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第一章 四、芽吹き(一)


   四、芽吹き



 そういえば、ここの暦は地球のものとは違い、一年は三百九十二日ある。


 十四の月に分かれていて、ひと月は二十八日。同じなのは七曜で週が七日という事だけだ。


 季節は、春が三カ月、夏が四カ月、秋が三カ月、冬が四カ月。


 とはいえ、週が同じなので感覚は掴みやすい。



 四季はあるが、この国はかなり安定した気候のようだ。


 暑過ぎないし寒すぎない。とても理想的な気候らしい。


 非常に寒い国では、春と冬しか季節がなく、季節の分け方も春、春冬、冬、厳冬、となるらしい。


 貧しい国だったそうだが、いつからか交流が途絶え、滅んだとも言われている。


 高い山脈で隔てられており、今では噂程度しか話が入ってこないのだとか。



 ――今の季節は、春の終わりの三の月。


 暦も知らなかった星で、命拾いをしてひと月以上も看護を受け、そして今ようやく、リハビリを行っている。


 感慨深いというよりは、途方もない不安が漠然とのしかかり続けている。


 地球での記憶も、どんどん薄らいでいっている。



 直近の事と、生活に深く根差した事は覚えているが……働いていた場所さえ思い出せない。


 近い記憶では職場の社長が気を遣ってくれていたが、今はどうしているだろうか。


 突然死んでしまって、申し訳ない事をした。


 身寄りがないから、火葬なんかはどうなったのだろう。


 病院とか市が、してくれたのだろうか。



 そんな事を思い返しながら、不安を潰したくて必死で体を動かしているのかもしれない。


 動けばすぐに汗ばむ今の気候が、少々暑くはあるが伸び伸びと動けて丁度良い。

 



 体は、入浴した日を境に、確実に回復していった。


 誰から見ても分かるほどに状態が良い。


 そういう段階に来ていたのか、入浴が良かったのか。


 ともかく、目に見えて自在に体を操れるようになった。


 走れるようになった。全力疾走さえしなければ、さして息切れもしない。


 武術の型をゆっくり行う分には、ある程度の繊細な動きはこなせるようになってきた。


 最初の寝たきり状態を思えば、もはや健康な体として何も申し分ない。



 贅沢を言えば、洗練された動きにはまだ遠く及ばないのが残念だ。


 発勁という力の出し方をするための、素早くて精密な動きが出来なくなっている。


 正確には、元々出来ない体なのだが。


 これは、もう一度勁道という力の流れ方を作り直さなければならない。



 リハビリに丁度良いとも言えるし、出来ていた事をやり直すのが二度手間だとも思える。


 だが、「遠回りも、通ってみれば糧になっているものだ」と、じいちゃんに散々言われてきた。


 実際にそう感じた事もあるし、今は無心でおさらいをしていこう。



 色々と動き回れるようになった事もあり、騎士団長のガラディオや、執事長のセバスチャン、他にも屋敷に携わる人達を紹介された。


 いつも美味しい料理を作ってくれる料理長、色々なお世話をしてくれる侍女達、庭師も含めて、かなりの人数が働いている。


 騎士団の人達は屋敷の隣に宿舎があり、交代で敷地内の見回りや監視塔での見張り業務などに就いている。



 すでに屋敷中の噂になっていたので、皆こぞって快気祝いのような言葉をくれた。


 このお屋敷には、いい人しかいないのではないだろうか。


 騎士達も、屈強で恐ろしく見える人ばかりだが、気のいい爽やかな人しかいなかった。



(彼等と同じ訓練をしてみたいけど……こんな小さな、筋肉もない体では無理だろうな。この体で、元のように武術を修めるのも、無理があるだろうか)


 例え成長したとしても、やはり女の身では……男に比べれば力が弱い。


 不利なものは不利なのだ。


 味方だから安心しているが、彼等に襲われたらひとたまりもない。



 ――仮に、ガラディオ隊長が敵だったら?


