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2日目

「んー…ふぁあぁあ…」

いつの間にか寝てしまっていた。

時計を見ると、午前3時を回っていた。

(微妙な時間に起きてしまったなぁ)


私は起き上がり、トイレへ向かった。


「うぇえ…くっら…眩しいのも嫌いだけど、暗すぎるのも嫌いだわァ…」

館内は電気が消えていて、真っ暗だ。階段から足を滑らせない様に、慎重に降りた。


御手洗を済ませた後、手を洗っていると足音が聞こえた。

「誰か起きてたのかな…?」

階段を上ると、人影が見えたので近づいて目を凝らした。人影はのえるさんだった。

こっそり着いて行ったが、直ぐに部屋に入ってしまった。


私も自室に戻り、スマホをいじり始めた。







3時間程経った後だろうか。


相変わらず私はスマホでTwitterをいじっていた時。



【うぎぁああああぁあぁぁぁっ!!!!!!】



突如館中に響きわたった声。

この声はのえるさんだった。


私は唖然として、固まったままだった。

暫くすると、ドアをドンドンと叩く音が聞こえた。

のあ猫「オサシミいる!?」

のあ猫だった。


ハッとして、ドアを開けた。

すると、のあ猫が私の手首を引っ張り会議室へと連れ出した。


会議室にはもう既に私達以外全員集まっていた。


さとさく「…よし、全員集まったね」


ヨザクラ【これから、話し合いを始める。】


ヨザクラ「何か情報を持っていたら、言って欲しい。目撃情報は勿論、占いや霊媒が使える方は、結果を教えて欲しい。」



今日、処刑する人の話し合いが始まった。

皆は黙り込んでいる。

私は役に立つか分からないが、のえるさんを見た時の事を言った。


ヨザクラ「…なるほど。3時間前までは居たのか。他には、誰も見なかった?」

私は頷くと、ヨザクラさんは考え込んでしまった。


だが、私にはひとつ疑問があった。


のえるさんが入った部屋は、本当にのえるさんの部屋だったのだろうか…?


暗くてよく見えなかったが、確かのえるさんの部屋はペプシの部屋の隣だったはずだ。


もしかしたら、寝ぼけてペプシの部屋に入り、のえるさんが寝たあとペプシがのえるさんを襲った…?


いやいや、そんな誰でも出来るような簡単なガバ推理じゃ誰も納得しないだろ。


私はガバ推理を捨て、他の人の情報を待つ。


暫くすると、ログアさんが口を開いた。


ログア「俺、占い師」


すると、私を含め全員がログアさんに視線を向けた。


ヨザクラ「…誰を占った?」

と言うと、ログアさんはあまえらさんを指さした。

ログア「あまえらを占った。結果は____________」

ログアさんは唇を噛み、苦し紛れに答えた。


ログア「____黒だ。」

そう言った途端、皆があまえらさんから離れた。

ヨザクラさんと私以外の皆はあまえらさんに向けて銃を構えている。


あまえら「!?みんな、ちょっと待ってよ!俺違う!なにもしてない!ねえ!」


ペプシメン「待ってられるか!殺される前に早く殺せ!」

と言うと、のあ猫は銃をあまえらさんにむけて撃った。


ヨザクラさんが「ちょっと待て!」と叫んだ声は、誰にも届かなかった。




2日目✎︎____死亡者:のえる__受刑者:あまえら__

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