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ハチロク  作者: TSUGUMI
8/8

たまには 何処かへ

たびたび車通学している凛

「そろそろ落書きやめてくれないかな?」とおもいつつ 指定された場所へ駐車する

みなハチロクを見たさがるのだ

いい加減にしてくれないかな?


それでも写真を撮る人は減るどころか増える一方なのだ

「それでも飽きないんだから車が好きなんだね」


「そういえば東島さんの所に持って行った時に

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「はははは そうか まぁハチロクを有名にした漫画の影響かもしれないな」

「笑いごとじゃないわよ 毎日毎日されちゃたまったもんじゃないわよ」


東島はさらに笑い

「そうなりゃあ そいつに請求書を送り付ければいいのさ」

と言われてきょとんとするしかなかった


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


放課後駐車場に行くと 案の定撮影や なにかを貼り付けようとしていた人たちが大勢いた

「まったくどいつもこいつも」といい黙って乗り込む


行先はもちろんバイト先のファミレスである

いつものように仕事をしている凛


バイト仲間とは正社員はみな 大型連休の話をしている

「(そうか連休か 家にしても仕方ないしな)」と考えている

「(今年は車もあるから遠出してみるんのもいいかも)」

「チーズインハンバーグセット8番テーブルね」 「はい」と凛は8番テーブルに運ぶ


バイトを終えた凛は帰りに 連休について考えていた

「そうね 車中泊ならなんとかなるけど そこまではしたくないし 車中泊するものも買わないと」


「貯金をみて決めるしかないな」と家に帰宅する

凜は通帳の貯金を見て「・・・・・・・これくらいか あと10万くらいあれば まぁ無理か無いものねだりはちょっと そうなると遠出は無理ね 近場はほとんどね 温泉旅館なんてものはないし」

頭を悩ませていた スマホで検索すると

「うーん やっぱりいいところないね ここもダメ ここもか」


検索し始めてすでに数十分

「ここがいいかも 鬼怒川温泉いいかも 距離もそれほど遠くもないし」

行先は鬼怒川に決めた凛 宿の予約をしてみることに


「はい はい はい 一部屋開いている はい その日からお願いします はいはい それでは」

「やったとれたとれた 30日から4日まで 格安になるアプリとか入れておいてよかった まぁこれは職場の人から教わったことなんだけどね そのおかげで 2万円も安くなった」

予約も取れたのでさっそく旅行の支度をする凜


しかし凜にはもう一つの通帳があるが見向きもされていなかった まるで初めから存在がないように


そして準備を終えてあとは待つばかり まるで遠足の前夜のように

「ふふふふこんなに楽しいことは初めて 車があってよかった」

28日 学校が終わり すぐに自宅へ 制服はベッドの上に投げ キャリーケースをもって車に積み込む


そして温泉地鬼怒川へ


「スマホのナビだと 何事もなければ役1時間と三十分かのんびり行こう 」

車のエンジンをかけて出発する 凛の一人旅が始まる

学校を忘れて


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