4日目
オサシミ視点・・・
朝が来た。
そろそろ、人狼を見つけないとまずい。
このままだと、のえるさんの言った通りただ殺されるのを待つ事になる。
…今日もまた、会議室に向かう。
扉を開けると、みんなが焦った様子で話し合っていた。
「どうしたの?」
ヨザクラ「アイランドさんが居ないんだ!」
居ない…?
「…殺されたとかじゃなく?」
イリー「ああ、血痕も何も見つからない。」
私はアイランドさんの部屋に行ったが、カーテンが風に吹かれ、放ったらかしのゲームが置いてあるだけだった。
テレビの画面には、1pの勝利画面が映っていた。
「どこに行ったの…」
ペプシメン「とりあえず、一旦戻ろうぜ。」
私は会議室に戻った。
ペプシメン【これから、話し合いを始める。】
ヨザクラ「…みんな、昨日はありがとう。」
俯きながら言った。
ペプシメン「そう言えば、昨日の占いでヨザクラさんはのあ猫の事を黒って言ったね。」
のあにゃん「うん…」
ヨザクラ「念の為確認したけど、やっぱり黒って出た。」
ヨザクラさんは皆に、ポケットに入れていた悪魔のカードを見せる。
さとさく「じゃあ、のあにゃんを…処刑するしか…」
「のあ猫…」
イリー「悪く思うな。平穏を取り戻すためなんだ。」
そういうと、イリーさんは銃を取りだしのあにゃんに向けた。
イリー「最後に言いたいことは?」
のあにゃんはニヤリと言った。
のあにゃん「……アイランドさんを丸呑みにしたよ。あとは任せた。」
そう言うと、憎しみを隠しきれない顔で、イリーさんは引き金を引いた。
4日目✎︎__行方不明者:アイランド____受刑者:のあにゃん______
その日の夜..............................
グチャッ
グズズズズ
ドゴッ、ドゴッ
グジャア
ザクッ、ザクッ、
サーッ…
「……っぷっはぁ!やっと出れたぁ、、、あ?」
周りを見渡すと、館が月明かりに照らされていた。
「もう夜か。てか何だここ。」
下を見ると、グチャグチャになったお腹と土が混ざりあってるのあ猫の遺体があった。
吐き気を催したが何とか抑えて立ち上がり。再びのあ猫の遺体を土に埋めた。
「あーあ、ズボンと服が真っ赤だわ。臭いもくせぇ。シャワーあーびよっと。」
館に入ると、服を脱いで洗濯機にかけた。
シャワーを浴びる。
「いてっ」
所々着いた傷に石鹸が染みる。
それにしても、丸呑みでまだ良かったわ。噛まれると原型留まらないから出て来れないんだよね。
おばあちゃんへのおつかい行ってて良かった。
…シャワーを浴び終わり、パジャマに着替える。
自室に入ると、カーテンから月の光が差していて、ゲームがつきっぱになっていた。
「あーあ、そういや俺のあ猫に負けたんだった。せめて勝ってからが良かったな」
そんな事を思いながらゲームの電源を消し、眠りに落ちた。