 元の体でも、素手では敵わないような気がする。


 武器を使っても、あの巨躯からの一撃は、掠めただけでも負けるだろう。


 一撃も受けずに懐に入るのは至難の業だ。


 今の体では尚更……逃げる事さえ出来ないかもしれない。


 いや、当然と言えば当然だ。足の長さが違い過ぎる。


 すぐに追いつかれて終わりだ。



 そう考えると、全身がゾワリとした。


 他の騎士達にさえ、今の体ではどうにも出来ないのだ。


 そもそも、今の体ではシロエにさえ抑え込まれてしまうかもしれない。


 そんな状況なのに、オレはのうのうと暮らしている。


 リリアナとシロエが居ないと、何も出来ないままだというのに。


 体が少し回復したからと言って、何を浮かれていたのだろうか。



(女として生きていくには、どうすればいいんだ?


 武術しか取り柄の無いオレが、こんなにか弱い生き物になってしまって……せめて剣を使えるようになれば、騎士達くらいなら倒せるだろうか。


 素手で遊んでいる場合ではない。剣術をもう一度、使えるようにならなければ)



「エラ様~! エラ様、こんな所に居たんですか。ダメですよ勝手にウロウロしちゃ……リハビリですか?」


 悶々と思い悩んでいると、シロエが探しに来てくれた。


 たぶん、昼食の時間なのだろう。



「リハビリというか……訓練をしようと」


「訓練って……あまり無理はいけませんからね? 本当なら誰かを付けないといけないんですよ。


 一人にして欲しいと仰るから、お散歩くらいならと思って許可しましたのに。次からは、ちゃんと侍女を一人付けますからね」



「すみません……でも、早く元のように、動けるようになりたいんです。それで、お願いがあるんですが……」


 シロエはこちらをじっと見て、少し考えたようだった。


「何でしょう」



「その、木剣で良いので、剣をお借りしたいんです。剣術を練習したくて」


「ダメです」


 即答されてしまった。



「どうしてですか? リハビリにもなるので……お願いします」


「どうしてって、その綺麗な手にマメが出来ちゃうじゃないですか。ぜーったいに、ダメです」


 そんな理由……。だが、引き下がりたくない。



「それじゃあ、振り回さないですから。ゆっくり、ゆっくり動きのおさらいだけさせてください。それならマメは出来ないですから」


「本当ですか……? んん。そう言って、マメが出来たら取り上げちゃいますよ? それでも良いですか?」


(この手にマメが出来るから、何だというんだ。強さがないと、不安なのに……)



「分かりました。マメを作らないようにしますから、お願いします」


「もう。そんなに必死なお顔をなさらなくても……胸が痛むじゃないですか」


 よほど悲痛な顔をしていたのだろうか、シロエは困った顔をしながら、屈んで頭を撫でてくれた。


 オレを甘やかす事を欠かさない。



「エラ様には不便な事かもしれませんが、あまり焦らないでください。

 

 今はまだゆっくり休ませるようにと、リリアナお嬢様も心配されているんです。エラ様は、きっと無理をしてしまうだろうからと」


 ……自分を分かっていないのは、自分だったようだ。


 どうしても、元の動きと比べて悲観して、焦ってしまう。



「すみません」


「ご理解頂いてありがとうございます。


 剣は、お嬢様に言ってお昼の後に借りに行きましょう。訓練場に行けば余っているでしょうから」


「やった!」



「でも、本当に無理をしてはいけませんからね?」


 はい。と返事をして、もう一度武術のおさらいを始めた。


「そういえば、ワンピースで訓練するのは動きにくくないんですか?


