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3日目

(深夜1時頃)


……


目を瞑ると、血だらけのあまえらさんを思い出してしまう。

なんであんなに躊躇なく撃てるのか。

占い師が嘘をついている可能性だってあるのに。



あの後あまえらさんは、館の庭でファルコンさんの隣に埋葬された。


「…っ…なんでこんなことに…」


あまえらさんが必死に訴えてたあの時の表情。

寝ている間に居なくなってしまったファルコンさん。

館中に響いたのえるさんの悲鳴。

思い出しただけで涙が零れてくる。


私は部屋を出て、3人の元へ向かった。

庭の近くに生えてるたんぽぽやポピーを引きちぎり、あまえらさんとファルコンさんとのえるさんの写真に添える。


私は、3人の前で手を合わせた。


と。


ザッザッザッ______。


足音が聞こえてくる。

私は急いで館の陰に隠れた。


物陰からチラッと見ると、そこに居たのはさとさくさんだった。

さとさくさんは左手にある本を開くと、あまえらさんの元に近づき、盛り土に手をかざした。


すると、淡く薄い水色の光がさとさくさんの手と本から出てきた。


さとさく「あまえらは、白…」


そう呟くと、さとさくさんはあまえらさんの写真を見て、ただただ涙を零していた。


今宵は、月が綺麗だった。



〜次の日〜


私は珍しく早起きをした。

私服に着替え、レモンティーを左手に持ち会議室に向かう。


会議室に入ると、イリーさんとペプシが居た。


イリー「オサシミさん、おはよう」

「おはよう」


ペプシは軽く頭を下げた。

すぐにイリーさんの方に向き直る。


ペプシメン「んでさー、俺見たんよね、イリーさんと誰かがヨザクラさんの部屋の前に居たの。何してたん?」


イリー「…それ、ホントに俺か?何で片方は分からんのにもう片方は俺って分かるの?」


ペプシメン「イリーさんって特徴あるから分かりやすいんだよね。で、何してたん?」

ペプシがイリーさんに詰め寄る。


イリーさんは、はぐらかすように

「とりあえず、話は皆が集まってからにしようぜ。」

と言った。


暫くして、イリーさん、ペプシ、ヨザクラさん、ひびさん、アイランド、さとさくさん、ログアさん、私の8人全員が集まった。


さとさく【これから、話し合いを始める。】

さとさくさんが、スタートの合図を出した。


ログア「えー、昨日も言ったけど俺占い師ね。でー占ったのが、ヨザクラ。」


ログア「結果はー…黒。」


次の瞬間、全員が一斉にヨザクラさんに銃を向けた。





さとさく「ちょっと待て!」




さとさくさんが声を張り上げた。


さとさく「カミングアウト、俺は霊媒師だ。」

すると、皆は銃を降ろし、さとさくさんに視線を移した。


さとさく「俺は深夜、霊能であまえらさんの事を占った。結果は……白だった。」

と言うと、周りの人は目を丸くした。


さとさく「ログアさん…お前、人狼の味方をしているな。狂ってるよ。人狼の味方をして何が楽しい!?裏切り者!……俺の占いを信じてくれるなら、皆、ログアさんに投票してくれ。」


私は夜中の出来事を見ているので、さとさくさんは信頼出来る。


それに対抗するように、ログアさんは口答えをする。

ログア「だったら他に占い師さんや霊媒師は居ないんですかぁ〜?もしかしたらさとさくだって騙ってるかもしれませんよ〜?」


私は、深夜見た事をみんなに話す事にした。


さとさく「見てたのかよストーカー」

「はあ?」


アイランド「まあともかく、さとさくが霊媒師の可能性は高まったんじゃない?」


と、ヨザクラさんがポツリと呟いた。

ヨザクラ「……皆、ごめん」


視線はヨザクラさんに移る。


ヨザクラ「俺…占い師で…まぁ、多分今言っても信じて貰えないだろうけどさ…」

ヨザクラさんは俯きながら、本を取り出す。


ヨザクラ「……昨晩占ったら……のあにゃんさんが、黒だった…」


イリーさんは、ヨザクラさんの事を横目で見ていた。


私の頭は混乱した。ログアさんがヨザクラさんとあまえらさんに黒出しをして、さとさくさんが霊媒であまえらさんを占って白、そしてヨザクラさんがここで占い師カミングアウトののあ猫黒だし…??

ダメだ、私の頭の容量じゃ抑えきれない。


「えーと…とりあえず、ログアさんは居なくなって……貰えばいいかなって…」


ログア「は?何でだよ。ヨザクラとあまえらに黒。2日連続で黒出してんだ、こんなに貢献してんのに何で死ななきゃ行けないんだよ。」

ログアさんはキレ気味に言った。


のあ猫「そうだよ、第一、俺人狼じゃないし。ヨザクラさんが偽占いだと思うけど。」

少し早口で、のあ猫は言う。


さとさく「…そろそろ、処刑の時間だ。」


外を見ると、夕日が差している。


さとさく「……紙に怪しいと思う人を書いて、この箱に入れて。」


皆は、椅子に座り見られないようにコソコソと書き始める。


全員が箱に入れ終わると、さとさくさんが1枚1枚確認して行った。


さとさく「…今回処刑される人は…」

と言うと、さとさくさんはスっと銃を向けた。

さとさく「ログアさんです。」


次の瞬間、発砲音が耳に鳴り響いた。


ペプシは、切ない表情で倒れたログアさんを見ていた。





どんどんと、墓が増えていく。





✎︎3日目____死亡者:無し____受刑者:ログア____

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