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剣術指南高校

さて、教室へと来ました。ここはまあ、普通。というより、教室に異端求めてるやつとかいないでしょ。

俺はなぜか一番前の真ん中。は?舐めてる?右隣にでも話しかけてみるか。

「よう!お前名前はなんて言うんだ?」

まあ挨拶なんてこんなもんだろ。

「あ、、えと、隣胴翼りんどう つばさ、、、です。」

なんだろう。声、可愛くない?なにか刺激されるものがある。まあ俺はノーマルだけど。

あと、俺は胸より脚派ね。ホラ、胸は水着でもない限りまあ見えないけど足は普通に見えるじゃん。パンツが見えるか見えないか、みたいな?チラリズム?がたまらなく好きだ。

まあそれはさておき。趣味とか色々話してみますか。

「お前、胸と脚どっc…好きな食べ物とかある?」

ヤバい、入学初日からソレはまずい。途中で止まってよかったわ。

「胸と脚?脚に決まってるじゃないですか!あの太腿から足首までの美しい曲線、そして膝というイレギュラー!胸とかいう脂肪の塊なんて興味ないですよ!バカにしてるんですか?だったら」「あぁ!?」

……言いたいことは色々ある。なんでバレてんのとかさっきまでのよそよそしい態度はどこへ行ってしまったの、とか。

しかし、俺が一番驚いたのは左隣の奴だ。

後で知ったことだが、名前は坂島隣さかしま りんというらしい。ふと思ったんだが、俺の隣の席、どっちも名前が女としても通じそうだよな。翼に隣て。

もう二人を女として見ましょうか。まあ翼はともかく隣は少しヤン気味だが。

ちなみに、この学校は男子校である。なぜかって?おれが聞きてぇよ!俺だって女子にモテたりしたかったよ!名前だって男子校って入ってないじゃん!とそれもさておき、左隣の坂島くんが何をしたのか。大声で怒鳴ってきたのだ。


え?それぐらい我慢してやれよって?ムリムリ。お前ら隣で聞いてみな?声量がヤバい。そいつが何を話し始めたのかというと、

「女はなぁ、胸にこそ輝くんだよ!谷間に込められた夢は誰にも止められぇ!」だそうだ。

こいつとは馬が合わなそうである。

そんな猥談がそれから教師がくるまで続いた。この翼くん、少し猥談好きすぎじゃあなかろうか?俺と初めて会話した時のこと思い出してみ?、が何個入ってた?そしてそう、来たのだ。教師が。


流石は剣術指南高校の先生、強面である。先生もまた、声がデカかった。

「オレがお前らの担任を務める、覇道力也はどう りきやだ!担当は剣術!以後よろしく頼む!」

少し女の子っぽい名前を期待したが、その期待は儚くも打ち砕かれた。

しかし剣術担当か。よかった。こいつが座学なんて教えた日には内容が一滴も頭に入らなそうだ。そんなこんなで波乱の高校生活が始まりそうだ。


ちなみにこの学校では、学校に入った瞬間に5級剣士の資格を獲得し、実力が認められればもっと上へいけるシステムだ。個人任務もあり、当然給料も発生する。ぐへへ。

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