 ミュールもそのままだし……動きやすい服をご用意いたしますよ?」


 少し訝しげな顔をしているが、強要はしてこない。


 何か意図があるとは思っているのだろう。



「いいえ、いいんです。私はスカートなんて初めてだし、これからも色んな服を着るでしょうから、どんな格好でも戦えるように慣れておきたいんです」


 男の時には、スカートを履いて戦うなど想像もしていなかった。


 このミュールもそうだ。ヒール付きの不安定な履物で戦うなんて、慣れていないと出来ない。


 でもお陰で、足運びは元よりも上手くなりそうだ。



「なるほど! シロエはちょっと感動しました。


 戦う事を常に想定されているんですね。素晴らしいです。


 という事は、チキュウってかなり危険な所だったんですね」


 おっと、そう思われる事は想定していなかった。



「えーっと、そういうわけじゃなくて、たまたまじぃ……祖父の教育が特別だったんですよ」


 ふぅん。と、不思議そうではあるが、あまり深く聞くつもりはないようだった。


「では、そろそろ参りましょう。汗も拭かないとですし、お着替えもですよ?


 身だしなみは大切なんですから。それから……」



 最近のシロエは、小言が増えた。理由は分かっている。


 勝手に動き回るし、服も汚してしまうしで、メイドとしては色々と目につくのだと思う。


「もう。聞いているんですか? 今も探すの大変だったんですからね。


 明日からは必ず他の侍女を連れてってください。何かあったらどうするんですか。まったく……」



 シロエにはすまないと思った。


 けど気分を変えたくて敷地の探索をしていたら、不安のせいか思い付きで訓練を始めてしまったのだ。


 その上、集中したせいで時間を忘れてしまった。


「ごめんなさいシロエ。明日からはちゃんと、誰かに付いてもらいますから」


「ほんとですよ? まあでも、城壁の見張りに聞いたらすぐに分かるんですけどね」



 ……確かに、城壁の見張りの騎士は、外だけでなく屋敷の方もきちんと見ている。


 遠いから気にしていなかったが、シロエの抜け目のなさが恐ろしい。


「それじゃあ少しだけ怒られ損な気がします……」


 少しだけ頬を膨らませて、軽く拗ねてみせた。



「ふふふ。今日はそのお顔が見たかったんです。ほんとに、どんなお顔をされてもお可愛いです」


 まんまとしてやられた。この狡猾さは、いったいどこで身に付けたのだろうか。


 ……でも、もしかすると本当は、必死で探してくれたのかもしれない。


 いつも心配してくれているから、オレは酷い事をしたのではないだろうか。



(本当は怒りたいのを、一度目だから大目に見てくれているんじゃ……)


