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僕たちマガドキバスターズ  作者: 古葉七
6章 〜学校の異界化 花鳥風月決死の戦い〜
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子供は宝じゃから守らんとの

花鳥風月の4人は数ヶ月の期間にひたすら白金の修行をこなしていた。


その為に任務をこなすことはなったかのだが、この間にも白金の話の影響は出ていた。


一騎当千を含めたこの地のチームはあちこちで発生する怪異騒ぎを鎮める為に奔走する。


そして、花鳥風月の修行が完成したすぐ後にそれは起こった。


花鳥風月の通う曙小学校。


学校で授業を受けていた4人だが、急な違和感を感じた。


それは逢う魔が時の感覚にいるような感覚であった。


4人は窓の外を見ると暗い闇に閉ざされていた。


突然のことにパニックになる生徒たち。


教師はそれを宥めて落ち着かそうとした。


しかし、廊下につながる窓から見えた生物に言葉を失った。


大人の女性と同じくらいの大きさ。


だが、身体は羽虫のようであり腕には大きなハサミがある。


頭には多数の触覚がある。


今までに見たことのない生き物だった。


「ねぇ、これってまさか?」


「異界化でしょうな。

小白金殿に聞いてみましょう」


鳥は鞄の中からガントレットを取り出し装着する。


ガントレットには小白金が映し出された。


「小白金殿、現在小生たちの学校が異界化しておるのですがやはり例の件でしょうか?」


「うむ、この気配は間違いないな。

しかし、小学校が対象になるとはな・・・人の多い場所に怪異が近づくことは稀だが人が少ないところは襲われる危険性がある。

先ずは通信設備で校内で固まり安全を確保するように進言してはどうじゃ?」


小白金の話に4人は頷いた。


そして、それぞれ鞄から必要な装備を取り出して装着していく。


「あ・・・貴方達、一体何をしているの?」


「先生、実は僕たちこういう事件を解決してるんだ。

えーと、ほら!

花はシスターだし!」


「え、ああ、そうですよ。

私の家の専門で彼女たちにも手伝ってもらってるんで安心してください」


風と花の言葉に月と鳥も頷く。


教師は納得していないようだったが4人は構わずに飛び出していった。


その際に鳥が


「教室内で固まっていたら安全ですからしばらくここに避難しておくのですぞ!」


とアドバイスしていったのだった。


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