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僕たちマガドキバスターズ  作者: 古葉七
〜2章 結成!花鳥風月編〜
18/75

野球の監督もスミスさんが良かった

風視点です。

花に抱きしめられて再度マガドキバスターズっていうのになろうと言われた僕はかなり心が傾いていた。

花と一緒に何かやれるのは嬉しいし、○○バスターズなんて何か格好良い名前だからね!


「マガドキバスターズって、さっきみたいなお化けと戦う人たちのことなんだよね?」


僕が尋ねると花は身体を離しながら説明を始めた。


「そうよ。怪異と戦う専門家。

人に襲いかかって危害を加える怪異から人々を守る正義のヒーローみたいなものよ」


「正義のヒーロー!僕やりたい!!

・・・あ、でも女の子がやっていいの?

プロ野球選手みたいに女はやっちゃ駄目とか言われない」


僕は相手チームの男の子や父さんに言われたことを思い出して落ち込んでしまった。

そんな僕の頭を撫でながら


「馬鹿ね、そんな事言われるならあたしはやろうって誘わないわよ。

霊力に男も女も関係ない。

後はやる気があるかどうかだけよ!」


「花・・・ありがとう。

僕やるよ!

マガドキバスターズになる・・・ううん、一緒になろう!」


僕は花に手を差し伸べた。

花も僕の手を握りながら


「やるからには途中で逃げ出すなんて許さないからね。

絶対になるわよ!」


と答えた。



こうして僕は花のお父さん・・・スミスさんに弟子入りしてマガドキバスターズに入るための練習をした。

スミスさんの元には僕と花以外に2人の女の子がいてその子たちも一緒に練習していた。

でも、同じ練習メニューもあるけど、バラバラな練習メニューもあったから何でかスミスさんに尋ねると


「ベースボールでもポジションによって違う練習をしマースね?

ピッチャーとキャッチャーは同じ練習しまセーン。

それと同じで4人にはそれぞれのポジションがありマース」


と分かりやすく教えてくれた。

スミスさんはアメリカのひとだから言葉こそ怪しいけど、とても分かりやすく教えてくれた。

正直、僕が入っていた野球チームの監督さんよりも教えるのが上手いと思う。

スミスさんの元で僕は武器に霊力を込める練習をする。

最初は愛用のバットに込めようとしたけど、スミスさんに危険だからと没収されて、霊力の扱いをマスターするまでお預けだと言われた。

最初は文句を言ったけど、僕とバットはずっと使ってて馴染んでて相性が良いのが問題なんだって。

スミスさんに言われて手渡された木の棒に力を込めようとしたけど中々上手くいかない。

バットなら簡単に込めれたのに・・・これが相性って事なのかな?

僕は来る日も来る日もスミスさんに渡されたものに力を込める練習をした。

そうして何にでも力を込めれてその量も自在に調節出来るようになった時、スミスさんは僕にバットを返してくれて


「合格デース!これで4人のチームを申請できマース」


と喜んでくれた。

この日、僕たちはマガドキバスターズに入れる資格を得たのだった。

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