「シロエ……伝達を忘れてウロウロして、ごめんなさい。軽率だったって、思いました」


 オレの手を引いて歩いていたシロエが、はっとしてこちらを見た。



「すみません。言い方きつかったですか? 確かに心配はしましたよ。


 でも、元気そうに訓練している姿を見て、嬉しくもあったんです。ですから、本気で怒ったりしていませんからね?」


 やはり、オレは軽率だったのだ。



「優し過ぎますシロエ。悪い事をしたら、きちんと怒ってくださいね。


 ちょっと、自分の事しか考えていませんでした。


 焦らないようにとさえ、思えなくなっていて。自分勝手な事をして、本当にごめんなさい」


 なぜか泣きそうなシロエは、しゃがみこんでオレを抱きしめた。



「エラ様は聡明な方ですね。だからこそ、きっと余計に不安なのだと思います。


 でも、エラ様がここで生きやすいように、環境はお嬢様や私達できっと整えてみせますから。


 もっともっと頼ってくださって、いいんですからね。それからやっぱり、焦りは禁物ですよ?」


 シロエはいつも、オレの不安を汲み取ってくれる。十分過ぎるほどに。



 そんなシロエや、リリアナに恩を返したいという気持ちよりも、今は自分の不安を優先してしまっていた。


 それで二人を心配させたり傷つけたりしたら、本末転倒だというのに。


「ありがとうございます……肝に銘じます」


 そう言うと、シロエはばっと離れてまじまじとオレを見た。



「……嬉しいですけど、エラ様は言葉が時々古臭いですよね。ちょっと、ヘンです」


「えっ……きずつく」


「ぷっ。ふふふふ」


「ハハ……」


「それじゃ、お嬢様をお待たせしてはいけないですし、行きましょう」





 屋敷の食堂では、すでにリリアナが食卓に座っていた。


 幅のある長い食卓は、三人掛けを両脇にして、正面には家長が座する。


 お昼の時間よりも少し早いが、午前の仕事が早めに片付いたのだそうで、飲み物だけ先に飲んでいるようだった。



 食堂は、屋敷の規模から考えると小さめなのだと聞いたが、想像以上に大きかった。


 今、リリアナが座っている八人掛けのテーブルが一卓と、四人掛けのテーブル十卓があり、それでも相当な余裕のある広さだった。


 給仕が動き回っていても邪魔にならないし、屋内でパーティをする際にも、来賓がゆったりと過ごせるように造られている。



 そのため、食堂内の装飾もきらびやかで豪華だ。


 庭園を見渡せる掃き出し窓が四つあり、そこからは季節の花々が来賓を迎えている。


 視線を上に向ければ、大き過ぎないシャンデリアが二つ、ロウソクの火のゆらめきを引き立てている。


 三面の壁にはそれぞれ大きな絵画が飾られており、それらは定期的に入れ替えられて、いつ来ても飽きないように考えられているそうだ。



 豪華過ぎて、食堂に入るだけでオレは緊張してしまいそうになる。


 リリアナから遠くなるのだが、雰囲気に呑まれて向かい正面に座った。


「リリアナ、お待たせしてすみません。リハビリの後、着替える事を失念していました。シロエは悪くないんですよ?」



 同じようなワンピースだが、今は黒色を着せてもらった。


 ミュールも同じ色になるらしい。


 リリアナはというと、彼女はいつもシンプルだが荘厳さが醸し出されるドレスで、シロエは他の侍女よりも明らかに高価な生地のメイド服を着ている。


 リリアナの側付きだからだろうか。



「そうです。エラ様を愛でていて遅れたわけじゃないですからね」


 あえて説得力の無い冗談を言う事で、誰も責められないような雰囲気を作るのが上手い。


 リリアナは怒ったりはしないだろうが、恐らくはオレに、色んな対話技術を盗めるようにあえて示してくれているのだろう。



「大丈夫よ。時間前だし、私も今来た所だから。それにエラなら、少しくらい遅れても待っていてあげるわ」


 二人とも、オレに対して甘々過ぎる気がするが、逆に言うと一人前に見てもらえていないのだ。


 状態が状態だから仕方ないが、やはり元気になってくると、もどかしい思いが勝るようになる。



「あ、私は今日から給仕をするのでエラ様、見ていてくださいね。私の出来る姿を見てもらいたくて」


「シロエ、そんな所でポイントを稼ごうなんてズルいわ。あなたも一緒に食べなさいよ。人数分用意させてあるんだから」



「あら。それなら頂かないわけにいきませんね。でしたらエラ様、テーブルマナーで分からない事があれば何でも、私にお聞きくださいね」


 それを聞いたリリアナは、ハッとした表情を浮かべた。



「エラ。それなら王家の私を見るべきよ。というかどうしてそんなに遠いのよ。横に座るわね」


 言うやいなや、リリアナはさっと立ち上がり、つかつかとオレの右横に座り直した。


 それを横目で見ていたシロエも迷う事なく、リリアナの正面――オレの左横に座った。部屋の隅に居た侍女が、見ていてクスクスと笑っている。



「えぇと、これなら私も安心して食べられますね」


 こう言うだけで精一杯だった。


 二人は最近特に、オレの取り合いのようなマネをするのだ。


 冗談で和ませてくれているようでもあるし、若干本気のようにも感じる。



「えぇ。私が優しく手ほどきいたしますよ」


「何言ってるの。私が王家のマナーを教えてあげるんだから」


「エラ様は貴族になるんですから、王族のマナーなんて必要ないのでは?」


 割と……本気なのかもしれない。



(助けてセバスチャン……)


 ――おほん!


