オークションで出品してみました
オークションの出品登録は明日だ、名前も登録しなくてはならない
ううう、こうなったら、あの1とかA-1でやっていこう
翌日、
有りと有らゆる、思いついた名前を振り絞り、あの大量の剣を全て出品する事に成功したのだった、
あー疲れた、
手数料は落札の金額から差っ引かれる、落札がない場合は手数料はなしで改めて出品できる
この辺は町の中心地だからなのだろうか騎士長の部下と再び出会った、
大量の剣を全て出品としたが2本、何となく置いといた、
その再生された一本を騎士長の部下に見せた
彼は感嘆に近い声を上げた、
持ちますか?
はいと素直に答えた
振りたくてウズウズしたらしく、訓練場へ行きましょうと誘われた
は、はいと勢いに負けて訓練場へ。正式には帝国騎士団訓練場か、なんかその辺の名前だった
彼は到着するや否や、剣を振り出した、
少し手持ち無沙汰だったので、
凄腕の剣の使い手ならミスリルぐらいは切れかもしれませんよ、と茶化したがそれが不味かった
彼はどこからか、傷ついた鎧を訓練用人形に着せ、構えた
その一閃が鎧を真っ二つにした、彼に盛大な拍手を送った
静かに近づいて来て、あれ、ミスリルの鎧ですと言い放った
あーそうですか、いやーこういう事もあるんですね、と一応とぼけた見せた
それにこの剣は昔使ってた愛刀でした、触れた時から何だか力が湧いて来て
思わず訓練所に来てしましました
はあ、良かったです、愛刀を再生出来て、よろしかったら差し上げます、どうぞお使いください
ほっ本当に、
はいはい、どうぞどうぞ、別の剣が欲しければ武器オークションに出品してますんでどうぞ
と答えて、その場を後にした、いやー何とか脱出成功
その週末、武器オークションが開かれた、今日だけでは全出品物は出せないだろな、また来週もだな、
オークション会場に入り、並べられた椅子に適当に座った、
金貨1枚は確かに安くはないが、冒険者として、金貨1枚ぐらいは用意出来て一人前であろう
客は見た目、3分の1は冒険者、3分の1は業者または冷やかし、3分の1は騎士か、傭兵そんなとこだ
最初の出品物が始まった、剣自体はいいが金貨1枚もするかって感じだな、
ああ、やっぱり冒険者が落札か、装備は悪くないが新人感が拭えない印象だ、
そんな奴が買いそうな剣だな、
次は早くも来た、3-お、謎の名前シリーズ
あれ、騎士、傭兵グループがガヤガヤしているぞ、入札した、ちゃんとした座り方や、
入札時の挙手の上げ方騎士系だな、業者も上がった、銀貨20枚乗せてきた、
金貨2枚騎士の性格か、また、銀貨20枚乗せてきた、
そういう戦法か、ほう、金貨4枚騎士、あ、終わりか?木槌が鳴った
やったー俺のダプードが戻って来た、あの男は何を言っている、それは謎の名前シリーズ、3-お、だ
何かわからんが、とりあえず、売れた、利益とかより売れた事に嬉しみを感じた
次は業者向けだな言ってしまえばひどい飾り剣が如何にも俗ぽい中級程度が飾りそうな一品、
だから高くても業者が自由に値付け出来る一品、見違えた馬鹿を本気にさせて買わせる一品
これは金貨10枚は固いな、
さーてこの後の展開は思い切って金貨20枚を超えるか超えないかが勝負の見せ所、
刻んでくるだろうな、顔が広くあてがあれば一気に終わるがその様相は見えない、
ここに来て金貨11枚銀貨60枚だ、金貨20枚行かない展開だな、ここの相場的なもんだな、結局
金貨12枚銀貨450枚銅貨43枚で決った、
その後、何本かが落札を見た、終わってみたら
謎の名前シリーズが全部売れた、それもあのムキムキ野郎たちに、
落札のたびにローズとかファンススーンとか色々叫んでいた、なんかよくわからんが
一品に付き数枚金貨が転がり込んできたので、今夜は、あ、帝国の食べ物屋さん知らん
町をぶらつき、美味しい匂いのとこへ行こう、
オークション予定表を見ながらコーヒーを飲む
家具とかあるようなので、見に行く、
どうやら、今回は机と椅子、
あればウィングチェアってのがいい、よくアメリカ映画で見たような気がするデカい椅子だ
西洋アンティークが全体を締めていた、デカい机で会頭が使ってる感じの様な物もいいな、
ところが帝国では華奢なデザインが流行ってみたいだ、とうとう出物はなかったが、
良い目の保養にはなった、
結局の所、武器オークションは全て落札された、ムキムキたちが根こそぎ持っていった形で
その後、噂で聞いたが騎士団が命じられてモンスターを討伐したとか、1週間はかかると思われたが
2日で帰還した、全員ケガもなかった事で文官たちは、逃げ帰ったと風聞を流した
しかし、遅れて帰還した解体部隊によってモンスターの4割が処理された、
残りは持ち帰れたので解体本部で処理する事にしたが
討伐数がいつもの2倍に達していた事が発表され、
騎士団は皇帝より勲章が授与された町も大いに盛り上がった、
彼らは古い剣を使い続け数々の武功を上げてきたせいで、
その剣は欠ける事も錆びる事も刃こぼれすらしないとか眉唾な伝説が生まれた
オークションで出品してまさか儲けるなんて、いい思い出になったな
家に戻るかな




