調はありませんか?
隊長)痛みや不調はないです、顔が10年位若いのですが
俺)いやーポーションのせいですね、体を訓練みたいに動かしてみて下さい
ふん、ふんと腕をつき出したり蹴りを繰り出す
俺)どうですか?
隊長)昔みたいに体が動きます、き、奇跡だ
俺)すいません隊長さん、やちゃったみたいで、
隊長)いやいや、俺は嬉しいです
俺)必ず秘密にしてくださいね、そうですね、高位の司祭さまが高位魔法を使われた
と言う理由でお願いします
隊長)もちろん、すべて了解です
隊長さんは小躍りしたり、ジャンプしたりして自分の家へ帰って行った
ばれな、いや、バレルだろうな、やっちゃったな、
意外にイケる、ピタゴラ的な偶然とかでバレないとか
心配と言うか、おもんばかってもな、とっとと寝よう
明日も忙しいか、わかんないけど
トンネルは初日ほど混まず割とすいすいな感じだが、レストランはずっと並んでる
レストランのコーヒーを流行らせようと画策している
この世界で黒い飲み物はなっかたので
流石に黒い飲み物は注文しずらいだろうから
セットメニューは少し割安にして限定サービスでコーヒーを付けている
コーヒーを付けて認知度上げる作戦だ
または
夕方、宿屋にチェックイン
レストランでセットメニューを頼み
初めてのコーヒーを味あう
朝、宿屋にチェックアウト
レストランで出来立てのパンと一緒にコーヒー頼む
という想定をしている
1週間経って、トンネルの認知度が大分上がって来た
混むほどではないが数は多い
しかしレストランはずっと並んでるな
んーなんで、俺が見た時間のせいかな
決まった時間に見てるわけでもないしね
まいいか、閑古鳥が鳴くよりはまし
この1週間色々回ったが
トンネル巡回している傭兵の効率が悪い
歩きで傭兵がトンネルを縦断する
体力はあるだろうがずーと歩きぱなしではな
そこで運営、マネージャー、隊長さん
と話し合いトンネル内に傭兵詰所を数ヶ所作ってそこから決まったエリア、時間に巡回する
という事で傭兵詰所を作る
トンネルの壁に正方形の立方体をくり抜く
洗面所を岩石でつくる、湧き水を引いて
穴を貫通させた光魔法の魔道具を付ける浄化のために
試験的にトイレを付ける
湧き水を流しっぱなしにしてトイレを無限ループさせる
光魔法の魔道具改
これは解析魔道具で光魔法をパワーアップさせ
キューブ魔石中位を設置したこれで大、小は光の中に消えていく実証済み
あくまでも試験なので下手したらヤバイことになる
ま、そんときはそんときで
こうやって、残り数ヶ所も同じようにつくった
後は備品を入れるだけ、これは運営側に任せた
トンネル営業開始して。数日ふらふらして色んな所
見て回っていたのだが、運営に呼ばれ運営室へ
そこには、運営、隊長さん、それに会頭が雁首並べていた
会頭)やりましたね
先生)えーえ
会頭)隊長に
先生)あれは高位の
会頭)それはもういいです
先生)やりましたかね、ポーションの実験を隊長さんに頼んだらこうなりました
会頭)そのポーションありますか
先生)はいここに
会頭)分析しますね
先生)ありがたいです
会頭)しっかし、見たことない程、真っ赤ですね
先生)やべーと思って薬師ギルドには持って行かなかったです
会頭)先生、次回会う時は結果を持っていきますよ
翌日の朝
馬車が来て、いつもの御者だったので無抵抗に
座った、即出発、何となく憂鬱
体を揺らされて、目を開けると
御者が起こしてた
ハッと起きあがり
タダ飯高級店のエントランスへ
いつもの部屋に入ると机に数枚の紙と真っ赤なポーションが置かれていた
難しい顔の会頭
先生)どうでした
会頭)それが、
数枚の紙を渡し、見ると分析結果だった、濃度を見るとエラー的な横棒が引かれていた
先生)測れなかったという事ですか
会頭)ま、そーいう事です、ただ、研究主任の話ですと濃度が100%を超えている可能性もあるとか
果物が運ばれてきた
流石高級店、中々手に入らない果物も出されていた
早速、食べ、
空の皿におもむろに種を出す
そして真っ赤なポーションをかけた
眩いばかりの光を放った
皿に残っていた赤いポーションは透明になっていた
会頭がその光景を唖然として見ていた
先生)この種育てて研究してみませんか
狂気ともとれる所業に恐怖と戦慄を覚えながら
会頭)そ、そうですね、研究主任のいいおみあげになります
と精一杯言葉をひねりだした
先生)今日も美味しかったです、ありがとうございました
会頭)また、奢りますよ
頭を下げ、退出し
乗ってきた馬車に乗り家路についた
会頭がふーと息を整え、問題の種をみつめていた
えーこんな種育ってて実がなって恐らく外には出せないだろうな
よくわからないしな、あの主任に丸投げして好きにやらせてみよう
それでも逐次報告はさせておくか
我に返った会頭がハンカチで種を包み
アレマ商会研究部に向かった
ひどい雨で地面はぬかるんでいたが
どうにかこうにか研究部についた
早速、研究主任に事の顛末を伝えた
研究主任)非常に興味深いですな、育ててみましょ
会頭)ああ経過報告もしてくれ