「いつまで馬鹿な真似をしているのです。王族も貴族も、マナーは変わりませんでしょう」


「セバスさん!」


(助かった……)



「エラ殿。あなたももう少しハッキリと意見をお伝えください。この二人はそうやって、エラ殿の困った顔を見るのも楽しんでいるのです」


(まじか)


「お二人は少々悪趣味ですぞ。いい加減になさいませ」



 やっぱり、セバスチャンはかっこいい。必要以上に喋らないが、しっかりと場をまとめてくれる。


 それにしても、最近の二人は少しおかしい気がする。


「セバスの邪魔が入ったわね」


「セバス様、エラ様を横取りするつもりじゃないですよね?」



 二人の攻撃対象が、セバスチャンに向いてしまった。


 彼に向けられた鋭く冷たい目線は、オレが向けられたら泣いてしまいそうだ。


 そこに、先程まで隅の方で笑っていた侍女が、申し訳なさそうに進み出てきた。



「あのぅ。お料理をお出ししてもよろしいでしょうか?


 冷めてしまいますので……美味しく召し上がって頂きたく。すみません。すみません」


 クスクスと笑えるくらいだから、シロエのような図太さがあるのかと思っていたが、さすがにそんな風には出来ないようだった。



「いいえすみません。私はおなかペコペコですので、ぜひ運んでください。お願いします」


 この機を逃すものかと、料理を運んでもらうようにお願いした。


 セバスチャンと侍女のお陰で、姉妹ゲンカのようなものは止められた。



 最近は少しやり過ぎのようにも感じるが、仲が良いからこそ出来るのだろう。


 じゃれ合う猫のようだと思えば、微笑ましいような気もする。

こうしたやり取りに慣れてきたせいか、見ている分には幸せな気持ちになるのが、心地よかった。





 作法を教わりながらの昼食を終えて、訓練場に向かう。


 リリアナにお願いして木剣を貸してもらうためだ。


 ついでに、訓練がどんなものか見てみたい。



「そんなに剣術を? したいの?」


 リリアナは正直に不服そうだ。それでもオレのために、借りに向かってくれている。


「はい。せめて自分の身を守れるようになりたいんです。それに、リリアナの側付きになるなら必要ではないかと」



「そう……ねぇ。でも、護衛は別に居るのよ? もちろんあなたにもね。エラの手にマメが出来る方が、私は嫌なのだけど」


 納得はしてくれそうもない。


 それでも、頼れるもの……確固たるものが自分自身に無いというのは、本当に苦しい。



「エラ様は、まだご自分の魅力には気付いていらっしゃらないようですよ」


「そうなの? まぁ、そうねぇ。仮にガラディオがエラみたいな境遇になったら、同じ事を言いそうだものね。理解できなくはないわ」


「あぁ……」


 リリアナとシロエは、どうすれば納得出来得るかを模索した結果、ガラディオ隊長の例で溜飲を下げてくれたようだった。



「でも、マメが出来たら取り上げるからね? それは約束よ?」


 リリアナもシロエと同じ事を言う。


「はい……」


「毎日チェックするからね」


 いつになく厳しい。少女が剣術をしたがるのは、王女や側付きの令嬢からするとおかしな事なのだろうか。



――「面白い」 「続き!」 「まぁ、もう少し読んでもいいか」


と思って頂けたらぜひ、この作品を推してくださると嬉しいです。



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(面白い!→星5つ。つまんないかも!→星1つ。正直な気持ちで気楽に星を入れてくださいね)

(もちろん、星4~2つでも)



どうぞよろしくお願い致します。     稲山 裕

週に2~3回更新です。



『聖女と勇者の二人旅』も書いていますので、よろしくお願いします。

https://ncode.syosetu.com/n4982ie/

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