24話
「それでは、今日は今後遠征等の小隊行動をする時のチーム決めをする! 1チーム4~5人で組んでくれ! 既に入学してから結構な日にちになる。ある程度のチーム決めは出来てるだろうし、コチラからあれこれ言うつもりは無い! できたチームから報告するように!」
先生はそれだけ言って、チーム決めが始まった。と言っても、そもそも俺達は4人だったからその時点でもうできていたから、俺は先生に、報告しに行った。
「先生チーム出来ました」
「ん? レイジ=グローレインか……チームメンバーを教えてくれ」
「俺とユーリ、それと、クリスにエマの4人です」
「はぁ……」
俺がメンバーを言うと先生はため息をついた。なにか問題でもあったか?
「あの……何か問題でも?」
「問題しかないな」
「え!?」
「4人が組むのが問題だ。問題児が2人もいるだろ?」
「褒め言葉として受け取っときます」
「頼むから遠征地で、問題起こすなよ?」
「わかりました」
席に戻るとユーリが不思議そうに聞いてきた。
「なぁ。先生と何話しとったんや?」
「あぁ、どうやら俺達のチームが不安らしい」
それを聞いたエマとクリスが振り向いてきた。
「不安とはどう言ったことでしょうか?」
「俺とクリス……問題児2人抱えたチームだからな」
「はぁ!?」
さすがのクリスも自分が問題児扱いされて驚いてるようだ。それにひきかえ、エマとユーリはどこか納得してる顔をしてた。
「せやな、2人ともあんだけ暴れとったら、そりゃ問題児になるわな」
「ふふっ♪ そう言えばそうですわね。クリスもですが、レイジさんも問題児ですわね♪ これは、ユーリさんがしっかり監視しとかないと行けませんわ♪」
「あのなぁ? クリスは分からないが、俺は大丈夫だぞ?」
「おいレイジ! そこは俺もフォローしろよ!」
「レイジも、そういう所やで? し……しゃーないから、ウチがしっかりレイジを見とったるよ。エマもクリス頼むで!」
「任せてください。いざとなれば、クリスはすぐ素直に従いますから♪」
「「俺を、問題児扱いしないでくれ」」
そんな会話をしながら俺達が、盛り上がってたら、いつの間にかチーム決めが終わってた。
……あれ? 1人残ってるような?
「なんだ? お前誰にも誘われなかったのか?」
先生がその子に声をかけてた。
「は……はい……私誰とも仲良くないので……」
「今まで何してたんだ? 流石に一人はいるだろ?」
「ごめんなさい!! ごめんなさい!!」
「謝られてもな……なら先生が決めるとするか」
先生が、なにか話しながら、俺たちを見てた。
「レイジ=グローレイン! 問題児が2人もいるチームなんだ、今更1人増えても問題ないだろ?」
「そんな事、いきなり言われても、俺の一存じゃ……」
「まぁ、確かになお前達はどうなんだ?」
「そもそも、なんで俺たちなんですか? 他のチームもありますよね?」
「そりゃ決まってるだろ? 集まってたら、先生も管理が楽だからだ!」
「まぁまぁ、ウチは別にええで? それになんか、かわいそうやん」
「そうですわね。私も構いませんよ? なんか捨てられた小動物みたいで、保護したくなりますし♪」
エマの言い方は、置いとくとして、確かに可愛そうではあるんだよな。
「クリスは良いのか?」
「まぁ、2人がそう言ってるし、何かしらできる事があるだろ」
「わかった。なら俺達のチームに入ってもらいます」
「良かったな! 早速自己紹介しとけよ」
そう言って先生は、その子を置いて教壇へ戻って行った。
「それでは、チームも決まったし、諸々有るだろうから、残り時間は、チーム内のコミュニケーションに当ててくれ! 尚、明日には行先も伝えるから、各自準備も忘れないように!」
そう言って先生は、教室を出ていった。
俺達のチームに入った女の子は、オドオドしながらも自己紹介をしてきた。
「あ……あの! フィーネ……フィーネ=ネクロフィアと言います! と……突然なのに、チ……チームに参加させてくれて本当に、あ……ありっ……ありがとうございまシュ! シュ!? あうぅ……噛んじゃいました……」
そう言って深々と頭を下げた。
これは……色々大変なことになりそうだな……
「とりあえず、フィーネよろしく。俺はレイジ=グローレインだ」
「ウチはユーリ=イズナや♪ よろしくやでフィーネ♪」
「私は、エマ=オライオンですわ♪ フィーネさんよろしくお願いしますね♪」
「クリス=リーヴァルだ」
「あら? クリスったら素っ気ない態度ですわね? まさか、フィーネさんが好みとか?」
「ふ……ふざけるなエマ! なんでこんなモジモジしたやつの事が、好きになるんだ! 俺はエマが……っち! なんでもない!」
「あらあら♪ そこまで言って黙るなんて、クリスも酷いわね♪」
「な……なぁ2人とも、惚気けるんは勝手やけど、ウチらに見せつけんでも、ええやんか」
「あら? でしたら、ユーリさんもレイジさんに言って差しあげたらどうでしょうか?」
「なんでウチが、レイジにそんな恥ずかしいこと言わなあかんねん!」
エマとユーリがいつも通りワイワイして、それを見てオドオドしてるフィーネにそんなこと気にせず他を見ているクリス……本当にこのチーム大丈夫なのか?
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