きつねっこの恩がえし
山で暮らす職人のヤタロは、あるとき罠にかかったキツネの子をすくってやります。
その夜、女の子がヤタロをたずねてまいりますが、なんとその影には耳と二又のしっぽがあるではありませんか。
「お礼をしにきたの」
かわいらしいことをいうその娘に、ヤタロはキクと名づけてやりました。
その夜、女の子がヤタロをたずねてまいりますが、なんとその影には耳と二又のしっぽがあるではありませんか。
「お礼をしにきたの」
かわいらしいことをいうその娘に、ヤタロはキクと名づけてやりました。
一つひととき人のもと
2023/01/01 12:00
二つ二またしっぽのつけね
2023/01/02 12:00
三つお山に身をかくし
2023/01/03 12:00
四つ町ではしっぽをかくし
2023/01/04 12:00
五つたのむはおいなりさまに
2023/01/06 12:00
六つ道ゆきむつまじく
2023/01/09 12:00
七つ心のないないに
2023/01/11 12:00
八つヤタロとめおとの子
2023/01/13 12:00
九つここまでキクの花
2023/01/16 12:00
十でとうとうみちたりて
2023/01/18 12:00